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エッセイ集『LOVE notes』

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心音(ここね)の【エッセイ】や【日記】をまとめたマガジンです✨
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2021年1月の記事一覧

出逢いが織りなすハーモニー

出逢いが織りなすハーモニー

たとえば「あなたが好きだ。」と言われたとする。

わたしは、その言葉をそのまま鵜呑みにはしない。

その言葉が纏うエネルギーをただ感じる。

すると時々、嘘だな、と思うことがある。

そんな時は、そんな嘘つかなくても、本当のこと言ってくれたらいいのに、と思う。

わたしは、昔から、耳障りのいい言葉よりも、とてつもなく本当の音を求めている。

本当の音、本物の音、それは、本音だ。

本当は言いたいけ

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Pleasure of Life -いのちの悦び-

Pleasure of Life -いのちの悦び-

神さまなら たぶんね そんなに多くのこと
求めちゃいないよ
欲望から自由になれない 僕は手あたりしだい
不幸せ生んじゃう

誰かにけしかけられてばかりいて
ひとりじゃ迷子のようにうろたえる
立ち止まって 考えろよ
本当に欲しいものは何だろう?

ゆるぎないものひとつ抱きしめたいよ
誰にもそれが見えないとしても
まっすぐ優しく生きてゆきましょう
光のように闇を突きぬけて

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森の中の記憶

森の中の記憶

母が妹を出産する頃、しばらくの間、山奥の祖父母の家で暮らしていた。

少し小高い崖の上のような所にあったその家は、窓を開けるとすぐに山肌で、ありのままの自然に囲まれていた。

毎朝、川を挟んだ向かいの家の鶏の鳴き声で目が覚める。

台所がある土間のひんやりとした空気。

ハエ取りテープの粘着面が剥き出しのままぶらさがった、頼りなさげなランプ。

忙しなく食事の用意をする、祖母の後ろ姿。

漂う田舎

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波が教えてくれたこと

波が教えてくれたこと

2013年11月に
初めて宮古島を訪れました。

滞在3日目のこと、
その日はかなり海が荒れていました。

波にのまれないようにしなきゃなぁと      少し不安を感じながら
海の中に入っていった矢先、
強い波がドーン!と押し寄せてきて
思わずその波に抵抗し、足を踏ん張ったわたしは
砂浜に勢いよく叩きつけられてしまいました。

手のひらには小石が食い込み、
強い痛みを感じました。
と同時に、目が醒

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清く楽しく美しいレイアウト講座

清く楽しく美しいレイアウト講座

0.まえがき

これは今から10年前、当時大阪・梅田のファッションビルでデザイナーズブランドの洋服を展開するショップの店長をしていた時に、売れる売り場作りの基礎として、独自の感覚でスタッフのために書いたものです。でも本当は、仕事とは関係なく、ただ自分自身の望む在り方、生き方のために書いてたんだな〜と今更ながらに気付きました。noteを始めてから、10年前に記したものがなぜか次々と蘇ることが増えた最

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あの人が死んだら

あの人が死んだら

一部センシティブな内容が含まれます。あくまで個人的な内側の感覚に基づいた表現であり、実態は想像もしくは幻想ですが、体調と相談の上、自己責任でお読みいただけると幸いです。

もし今あの人が死んだら、わたしのせいかもしれないと思った瞬間、心臓が痛くて、苦しくて、生きた心地がしなかった。

どうしよう、どうしよう、どうしよう。

ひどいことを言ってしまったかもしれない。

そんなことがとりとめなく、グル

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100文字の言葉より

100文字の言葉より

わたしはよく夢を見る。

だいたい寝る前に観た動画や読んだ文章から受けたエネルギーがそのまま夢に出てきて、夢の中で消化しているような感覚だ。言葉にならない思考の延長で、そういう日はあまり眠れた気がしない。

先日は、ある友人が夢の中に出てきた。それが誕生日の三日前で、しばらく音沙汰のなかった友人の唐突な登場のインパクトは大きく、なんかあるなと言う気がした。

わたしは、世の中に情報として出ている自

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世界でいちばん大切なわたし

世界でいちばん大切なわたし

2021年1月11日は、わたしの誕生日でした。

特にどこに出かけるでもなく、いつも通りの1日を過ごしました。

夫がダリアを買ってきてくれました。一目惚れでこれに決めたそうです。たまたま偶然なのか、このフューシャピンクはわたしのいちばん好きな色です。

結婚式のブーケも作ってくれて、開業のときの荷物運びも手伝ってくれた、いつもお世話になっているお花屋さんに置いてある花は、この街に数多あるどの花屋

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