学芸みらい社編集部(中の人)

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学芸みらい社編集部(中の人)

学芸みらい社という出版社の編集部アカウントです。 編集部のメンバーそれぞれ、徒然なるままに記事を投稿しています。 どうぞよろしくお願いします^ ^ ▼Instagram https://www.instagram.com/gakugeimirai_nakanohito/

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    教室ツーウェイNEXT 22号:学級経営にICT参入 明るい楽しい教室出現のヒント【052】

    岩下修、坂本良晶、葛原祥太、樋口万太郎など教育界のエースが集結。 1冊で学級経営とICTのイロハがわかる! 一人一台のICT端末が導入されて約3年。授業ではICTの活用が日常的であるが、それを学級経営に落とし込めばどうなるか、子供がICTをどこまで使えるようになったかを「教師も子供も楽しいワザ」というコンセプトで実例を挙げながら検証。 また、学級経営だけでなく学校全体を視野に入れた学校行事や危機管理の問題など「ICTを学級経営で使うワンランク上の活用法」について問題提起した。驚きの活用法満載の新年度号! 編集:向山洋一/谷 和樹/長谷川博之 A5判/ページ数152/高さ21cm ISBN:9784867570524 ------目次より------ ◆◆◆特集◆◆◆ 学級経営にICT参入 ~明るい楽しい教室出現のヒント~  ・学級開きでちょこっとICT ─子供に必ず効くネタ  ・教室デザインとⅠCT活用  ・アナログ派もICT沼にはまる? ─ここまでやれる活用ポイント  ・ICTで学級経営グーンとアップ! 私のお手本・見本はこれ  ・学級経営とICT〜頭いいな!の使い方 ハード・ソフト紹介  ・係活動をめぐるICT活用のブースト  ・学級経営にICT ─黄金の3日間にここまではやろう、ここまでやれる実例紹介  ・学級経営がモロ反映! 学校行事にICT活用モデル  ・担任の危機管理にICT ─記録がないとヤバい事例の記述ヒント  ・24年度はこれに取り組もう ─ベテラン先生のちょっと心配⁉点  ・私のオススメ、この研究授業 〝ここでICT〟大成功事例紹介  ・子供主役の教室経営?への挑戦 ChatGPTを使いこなすワザ  ・2024年度の校内研修テーマを深掘りする ◆ミニ特集 注目の教科書改訂 ─何のサキガケ?この変化
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    マンガでサポート! 他教科コラボのChaChat英語──英語が苦手!?な担任でも創れる小学校外国語活動【商品番号:046】

    さる先生(坂本良晶氏)推薦!! 外国語活動の「キモ」がマンガでわかる。 近年、英語が専門でなくとも外国語(英語)の授業を担当したり英語専科になったりすることが増えており、特に若い先生や地方の学校にその傾向が強い。ネイティブのALTと英語でコミュニケーションを取ることの難しさや、そもそも授業のつくり方がよくわかっていないことから「外国語の授業は難しい」という声が上がっている。そこで、本書では小学校の全教科指導の強みを生かした他教科コラボのChaChat(ちゃちゃっと)英語授業で、その課題を解決。ChaChat英語は、機械翻訳をパートナーとして、小学校教師が他教科と英語を連携して教える時に使える英語や授業プランを、マンガを入れて解説する。英語が得意でない教師でも外国語の苦手意識を克服できるよう、全セクションにマンガを入れて解説をしている。英語専科でなかった著者がつくる、小学校外国語活動に必携の一冊! 著者:成田 潤也 イラスト:ネコ先生 サイズ 四六判並製/ページ数128p/高さ18.2cm ISBN:9784867570494 ------目次より------ ・外国語活動づくりは英語力より授業力がキモ ・ALTの“A”が意味するもの ALTや外部支援員との協働 ・AI活用で自分の「授業づくり力」をブーストせよ! ・他教科コラボの活動づくりの考え方と手順 ・他教科コラボの外国語活動事例紹介 ・特別対談!坂本良晶×成田潤也
    1,980円
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記事一覧

なるか、猛獣の再来?

