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【情報革命と姿勢の哲学】

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文明のパラダイムシフトと、それを迎え撃つ姿勢の哲学を論ずる。
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2021年7月の記事一覧

2-07-12【[文脈を繋げる者]vs[本質を混ぜる者]は世界の観え方が違う】

2-07-12【[文脈を繋げる者]vs[本質を混ぜる者]は世界の観え方が違う】

『客体空間:短期記憶⇄《意識現象》⇄主体空間:長期記憶』
意識は『客体⇄主体』を一致させたがるだけだ・・・というお話の続き。
「短期記憶が長期記憶にイメージを描く」つまり『理解』にも、
「点を摂取するだけ」と「点を位置づけ線を繋ぐ」
との特徴差があり、人はその理解力を表に出す・・・というお話の続き。

2-07-11のつづき
→本著の概要と目次

■内面化のレトリック■
「愛が大事だ」
が『主体律

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2-07-11【意識高い系とダニング・クルーガー効果】

2-07-11【意識高い系とダニング・クルーガー効果】

「これから営業行くからコミュ力を高めろ」申す上司と、「理解した!コミュ力100倍!ぬぉぉおお〜!!」とやる部下の2人に、コミュ力は無い。
本質を投げ合い理解を加速させると状況が茶番化する現象がある・・・

2-07-10のつづき
→本著の概要と目次

■意識的に理解すると理解を止める■
人の意識は2つのアルゴリズムが動的平衡している間で発生する。
『客体空間:短期記憶⇄《意識現象》⇄主体空間:長期

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2-07-10【意識とは何か?の解説】

2-07-10【意識とは何か?の解説】

2-07-9のつづき
→本著の概要と目次

■意識現象とは何か?■
『客体律:短期記憶⇄《意識現象》⇄主体律:長期記憶』
本著の提唱する四律モデルでシステム思考的に「意識とは何か?」を論ずると、この一行のシンプルな構図になる。異質な秩序空間が並び、情報を補完し合い、常に動的平衡しながら両者は一致したがっている。行為と心理、短期記憶と長期記憶、この両空間が整合したがり、時間的刹那に『意識現象』が発生

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2-07-9【キャラチェンジの美学】

2-07-9【キャラチェンジの美学】

人間は、内に2つの異なる秩序空間を宿している。
『客体律⇄主体律』
「身体と精神」「短期記憶と長期記憶」「実存と本質」「行為と観念」「経験と理性」「ふるまいと感情」「倫理と道徳」・・・両者を並べ、整合せしめて「自分らしく生きる」が可能になる。時間的に申せば『動的平衡』である。そこには上手い?下手?がある・・・

2-07-8のつづき
→本著の概要と目次

■行為が心を形成する■
「実存は本質に先立

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2-07-8【姿勢のスイッチングで個性や知性が発揮される】

2-07-8【姿勢のスイッチングで個性や知性が発揮される】

人には『受動』と『能動』2つの姿勢モードがある。
①受動『→客体律→主体律』
 客観的に自分を変える。
②能動『←客体律←主体律』
 主観的に世界を変える。
これは一方に偏ると上手くない。スイッチングが高速に切り替えできて上手くなる。

2-07-7のつづき
→本著の概要と目次

■個性を活かす仕事とは?■
異なる概念を上手く衝突させれば、新たな概念が創造される。人間関係において「私とあなたは違う

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