マガジンのカバー画像

意味の図画と言葉の工作、このふたつで僕は文章をつくる

1,736
図画とはクリエイティブであり、工作とはエンジニアリングである。実用に資する公的に正しい文章は、伝達と行動を企図した徹底的な他者志向から生まれる。 文化人や知識人は世の言葉の乱れ… もっと読む
運営しているクリエイター

2018年4月の記事一覧

学校よりも先に必要なもの。

学校よりも先に必要なもの。

会社とは別に、「学校」をつくるのはどうだろう?

月曜日からだらだら続けてきた「これから」の話、きのうはここで止まっていました。でも、学校のプランを説明する前に、そもそもなんでぼくが「次代のライター育成」なんて大それたことを考えているのか、そこに時間と労力を投じようとしているのか、お話ししておく必要がありそうです。

なぜ「ライターの育成」なのか?長年ビジネス雑誌やビジネス書のライターをやっていた

もっとみる
noteでの声の届かせ方を分析してみた(基本編)

noteでの声の届かせ方を分析してみた(基本編)

まだ色々と試しているし、プラットフォーム側も過渡期で試行錯誤中みたいなので、今後ランキングなりオススメのピックアップなりのやり方はバンバン変わると思う。

でも、noteで色々と書いている人にも承認欲求や射幸心はあるだろうから、やはりスキがついたりフォロワーが増えるのは嬉しいハズ。

僕だって去年登録して今年の3月までは1年で数記事、フォロワー3人とかだった。言い訳だけどSNS運用にさく気力も時間

もっとみる
うさ脳オンナの「書く」もの

うさ脳オンナの「書く」もの

ふわっとした雰囲気の文章が好きだ。“癒しオーラ”が滲み出る、昼下がりの陽だまりのような、北欧ナチュラルインテリアのカフェのような、そんな文章。

ないものねだりとはよくいったもので、わたしには書けないからこそ、憧れるのだろうなあと思う。

わたしの文章を読んでくれている人が、果たしてどのように感じているのかはわからないけれど、わたし自身では、わたしの文章は何とも堅苦しいなあと思っている。

性別で

もっとみる
語彙が3倍になる7つの習慣

語彙が3倍になる7つの習慣

1月頃からtwitterに質問箱を取り付けて、講演先とかで学生のみなさんに紹介をしてみたら結構、みなさん質問してくれて、自分がひとりで考えているとあまり向き合わずに来ていることとかに切り込んでくれることが、自分の鍛錬の意味でもとても気持ちがよいです。140字で返答することも、端的に答える訓練の意味でも非常によいんですが、中にはもう少しちゃんと答えたほうが自分の整理にもなるなあと思うこともあるので、

もっとみる
「書きたい」「書かなきゃ」でも「自分の中には書く価値のあることがない」と心が折れそうなときには。

「書きたい」「書かなきゃ」でも「自分の中には書く価値のあることがない」と心が折れそうなときには。

そんなに気負わなくてもいいんだよ別に。

読んだ端からすぐに役立つ、経験と実績に裏打ちされた情報や知識をわかりやすく伝達するような文章とかじゃなくてもさ、

自分の好きなものやことについて、全力でなりふり構わず書けばいいんだよ。いまどきはみんなそういうのが読みたいんだよ。

っていうアドバイスもまぁ効果的といえば効果的かなぁとも思うのですが、

でも、

たとえば「自分の趣味や好きなもの」ってのを

もっとみる
文章を書くのが苦手な人は「濃縮還元ジュース」のように書こう

文章を書くのが苦手な人は「濃縮還元ジュース」のように書こう

 考えたこと、思ったことをパッと文章にできる人がいます。「あっ、これ書こう!」と思ったら2秒後にはPCに向かって書き始められる。そういう人は15分や30分ほどで一本の記事を書き上げることができます。

 ぼくはそういう芸当ができません。思っていること、考えていることを文章化しようとしてもうまくいかないのです。

 それは、思考がまとまっていなかったり、考えすぎたりするからでしょう。「どう見られるだ

もっとみる
つい読んでしまう文章とは?文章力はインプットとアウトプットの掛け算なのかもしれない説

つい読んでしまう文章とは?文章力はインプットとアウトプットの掛け算なのかもしれない説

昨日の続きで、うまいと思う文章を書く人にある秘訣がなにかを探ってみよう。

まず、僕が思う文章がうまい人をいくつかあげておく。

前提としてこのnoteの運用上で役立つヒントが欲しいので、SNSで発信している人であり、基本的には小説家やエッセイストというよりはもう少し目指しやすく親しみやすさを感じるコピーライターさんなどに狙いを絞っている。

ほぼ日の糸井重里さん

cakes連載のBarBoss

もっとみる
いまは「話すのが得意な人」よりも「書くのが得意な人」が有利な時代かもしれない

いまは「話すのが得意な人」よりも「書くのが得意な人」が有利な時代かもしれない

 ぼくは人前で話すのが苦手です。

 相手がひとりであれば自然体ですらすらと話せますが、大人数になると変に意識しすぎてしまい、うまく言葉が出てきません。相手がひとりであっても有名な人だったり、大事な場面だったりすると、緊張してうまく話せないことは多々あります。

 自明のことですが、話すことは大いなる武器になります。

 人に出会って饒舌に語ることのできる人は、相手を動かすことができます。訪問販売

もっとみる
「広告」がなくなる日。

「広告」がなくなる日。

----------------------------------------------------

※この記事は、2018年に書いたもので、書籍「広告がなくなる日」のきっかけになったものです。本に関してはこちらに書いているので、もしよかったらご覧ください!

「広告がなくなる日」特設サイト

-------------------------------------------------

もっとみる
ですます調とである調との使い分けについて

ですます調とである調との使い分けについて

noteを書き始めて最初にぶつかったのがこの語尾をどうするかの悩みだった。

一般的に素人が文章を書く仕事をすると、編集者さんの赤字チェック以前にこの文体の統一の話をされたりする。語尾をですます調にするか、である調にするかだ。

これ以外にもタメ口調だったり、罵倒調だったり、色々な亜種があるけど、ビジネス媒体の場合はだいたいは上の二種類に集約されると思う。

基本的にはその媒体のポリシーや発信した

もっとみる
デザインの基本日記  「文章の基礎編」

デザインの基本日記 「文章の基礎編」

チラシやプレゼン資料、ポスター、ホームページ等々、文章もデザインする上で取り扱う頻度が高い要素の1つだ

文章は多くの場合、何行かにまたがることになる。その際、行と行の間(行間)の余白を意識すると文章が読みやすくなる。特に行間がなく詰まっていると、行を折り返した際に行頭の文字に目線をあわせにくくなる。文章の長さや、行数を意識し適度な行間を取ることが大切だ。

もし文章の改行位置の調整ができるのであ

もっとみる

良いプログラマーは実はコミュ力が高すぎて、逆にコミュ力が低く見える説

最近「文系出身なのですが、プログラマーになれますか?」みたいなことを聞かれるのと、飲み会の席で、「numanomanu さんって、プログラマの割にコミュ力高いよね」って謎に言われたりするけど、そもそもプログラミングとコミュ力ってどういう関係があるのかなーと思ったので、自分なりにプログラマーのコミュ力に関して考察してみた。

世間一般の印象と、国語力とプログラミング力の関係世間一般的に、出来るプログ

もっとみる