「戦後日本の驚異的な発展の原因はなにか」など、恐ろしいことを聞く。 ビートたけしの物まねタレントに似た男の子が、 「日本の株式市場でもっともパワフルで魅力的な投…

アタフタ立ち往生!?した「裁縫」の授業

以前、「ジャガイモで食中毒」のことを書きました。 無事に「調理」の学習は終わり、家庭科は裁縫に入ります。 実は僕は多少、自衛隊での経験がありまして、自衛隊で入隊…

対立を差異へ:エニアグラムという人間学

ニューヨークのある病院での出来事──。 一人の幼い女の子、ナンシーが病院に両親に連れてこられる。 彼女は3歳だったが、生後1歳の体重・身長しかなかった。医師が診察…

調理実習で食中毒!?「ジャガイモ」危機

「ジャガイモによる食中毒が発生した、と通知が来ました」 先日、週に1度の5年生家庭科で「ゆでいも(ゆでジャガイモ)」の調理実習を行いました。 その翌週、副校長の…

暴れんぼ将軍―人間の脳

広い駐車場に車を停めて買い物をし、戻った時に、 「あれ、どこに停めたっけ?」 と焦った経験、ありませんか。 40代になると、ひょっとして…と心配になる人も多いのでは…

冷静でニュートラルな心の状態を保つ

学校でも企業でも、ティーチングからコーチングへ、という視点が注目されている。 教育現場では「教える」から「学ぶ」への移行ということも言われている。 フロイトの弟子…

無断外泊10日

・あの子、いまごろどこにいるのかな。 ・無事、屋根の下ですごしているのかしら。 とか、考えていると急に愛おしくなって会いたいなという感情がもりあがって、警視庁に電…

子どもたちに「奢る」100円たこやき

「『100円たこやき公式サポーター 100円プラン』募集開始します!!」 休日の日、Twitterを眺めていたら、こんなツイートが目に入りました。 見ると、以前『算数授業のワ…

ビジョンの命

 先日、所属している中小企業の経営者たちが集う勉強会で、不動産を扱う会社の社長さんから紹介していただき、次の本を読んだ。  ケン・ブランチャード+ジェシー・リン…

東大の試験、手荷物検査と共に

昨日、ポスト・コロナ、珍客が訪ねてきました。 ちょうどいい機会なので、今話題のchatGPT(-4というのも登場してますものね)について聞いてみることにしました。 なにし…

子どもたちからの “エール” 「楽しい授業」って?

9月から受け持った理科の授業。無事すべて「修了」となりました。「終わった!」という安堵と、「この授業で学力はついたのだろうか?」という疑念が入り混じる中、最後の…

学会発表へのエール

「今年7月に、○○派を代表して、学会発表をします。敵地に切り込みます」 先日参加した国語の研究会で、そんな話題が出ました。 国語教育界には、派閥がある…と聞いた…

西郷竹彦先生 國分一太郎先生 カウンターでお寿司の思い出

西郷先生といえば、光村国語教科書の教材選定にかかわった(真偽のほどは?ですが)著名人です。 私の記憶のなかでは、20代の駆け出し時代、原稿をもらいにご自宅に参上し…

「新米」と「ベテラン」分かれ道

前回、「子供が間違った(正確ではない)知識にたどり着いてしまったら」と書きました。 ちょうどその日、校正者の方が来社され、なんのひょうしか「記事」の話になりまし…

斎藤喜博先生の告白/林竹二先生の伝聞

斎藤先生の最晩年の論文に、こういうくだりがありました(記憶に基づく要旨で す)。 ある教育に関することで、大発見をしたと思って発表したけど、他の文献にすでに書か…

著者との出会い=忘れられない?名シーン① 斎藤喜博先生の巻

「昨日は、ありがとうございました。 著者との出会い、斎藤喜博先生や国分一太郎先生の話はとりわけ興味深く 面白かったです」 前の会社で一緒させていただいてた先鋭二…

なるか、猛獣の再来?

