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【東京の茂み100選】4:愛の遺構へ/和田倉門界隈(千代田区)
丸の内での庶民のふるまいクリスマスシーズンの訪れと共に爆裂に混み合う、都内有数の《イルミネーションスポット》丸の内。年始も過ぎてだいぶ落ち着きを取り戻したが、未だ金曜の夜や週末にはカップルや若者が押し寄せる。
(高級)アパレルや(高級)飲食店が並ぶ「仲通り」で購買欲と食欲を優雅に満たしてなお満ち足りないのは私が庶民だからである。ワインはもういい。お茶割り(缶)がいい。だがもう11時近く、神田や有
【東京の茂み100選】3:駅前有閑の正体/飯田橋RAMLA外構(新宿区)
「飯田橋RAMLA」とは外堀通り・大久保通り・目白通り。3本の主要幹線が交わる飯田橋交差点。「東京通り名マップ」を見ているが、この規模の通りが交わる場所は他にない。首都高5号線が脇を掠め、神田川と皇居外堀が合流するダイナミックなインフラ空間だ。
この交差点で外堀通りに面して建つのが1984年開業の駅直結CS「RAMLA(ラムラ)」。複合施設「飯田橋セントラルプラザ」(店舗+オフィス+住宅)の一部
【東京の茂み100選】2:欲望都市型ホラーの佇まい/神田児童公園(千代田区)
サラリーマン=オフィス+神田、 という説都内屈指の猥雑界隈、JR神田駅前。
東京駅のひと駅隣にあって大手町・丸の内とは全く異なる文化圏を形成し、焼鳥・焼肉、カレー、女まで、男の欲望を一通り満足させる街である。
街を歩いていて感じるのは、この「神田」とは「社会的役割としてのサラリーマンが男だけのものだった時代の残滓」とでも言うべき空間ではないか、ということだ。
蛍光灯が整然と並ぶオフィスでの「業務
【東京の茂み100選】1:もう別れるしかない二人/初音森児童遊園(中央区)
インフラ結節点の傍ら、静謐な"茂み"
東日本橋と両国をつなぐ「両国橋」。
神田川と墨田川の合流点であるとともに、靖国通り・江戸通り・旧日光街道の3つの通りがすれ違う「水陸交通の要所」の様相を呈する。
浅草橋や人形町など、夜遅くまで営業されている居酒屋街にも近い。
このリバー・サイドにあるマッシブなふたつの雑居ビル。その谷間にたたずむ『初音森児童遊園』が今回の "茂み" である。
向こうを流れ
リモートワーク革命の本質は、「Where」というより「Who」じゃない?という話
転職し、即リモート化した職場に投入された私が、1年半の新生活(「新」型コロナ「生活」の略)で感じたことを、忘れる前に書いとこうという企画
必ずしも「場所(だけ)の問題」ではないと思う、リモートワークについて建築系の会社の事務職サラリーマンをやってるのですが、勤め先では〈在宅ベース+ノーコアフレックス〉が導入されています。世間的にはもう珍しくもなんともないけど、私が身を置いてる業界(建設業)的には
Spotifyで聴くライブ盤①「ナイト・クラブの奥村チヨ」が描き出す70年万博の夏
Spotify × note のキャンペーン【#スキな3曲を熱く語る】にエントリさせていただきました。それにあたり、一部加筆修正を行っています。
概要:ライブ盤とSpotifyと奇書と…本エントリで紹介する私が愛してやまない3曲+α は、奥村チヨ(1947〜)という歌手が1970年にリリースした「ナイト・クラブの奥村チヨ」(1970)というアルバムから厳選した楽曲です。
こちらのアルバムは、公
バトルフィールドでの生存戦略──「コカ・コーラ エナジー」評(後編)
■前編はこちら■バトルフィールドに生きるものどもとは?
早速。まずは、「コカ・コーラ エナジー」の「エナジー」とはなんぞやと。そこから考えていきたいと思います。
結論から申し上げると、エナジードリンク界隈とは、IT業界の如きベンチャー企業が日々札束でボコボコに殴り合い続けるバトルフィールドです。
特に、日本国内での認知度の2強である「レッドブル」(2006年〜)と「モンスター・エナジー」(2