音楽の秘匿性について。BUCK-TICKを題材に(4,967字)

きゃっきゃ言いながらどこどこのコスメブランドの新作が発色良くて最高だよねとか話したり、ナントカ事務所のあのアシスタントの子って面白い人だよねーと共通の知人の分析をしてみたり、過去のLUMINEの広告でどれが一番好きか言い合って色々調べていたら結局PARCOの広告の話になっていたり、そんなどうでも良いけれどどうでも良くない話をしていた日々が懐かしい。人肌は遠くなり、私たちの毎日からインプロビゼーショ

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偏屈音楽講評②浜崎あゆみ

どうも皆様お疲れ様です。大爆発焦げ男です。

前回の記事からちょうど2週間が経過しましたね。皆さん前回の記事は読んで頂けましたか?(実は少し期限を過ぎております。すみません。)

前回は皆さんお馴染み、国民的ロックバンドであるRADWIMPS様について書かせて頂きました。こうして改めてアーティストの分析を自分なりにやってみるというのは面白いですね。この連載はほぼ自己満足に近い感覚でやってますので、

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【Vol.39】Mild High Club / Skiptracing

様々な音楽に触れる中で、この出会いは衝撃的だったというものがある人達も多いのではないかと思う。
中高生の頃、大学生の頃、社会人になってからとそれぞれの節目で出会うものは時間が経てど記憶に深く残っていることが多い。
今日は、その出会ってきた音楽の中で私に強烈なインパクトを与えたアーティストを紹介したい。Mild High Clubというアーティストだ。
軽く説明すると、Mild High Clubと

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嵐の5人が選曲。五者五様の音楽愛が光る「Listening Together」を聴いた。

Spotifyによるプレイリスト企画「Listening Together」。

昨日、嵐の5人がキュレーターとして選曲したプレイリストが公開された。

J-POPの抜本的なアップデートを目指した"Turning Up"、新しい時代における新しい表現を追求する「Rebornシリーズ」の楽曲に加え、それぞれのメンバーが5曲ずつセレクトしたワールド・ミュージックを追加した計31曲のプレイリストである。

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Mark Speer〜ビートルズでさえできなかったことをやったKhruangbinのギタリスト〜②

前回からの続き。前回はKhruangbinというバンドのことについて書いたが、今回はMark Speer(マーク・スピアー)というギタリストに焦点を当てて考察していく。 

新時代のギターヒーロー

 かつて、ジミ・ヘンドリクスがいた。彼はそれまでのエレクトリックギターの弾き方を根本から覆した。次に、エドワード・ヴァン・ヘイレンが70年代の終わりに革命を起こして、ギターという楽器が担える可能性を何

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ロック・バンドは、死なない。THE 1975の一大傑作『NOACF』を聴いた。

【THE 1975/『Notes On A Conditional Form』】

「ロック」の時代は、終わった。

そう叫ばれるようになってから何年も、何十年も経つが、その度に「ロック」は、「ロック・バンド」は、力強く再興の音と言葉を響かせてきた。

だからこそ、

他ジャンルの隆盛により「ロック」が完全に相対化され、その求心力が失われつつある2020年の今、THE 1975が、今作『Notes

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Mark Speer~ビートルズでさえできなかったことをやったKhruangbinのギタリスト〜①

mineoのギタリスト列伝第二回は、昨年のフジロックではトリも努めたアメリカのトリオバンド、KhruangbinのMark Speerさんです。

Khruangbinとの出会い

 最初に、YouTubeでやっているNPRのTiny Desk Concertでこのバンドを初めて見てその音楽を聴いた時、”まだバンドやってて全然いいんだ”と思った。リアルタイムで聴いてて心からかっこいい、とても良いと

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ウィズ・コロナ時代、ポップ・カルチャーの「批評」に携わる者は、何をすべきなのか?

ウィズ・コロナ時代の到来によって、音楽や映画、つまり、ポップ・カルチャーのシーンは、大きな打撃を受けている。

もっと言ってしまえば、これから数ヶ月、数年間、2020年代のカルチャー史が「空白」となってしまう可能性だってある。

それは、もはや言葉では表しきれないほど壮絶な文化的損失であるし、僕は、一人の音楽ファン/映画ファンとして、とても胸が痛い。

アーティストたちの創作活動/表現活動が、多大

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新たなロック・アンセムの誕生。Vaundyの新曲”怪獣の花唄”が凄い。

新しい才能が開花する瞬間に立ち会うと、ワクワクする。

新しいロック・アンセムに出会うと、もっとワクワクする。

その2つのタイミングが同時に訪れた時の感動は、もはや言葉に表せない。

大前提として、Vaundyは、「ロック」シーンをメインの活動領域としているわけではないし、ソロアーティストである彼の表現形態は、いわゆる「ロックバンド」とは大きく異なる。

これまで彼がリリースしてきたいくつかの楽

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「洗練」されていない、気だるさの昇華:蓮沼執太フィル 「Imr (In my room)」

いつも蓮沼執太フィルの曲を聴くと、都会的に洗練されていると思うのだが、「Imr」にはどこか気だるさ、「洗練されてなさ」が感じられる。しかし、ほんとうに蓮沼執太フィルの新曲「Imr」は「洗練」されていない、と言うことができるのだろうか。
 蓮沼執太フィルの音楽は洗練されている。都会的で、たまに綿密に計算された、壮大なクラシック音楽のように聴こえるときもある。しかし、その、ある種「都会的な洗練さ」は家

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