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手記

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日常そのもの
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#本

3月の目処と夜の歩み

3月の目処と夜の歩み

何事も手につかない時期のトンネルの前にいることを自覚しながら、折り返してトンネルから離れるにはどうすればいいかを無闇に考え続けてみる。

まだ3月になって5日だ。今月にやりたいことを羅列して整理しよう。

noteをメモ帳代わりに使っている。何かと便利。



・エヴァ見る。(最優先事項)
・色彩検定の勉強を始める。
・最低3冊本を読む。
・文字を手で書く。アナログ上で記録を残す。
・誕生日前後

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春3割冬7割の風が吹いて

春3割冬7割の風が吹いて

本屋をゆっくり回り、気になる度に手に取り中身を確認して、「なんか違うな〜」と首を傾げて元のあったところに返す。想定外の出会いを期待して毎回本屋に行くけれど、本日は前からほしかった本だけを買った。

本屋を後にして、その足のままカフェに向かう。新作の春仕様のドリンクを一つ注文しようとすると、レジを担当のスタッフが喉を枯らしていた。
ガラガラ声のまま接客されて、心配が上回って注文どころじゃなくなって、

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本を近づけるトレーニング

本を読むにしても、頭を一点だけに集中させて、他の物事を考えないようにすることができない今の段階では、物語は読む気になれなかった。

空っぽにして何も心をひきづるものがないときに読みたいと思って購入した本があって、楽しい思い出も読むだけの体力の消費も未来の自分に託した。いまだに机の隅で縦積みにしていて、タイトルだけがこちらを向いている。

読みたくても読む気になれない。そもそも本を手に抱えるまでがで

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本のビニールを勝手に外された

本のビニールを勝手に外された

本を買うとき、カバーはかけますか?

カバーをかける意味って、私の場合大きく分けて二つあります。

1一つ目は中身が外から見られないようにするため。

恥ずかしい内容の書籍ではなくても、堂々と街中で読むには後ろめたさが残ります。

電車内とか、カフェでホッと一息して本を読みたくなったときとか、他人の目を気にしていては、内容に集中できません。

外で読む予定の本はカバーをかけてもらいます。

普段か

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横書き世界と縦書き意識

横書き世界と縦書き意識

横書きの文字の並びに目を添わせる。
慣れのせいで違和感を覚えることはいつの間になくなった。縦に並んだ文字を髄まで馴染ませようと日々の生活に当てがってみてはいるが、何もかもが横に流されてしまう。横に矯正するほかなくなり、半ベソかきながら横向きにさせられているものもいる。

いつの日からか横書きが優勢になり、天下を取り、今でもその覇権を譲らずに確固たる地位を築いている。

視覚情報は横への統一に向かっ

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逃げちゃダメだ。だから...

逃げちゃダメだ。だから...

文章を書くようになるにつれて、自分が使う語彙の範囲がよく見えてくるし、新鮮味がどうもなくなっていたような気がしてきたので、もっと日本語を深く掘りたいとここ最近思っていたところでした。

持っている手札を使いまわしながら、立ち回りを工夫するなどして、あの手この手で言葉を繰り出してきた。カードゲームでは自分の持っているカードの範囲で戦術を考えるように、先人の例に目を通すなどして、戦術を何個か試しながら

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怠惰と気休め

怠惰と気休め

外に出る機会が激減した20AWは大した買い物をせずに今日までを迎えています。ここ最近の出費の大部分は書籍代に費やされています。買ったはいいものの積読が溜まる一方なのは変わりません。

というのも、デッドラインが見えて危機感を目の当たりにしないとどうにも力が入らないということで、数個のやるべきタスクを後回しにしながら、今を棒に振っています。「やらなきゃな〜」とぼんやり思いながら、布団に横になりっぱな

