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瞳に勇気、背中に未来 ―やがて冒険の世界に巣立つ君へ―

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おとなはかつて子どもだった。 しかし、そのことをおぼえているおとなは少ないものだ。  ――サン=テグジュペリ『星の王子さま』 ◆すべての少年少女は、やがて大人となり、社会の構成…
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2018年5月の記事一覧

外の世界へ踏み出すことの必要性を、科学的に説明しよう

外の世界へ踏み出すことの必要性を、科学的に説明しよう

「セカンドキャリアのために、ビジネスを学んでいるんですか?」と よく聞かれる。

このご時世に。

既存の枠組みを横断するような仕事が生まれ、その中間に立つ人が現れ、あるいは ◯◯(職業名)2.0のようにアップデートされた形を創り出そうとする行為は 大衆のものになった。

「他分野からの学び」は「必要」ということで定説になり、もはやカオス(混沌)と言って差し支えないくらいに、世間では日々 無限通り

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“描きたい”って言う人ほど描かない

“描きたい”って言う人ほど描かない

「絵、描きたいんですよね~」

「小説、書きたいんですよね~」

「マンガ、描きたいんですよね~」

「ゲーム、作りたいんですよね~」

「動画配信、やりたいんですよね~」

これらを口にする人はまず“やりません”。

描かないし、書かないし、作らないし、配信もしない。

なんにもやらない人です。

私の周りにもたくさんいますよ、こう言う人。

で、見ててもまずやらないですね。

なんなら「○○し

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「社会適応能力」って、なんだろう。

「社会適応能力」って、なんだろう。

「私には“社会適応能力”がないから、
会社で働けない」

よく、友達や知人と「働き方」や「生き方」の話をするのだけど、その中でこういうことを言う人が、時たまいる。

そんな彼女たちの話をよくよく聞いてみると、

「満員電車に乗りたくない」

「毎朝早起きして
規定の時間に出勤するのが嫌」

「残業してまで
(あるいは身体を壊してまで)
仕事をしたくない」

「上司やクライアントから
理不尽なことを

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「やりたいこと」の多くは、「やりたい」と思わされている

「やりたいこと」の多くは、「やりたい」と思わされている

 私たちは「自分のやりたいこと」をはっきりさせ、それに向かって突き進むことをよしとする社会に生きています。それが大変に素晴らしいことと思うのですが、「やりたいこと奨励社会の難しさ」は、そんなに簡単にやりたいことが見つからないということに尽きるでしょう。

 それには色んな理由があると思いますが、私がここであげたいのは、「選択肢がたくさんあるから」でも、「みんな失敗を恐れるから」でもありません。

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希望がない国:日本 探してみたけど「そこそこの人生」なんてどこにも無かった件『僕たちがやりました』

希望がない国:日本 探してみたけど「そこそこの人生」なんてどこにも無かった件『僕たちがやりました』

あなたは「そこそこの人生が生きられればいい」と思ったことがあるだろうか。現代の若者たちにアンケートを取ると、必ずといっていいほど、日本の若者たちが自分たちの将来に「悲観的」に生きているということがわかる。

例えば、内閣府が行った、「平成25年度 我が国と諸外国の若者の意識に関する調査」では、調査に参加した各国に比べて日本の若者たちの将来に対する「希望」が著しく低いことが示されている。

平成25

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”好き”より”楽しい”が力になる

”好き”より”楽しい”が力になる

今回はこのツイートをきっかけです。

よく「好きなことをしよう」という言葉があります。

これ、とてもむずかしいと思っていて、好きなことってなんだろうと言われると僕も悩んでしまいます。

そもそも好きってどういうことかというと

”対象” ← 好き ← ”自分”という構造になります。

好きのためには、まず好きになる対象が必要です。

好きという言葉は対象と組み合わせてこんなフレーズになります。

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「未経験でデザイナーになれますか」に一言で答えられない理由

「未経験でデザイナーになれますか」に一言で答えられない理由

匿名で質問が送れる「マシュマロ」で、「どうやったらデザイナーになれますか」「異業種から未経験でデザイナーになれますが」という質問をいただくことがあります。これは本当に一概には言えないので、書いてみました。
※ここでいう「未経験」とは、「実務経験がない」という意味です。学校で作った課題、趣味で作ったポートフォリオを持っている場合も「未経験」とします。

どうやったデザイナーになれる?デザインができた

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