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新世界

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発想の転換 対象への敬意 試行の幅と奥行
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#コンサルティング

“親化”する偉い人

“親化”する偉い人

column vol.1222

例えば、業界の「偉い人」と聞くと、どのようなイメージが頭に浮かびますでしょうか?

恐らくきっと「牛耳っている人」「権力者」など、怖いイメージを持たれる方もいらっしゃるのではないでしょうか…?

刃向かったら・・・、…みたいな、そんなイメージです…

でも、考えてみると本来「偉い」はそういう意味ではない。

実際、辞書で調べると

といった意味で、怖い人ではなさそ

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“提供しない”顧客体験

“提供しない”顧客体験

vol.103

SNSで定期的に上がってくる話題なので、ご存じの方も多いとは思いますが、アリ派、ナシ派の論争は今も続いております…😅

これについて、2009年から2022年まで社長を務めた堀埜一成さんがどのように捉えているかを語った記事が非常に深いと思ったので、ぜひ共有させていただきます。

〈東洋経済オンライン / 2024年6月4日〉

なるほど、なるほど、確かに仰る通りです。

まず、

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「休み方」改革へ

「休み方」改革へ

column vol.1220

「quiet vacationing」という言葉をご存知でしょうか?

アメリカのミレニアル世代の間で「静かな休暇」が広がっているようです。

〈BUSINESS INSIDER JAPAN / 2024年5月28日〉

と思った方、正解です!

ちょっと前に話題になった「Quiet Quitting(静かな退職)」の仲間です(笑)

最近、「休み」についての概念

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「不確実性」は未来への希望

「不確実性」は未来への希望

column vol.1219

突然ですが、質問です〜

ご自身の未来について「予想通りの人生」の方が良いですか?

それとも「予想外の人生」の方が良いですか?

つまり、「確実性」と「不確実性」、どちらを求めているかということです。

「不確実性」はワクワクの種恐らく、良いか悪いかは置いておいて「確実性(予想できている)」の方が安心なのではないでしょうか?

働く世代でいえば、多くの方が老後ま

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「不完全」が愛される時代

「不完全」が愛される時代

column vol.1217

アップルの年次開発者会議、WWDC24の開催が来週に迫る中、どんな「AI搭載iPhone」が登場するかに注目が集まっています。

AIスマホといえば以前、サムソンの「Galaxy S24 Ultra」シリーズについてご紹介させていただきましたが

AIの力によって、スマホはますます進化しようとしています。

一方で、アメリカでは「Dumb Phone(アホ携帯)」

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ミジンコのように生きる

ミジンコのように生きる

vol.102

人生、良い時もあれば、悪い時もある。

…ただ…、ともすれば、良い時も「悪くなったらどうしょう…?」と不安になり、うっかりするとずっと心配になってしまうこともあるわけです…😅

それほど、悪い時への恐れというものが心の底にある…

一方、長く人生を歩んでいると、悪い時は焦って、もがいても大抵は上手くはいかないと気づいてきます…

そういう時は、短期的な挽回を諦めて、長い目でじっ

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2024年のヒット

2024年のヒット

column vol.1216

日経MJの2024年上期(1月〜6月)のヒット商品番付が発表されましたね。

なるほど、なるほど〜

東の横綱は「新NISA」ですか。

確かに、私の周りでも投資を始めた人が非常に増えました。

そして、西の横綱が「円バウンド」。

こちらは、歴史的円安の恩恵を受けたインバウンド消費を指します。

〜ということで、本日は両横綱にまつわる話と、個人的に注目したヒット

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起業は72時間以内に実行せよ

起業は72時間以内に実行せよ

column vol.1215

学生ベンチャーが増えているようです。

〈AERA.dot / 2024年6月2日〉

2001年に経済産業省が「大学発ベンチャー1000社計画」を掲げてから20年以上経ちましたが、その数は順調に推移しています。

同省によると、23年度の大学発ベンチャーの数は4288社にものぼるのです。

もちろん、そのほとんどが教授の皆さんが研究成果を元に立ち上げた企業なので

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「真似」からのマネタイズ

「真似」からのマネタイズ

column vol.1214

ビジネスの現場でよく聞く言葉ですが、確かに「囚われる」ことはリスクですが、「学ぶ」ことは大切でしょう。

起業や新規事業など、新しいことにチャレンジする際、誰もが意識するのがブルーオーシャンです。

ブルーオーシャンとは、従来存在しなかった全く新しい市場。

そこを生み出す(見つける)ことで、優位に立とうとする考えです。

その逆はレッドオーシャン。

競争が激し

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1億総“投げ銭”社会へ

1億総“投げ銭”社会へ

vol.101

今朝、noteにアクセスすると嬉しいお知らせが😊

note仲間であり、リアル仲間でもあるちびこさんが【5月のふりかえり - noteのリレー投稿がたくさんのスキを導いてくれました!】という記事で、私の【そこに “やりたい” はあるのか?】という記事をご紹介してくださっていたのです〜

…でも、あれ待てよ…?

…この記事、前もご紹介していただいていなかったっけ…?

と思い、

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新発想の「健康」アイテム

新発想の「健康」アイテム

column vol.1213

最近、社会全体としてますます「健康」についての意識が高まっていると感じるのですが、テクノロジーの進化によって、日常が大きく変わろうとしています。

特に今、気になっているのが「キリンのスプーン」です。

メディアで結構取り上げられているので、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、改めて本日取り上げさせていただきます。

そして、こちらの事例を皮切りに、新発想の健康

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「口癖」とは「人柄」である

「口癖」とは「人柄」である

vol.100

当社では、毎週火曜日の朝に「イマジナス」という時流分析会議を行っているのですが、その中でちょっと盛り上がった話があります。

それが「口癖」です。

これは、「I am」というメディアの【口癖が自分のキャリアを作る? 無意識の口癖には価値観が現れる。特にダメ出しの時……】という記事がもとになっております。

〈I am / 2024年5月20日〉

長崎大学准教授でスピーチコンサ

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私は、誰かのおかげ

私は、誰かのおかげ

column vol.1212

先日、ある尊敬する方から「人の上に立たせていただいている人は諸法無我の精神が大切」ということを教えてもらいました。

諸法無我とは、全ての存在や事象は独立した永続的な自我を持たないという意味。

つまり、私という存在は様々な関係や要因、条件、恩恵などから成り立っているということです。

この話を聞いて、以前、当社の勉強会に登壇いただいた薄井シンシアさんも同じような

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「快適」な体験価値を目指して

「快適」な体験価値を目指して

column vol.1211

顧客のファン化には素晴らしい「体験価値」が必要ですが、それは派手なことばかりではなく、小さな改善の積み重ねも重要です。

そこで、本日は地道に体験価値向上に努められている事例をご紹介したいと思います。

ぜひ最後までお付き合いくださいませ。

全てはブランドコンセプトに帰結する今回のテーマについて、ドンピシャな好事例がホテルメッツです。

同社では、3つの「地道す

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