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優しさの種類 ~「天才の根源」を読んで~

優しさの種類 ~「天才の根源」を読んで~

夢や目標なんて、一生持つつもりはない。

昨日書いた”今年の目標を考える”でも登場した、東海オンエアのリーダーてつやの著書「天才の根源」を振り返る。

東海オンエアは、愛知県岡崎市を拠点としてYouTubeで活動しているグループ。2013年から動画投稿を開始して、昔からスタンスが変わらず、ずっと面白そうな動画を上げている。

おすすめのシリーズ置いておきます。

24時間いつもふざけているように見

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阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らしと「お言葉」

阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らしと「お言葉」

ここ最近テレビを見ていると感じること。
強い当たりで一発に力を込める笑いよりも、空気を自分のものにして気づかぬうちにその世界に引き込まれるタイプの笑いが好きだということ。

その中でも特に、阿佐ヶ谷姉妹のおっとりとした雰囲気と、否定しないツッコミ、むしろ優しさでカバーして相手の行動も引き立てながら場を明るくさせる存在感、好きだなぁと感じる事が多くなった。

阿佐ヶ谷姉妹(あさがやしまい)は、渡辺江

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反骨心大全

反骨心大全

日付が変わる前に書き終えたいという謎のこだわりによって、20分ほどでなんとなくのモヤモヤの所在地を突き止め、文字通り書き殴った。ビジネスと自己啓発に対する稚拙な文句が並べられている。

再度編集して文量を増やすことも、できるといえばできるが、付け加える形にする。

何をそこまで毛嫌いしていたのかというと、最適化を目指す、と掲げている思想に対してであって、私は賛同できないから、ここまで嫌悪感を抱いて

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ガタガタ、トゲトゲ、ゴロゴロ。

ガタガタ、トゲトゲ、ゴロゴロ。

素の自分が出てからが勝負だ。取り繕うことに夢中の世の中で、いかに自分らしくいられるか、という題材での議論は激化に激化を重ね、出版業界も慌ただしい。

ビジネス本、自己啓発本を中心に、「自分らしく生きるため」「後悔しない生き方」「今のままで本当に大丈夫?」など、似たり寄ったりなタイトルやサブタイトルをつけて、目に止まらせてやるための大字がプリントされている。

いつものように、本屋に訪れ、ゆっくりゆ

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夜明けのすべて、読みました〜。

夜明けのすべて、読みました〜。

1週間前に本屋に立ち寄った際に、タイトルに呼び寄せられていると勝手に思い込んで購入した「夜明けのすべて」という本が、今一番心がうずうずしているのを感じて、積読の順番を乗り越えて真っ先に読むことにした。

本屋でこの本を購入するまでの経緯は以前書いたのでご参考までに。

夜明けという言葉と成り立つ環境、加えて頻繁に比喩として使用されるポジションとしても個人的に思い入れがある。そんなことを書いた。

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各駅停車にわざわざ乗り込む。

用事があって電車を乗り継いで目的地に向かう。
長い電車の旅のメリットといえば、車体の心地良い揺れを感じながらの読書が捗ることが挙げられる。あと仮眠を取るのに向いてる。

電車に乗りながらずっとスマホを見ているのは何だかもったいない気分になる。急用でもない限りはスマホを近づけたくない。

いつでもできるゲームで時間を潰したりはしたくない。SNSで妙に引っかかる単語を調べながら自分の語彙を伸ばそうと意

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夜明けには出発しよう。

夜明けには出発しよう。

眠い目を擦りながら、外出用の洋服に風変わりして、自転車を走らせる。
下り坂で風を切る。冬仕様の冷ややかな空気を横切って、足をペダルから外して風の抵抗を感じる。

缶詰め状態から抜け出すために、ショッピングモールの端に位置するカフェに避難する。

予め本屋を事細かに視察してから、万全の態勢でカフェに降り立つ。

本屋を三周した結果、購入に至った本は二冊。

「夜明けのすべて」と、「ゲームボーイアドバ

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