「戦後日本の驚異的な発展の原因はなにか」など、恐ろしいことを聞く。
ビートたけしの物まねタレントに似た男の子が、

「日本の株式市場でもっともパワフルで魅力的な投資対象は何か」と聞いてくる。
これが小学校6年生のガキの聞くことか。

「いちいち知るか、このバカヤロウ」と言いたかったが、そうも言えないのでNTTと答えておく。
―イスラエルの小学校での「日本」という「総合学習」で飛び入り授業をされた日

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アタフタ立ち往生!?した「裁縫」の授業

以前、「ジャガイモで食中毒」のことを書きました。
無事に「調理」の学習は終わり、家庭科は裁縫に入ります。

実は僕は多少、自衛隊での経験がありまして、自衛隊で入隊初日にする作業が「名前の縫い付け」なのです。
隊員はみんな、小学校で購入した「裁縫セット」をもってやってきます。
「家庭科の授業をやっててよかった!」と、口をそろえて言い合う数少ない経験です。

そして今回。子供たちに裁縫を教える側に立ち

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対立を差異へ:エニアグラムという人間学

ニューヨークのある病院での出来事──。
一人の幼い女の子、ナンシーが病院に両親に連れてこられる。
彼女は3歳だったが、生後1歳の体重・身長しかなかった。医師が診察をしても、どこにも異常は見当たらないのだが、それから3か月たってもあまり成長しない。

不審に思った医師が看護士に聞いてみると、入院以来、両親が一度も会いに来ていないという。医師が両親に尋ねたところ、若い夫婦は二人とも大学の研究生で、ある

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調理実習で食中毒!?「ジャガイモ」危機

「ジャガイモによる食中毒が発生した、と通知が来ました」

先日、週に1度の5年生家庭科で「ゆでいも(ゆでジャガイモ)」の調理実習を行いました。
その翌週、副校長の先生から冒頭の一言が。背筋が凍ります。

「え、まさか5年生で発生したのですか…?」
「いえ、本校ではありません」

胸をなでおろします。本当に一安心。

「ただ、全国の学校で発生しているそうです。調理実習で使うから、とジャガイモを常温で

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暴れんぼ将軍―人間の脳

広い駐車場に車を停めて買い物をし、戻った時に、
「あれ、どこに停めたっけ?」
と焦った経験、ありませんか。

40代になると、ひょっとして…と心配になる人も多いのではないでしょうか。

ご心配ご無用、「この場所を覚える」という注意を脳に与えていなかっただけで、見るだけでなく注意を向けて初めて脳に格納できるのだそうです。
なお、加齢で記憶は消失しているのではなく、取り出しにくくなっているだけーだとい

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冷静でニュートラルな心の状態を保つ

学校でも企業でも、ティーチングからコーチングへ、という視点が注目されている。
教育現場では「教える」から「学ぶ」への移行ということも言われている。
フロイトの弟子であったジャック・ラカンの精神分析の最大の業績の一つは、精神分析の主体がセラピストではなくクライエントであることを明確にしたことだ、と聞いたことがある。
ティーチングからコーチングへ、さらには「教える」から「学ぶ」への移行というのは、ラカ

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無断外泊10日

・あの子、いまごろどこにいるのかな。
・無事、屋根の下ですごしているのかしら。
とか、考えていると急に愛おしくなって会いたいなという感情がもりあがって、警視庁に電話したら、無事保護されていることがわかりました。

え、人間の話?ではありませんことよ…。
スマホを紛失して10日目、
警察に届けるのが一番と聞き、そういう手続きをしていたせいか、手元に帰ってきました。
が、しかし。

・メールはWi-F

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子どもたちに「奢る」100円たこやき

「『100円たこやき公式サポーター 100円プラン』募集開始します!!」

休日の日、Twitterを眺めていたら、こんなツイートが目に入りました。
見ると、以前『算数授業のワークシート』でご執筆をいただいた川人佑太先生(かわひー先生)の発信。

