アタフタ立ち往生!?した「裁縫」の授業

以前、「ジャガイモで食中毒」のことを書きました。
無事に「調理」の学習は終わり、家庭科は裁縫に入ります。

実は僕は多少、自衛隊での経験がありまして、自衛隊で入隊初日にする作業が「名前の縫い付け」なのです。
隊員はみんな、小学校で購入した「裁縫セット」をもってやってきます。
「家庭科の授業をやっててよかった!」と、口をそろえて言い合う数少ない経験です。

そして今回。子供たちに裁縫を教える側に立ちました。

裁縫用具の確認から始まり、糸通しや玉結びの学習に入ります。
ところが、針・糸を持ったことがない子供たち。糸を通すことはできても、なかなか「玉結び」ができません。

こんな時は!と思い、『授業の腕を上げる法則』の「細分化の法則」に則り、方法を伝えるのですが、なぜかできないのです。
裁縫の1時間目、ということもありますが、モヤモヤしながら授業を終えました。

帰宅して、母(服飾の専門学校に行っていました)に聞いてみると、

「玉結び?確かに難しいね~。どうしてもできないときは「固結び」でも良いかも」

と。そんなので良いの?と感じましたが、ウェブで画像を見ながら考えると、玉結びは「幾重の固結び」と同じような工程なのです。
また、母の話では「糸が布から抜けなければ良い」とも。

その後、どうしてもできない子供に「固結びと同じだよ」と伝えると、すんなりできるように。教材研究、というと、なんとなく「指導法」に向かいがちですが、そもそもの「根底」を勉強することも必要だなぁと感じました。

(いつも腹ペコS)

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