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オルゴール

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不思議 素敵 の 音がする 小箱
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ずっと風の中みたいな音だった。

昼に起きて、パンを食べて、映画を見ている。少しギターを弾いた。音楽も聞いた。

見たい映画をチェックして、夜にでも見ようと思う。

今夜は友人と会う。ご飯を食べて帰ってくるだけだから多分夜まで元気だ。

拙くても自分の美学がある人はいいな。価値観や拘りを持っている人に憧れるし、自分もそうありたいと思う。

それで何ができるわけじゃないけど、何もできないわけじゃないだろう。

今日は雨が降っていた。

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PLUTO

PLUTO

冥王星は変化や変容とか

やり直す力や生まれ変わる力がある

破壊と創造

かなりの勇気や覚悟がいる

でも必ず自分の魂がさらに進化するために起こる

「秘密」

「秘密」

ぼくはしりたい
なんでもしっているから

書きかけの絵画の意味と
壊れてしまった関係を繋ぐ糸を

ぼくはしってないから
傘に隠れている秘密を

息を潜めた海底
泡の中で揺れる月

薄羽蜉蝣の記憶

薄羽蜉蝣の記憶

血小板の夕餡が融解して
試験管に浸る糖は、致死量を超えて夜を忌避する。
心のシャッターに幽かに刻まれる爪痕
掻き毟るような死への欲動は、
浴槽に投げ込まれた造花が魅せる快楽と夢
呼吸を審判する水の中には
錆びることのないナイフが揺らいで__
彼方の警告音
泡沫に眠る雲に簪させば
不穏なる空はそっと刃先を奔らせる
不協和音の交響曲と鴉の断末魔
悲劇は足音もなく……
あまりにも澄んだ化学式を伴って、此

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「夜空」

「夜空」

根底を極めた演者
光を反射する種

格子状の天井
アゼット模様の目

かけられた十字に死者
煤けた窓から青空

遊泳する車
赤子がそっと微笑む

NEPTUNE

NEPTUNE

海王星は直感とかイメージ、インスピレーション、イマジネーションなど

とても大切な意味がある

思い立ったら即行動とか

何か思ってたらやってみるなど

形にしちゃうのが大事ですね

チャレンジを楽しみましょう!

黄昏の蒼に轢かるる夕陽の眼零れたミルクすくわれぬまま

黄昏の蒼に轢かるる夕陽の眼零れたミルクすくわれぬまま

左目に映る硝子世界に二重瞼は脆くも崩れ
右の君のステンドグラスとノスタルジアは
空白に17:09の水彩画を染みこませて
「誰か」を望む奇数番地の住宅街
転がる三輪車、錆びついたシャベル
子供の悲鳴はいつも悪意に浸されているきがして
私の唇から夕闇色の血が滲む
嗚咽すらなく、永遠に開かない鍵に爪痕を遺すのは
あの日を繰り返す少女の記憶だったから――
暗い影が這い回る共同墓地
心臓を象る甘味料とプラス

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詩 「問い」

詩 「問い」

神の権威か

自由意志か

死をえらび、死んでいった

“空が落ちてくる”

“空が落ちてくる”

空が落ちてくる
雲を支えきれず
オレは知ってる
その重さよりも
その高度よりも
むしろ苦い嘆き
ザラついて鈍色
空は耐えきれず
今にも落ちそう
色を失い真っ青
海 蒼茫 自由
庭になった南天
鉱石の王びい玉
熱すぎならぁ麺
懐かしいアイス
火を灯せよって
オレに言ってた
看板は意味ない
オレは侵入して
寝そべる 砂利
小石だらけの浜
流木をまくらに
あの夏の入道雲
大袈裟でお節介
激しく泣く太陽

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月の糸  三羽さんの”色”企画

月の糸  三羽さんの”色”企画

月の糸   【474字】

ふと石鹸の匂いがして明かりの落ちた家に目をやると、小窓が開いていた。
白濁した匂いを吐き出しては冷えていくその暗い窓の向こうは私とは別世界。そこから漂う匂いを何と名付けよう、そんなつまらないことを考えた自分を笑って見上げた空には、金色の月が静かに東に向いて流れていた。
たぶん私は口を半開きにして、呆けた顔をしていただろう。
そこにシュルルと金色の糸が降りてきた。風のない

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夜の詩人 (Joseph Brodsky)

 闇に長い影を紛らせ詩人はさまよう

 聞き分けのない歌に背を向け詩人はさまよう

 夜の雨……
 それでもすがりつこうとする歌を濡らし……

 傘もなく闇に長い影を紛らせ詩人はさまよう

 泣き濡れた歌を振り払い詩人はさまよう

 雨はますますつらく……
 泣き腫らした歌の横顔に弾き叩きつけ……

 ウォッカ二本とジョン・ダンの詩集一冊、使い古しのタイプライターを入れたトランクを下げ詩人はさまよ

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詩 「motion」

詩 「motion」

木漏れ日の中

歩みをすすめた

シャッターを切るように

交差する光と影