『算数授業のワークシート』の編集をしているときから、「川人先生の著者紹介、『たこやき屋さん』…!?」と、社内で話題になったこともありました。
つい、かわ

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ビジョンの命

 先日、所属している中小企業の経営者たちが集う勉強会で、不動産を扱う会社の社長さんから紹介していただき、次の本を読んだ。

 ケン・ブランチャード+ジェシー・リン・ストーナー(著)/田辺希久子(訳)『[新版]ザ・ビジョン──やる気を高め、結果を上げる「求心力」のつくり方』(ダイヤモンド社、2020年)

 世界80か国でベストセラーになった本である。
 紹介してくださったその方は十数年前に作った自

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東大の試験、手荷物検査と共に

昨日、ポスト・コロナ、珍客が訪ねてきました。
ちょうどいい機会なので、今話題のchatGPT(-4というのも登場してますものね)について聞いてみることにしました。

なにしろ、chatGPT様に、試しに、
「00先生に、“どういう方向のテーマで原稿依頼をしたら、いい原稿がもらえるでしょうか」
とお伺いしたら、それこそ、エビデンスのある立派なご回答をもらい、思わず先方に、
「chatGPTにお伺いを

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子どもたちからの “エール” 「楽しい授業」って?

9月から受け持った理科の授業。無事すべて「修了」となりました。「終わった!」という安堵と、「この授業で学力はついたのだろうか?」という疑念が入り混じる中、最後の理科の授業の終わりの挨拶。

すると、子どもたちから思わぬサプライズが。
「1年間、ありがとうございました!」

と、お手紙をくれたのです。
少し、紹介させていただきます。

「理科の授業、ありがとうございました!実験が楽しかったです」

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学会発表へのエール

「今年7月に、○○派を代表して、学会発表をします。敵地に切り込みます」

先日参加した国語の研究会で、そんな話題が出ました。
国語教育界には、派閥がある…と聞いたことがありましたが、リアルな話は初めて。
詳しく、お聞きしました。

その先生は、
「全国大学国語教育学会」と「日本国語教育学会」の所属。両学会とも全国的に大きく、日々激しく意見が磨かれているところなのですが、それよりも厳しい「日本言語技

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西郷竹彦先生 國分一太郎先生 カウンターでお寿司の思い出

西郷先生といえば、光村国語教科書の教材選定にかかわった(真偽のほどは?ですが)著名人です。
私の記憶のなかでは、20代の駆け出し時代、原稿をもらいにご自宅に参上し、昼食近くになったら、
「近くの店でご馳走しよう」
と連れていってくれたのが、「カウンターで食べたお寿司」の初体験でした。
いわゆる高級なお寿司など、食べたことなかったので、それはそれは感激したものです。
(今では、私が支払うのが当然の仕

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「新米」と「ベテラン」分かれ道

前回、「子供が間違った(正確ではない)知識にたどり着いてしまったら」と書きました。
ちょうどその日、校正者の方が来社され、なんのひょうしか「記事」の話になりました。

「この文章、教員的だなぁ」
「そもそも、子供が『間違った知識』にたどり着いたら、それは教師の教え方の責任では?子供のせいではないのでは?」

言われてみれば確かに、その通り。
自分自身がなぜこの「思考」になったのか、ふりかえりをして

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斎藤喜博先生の告白/林竹二先生の伝聞

斎藤先生の最晩年の論文に、こういうくだりがありました(記憶に基づく要旨で
す)。

ある教育に関することで、大発見をしたと思って発表したけど、他の文献にすでに書かれていたーというようなこともあります。
先人の文献を当らなかったという問題点はありますが、そもそも、自分が大発見したと思ったことを、すでに先人が発表されていた。
がっかりするのが普通だと思うが、考えてみれば、一人で研究したものなど、そんな

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著者との出会い=忘れられない?名シーン① 斎藤喜博先生の巻

「昨日は、ありがとうございました。
著者との出会い、斎藤喜博先生や国分一太郎先生の話はとりわけ興味深く
面白かったです」

前の会社で一緒させていただいてた先鋭二人と、小社の新人さんの4人で
「フグを食する会」を開催しました。
その御礼メールを読み、そうだ、もう誰も知らないエピソードを秘蔵(笑)していないで、折を見て披露していこうと決意(笑)しました。

斎藤喜博先生の強烈な印象は、編集の大先輩

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