小池直也

ゆとり第一世代・音楽家/記者。 山梨県笛吹市出身の笛吹き(サキソフォン)です。 ヘヴ…

小池直也

ゆとり第一世代・音楽家/記者。 山梨県笛吹市出身の笛吹き(サキソフォン)です。 ヘヴニーズ所属。演奏や取材、企画、MCとか色々とやってます https://linktr.ee/naoyakoike

マガジン

  • SNS Shocking

    「SNS Shocking」は音楽家/記者の小池直也が主宰する記事×ポッドキャストによるハイブリッド・インタビュー企画。取材対象は今は亡き「テレフォンショッキング」を踏襲した紹介制で決定し、最終的な目標はタモリ氏まで行きつくこととする。 「笑っていいとも!」の「テレフォンショッキング」1982年の初回から40年目、SNS全盛の今「友達の輪」はどこまで広がるのかを見届けたい。 なお本インタビューは投げ銭なので実質無料。 ポッドキャスト:https://open.spotify.com/show/3WwvV53KRjXk2eK9ZKHw4l?si=96af85decc3545c5 Instagram:https://www.instagram.com/snsshocking/

  • 音楽視点から見たD.LEAGUE 23-24

    プロダンスリーグ「D.LEAGUE 23-24」を音楽的な視点を混じえてレポートしていきます。

  • White & Alone

    音楽家/記者・小池直也による独白ポッドキャスト。取材や執筆した記事後談を中心にトークをお送りします。不定期更新、投げ銭なので実質無料。

  • 拉麺ポテチ都知事

    散文の習作たち

最近の記事

SNS Shocking#10「諸君、狂いたまえ」(ゲスト:luvis)

何事にもリファレンス過多な現代、人類は前例に縛られ過ぎている。私自身もそうだ。もちろん他人からの影響がゼロのアーティストは存在しえない。だが先人たちが礎を築けたのも自身が狂人であるだけでなく、当然ながらネット上のアーカイブを参照できなかったからだろう。 今や単なる過去の参照は「狂気」と相容れない。なぜなら膨大なデータを持つ生成AIは圧倒的に「正解」だし、圧倒的に「正気」だから。よって令和にクレイジーでいることは非常に困難である。リリースから25周年を迎えた椎名林檎「丸の内サ

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    • 「音楽視点から見たD.LEAGUE 23-24」ROUND.6:音で見える並行世界

      プロダンスリーグ『D.LEAGUE 23-24 ROUND.6』が1月12日に開催された。この全6試合を音楽的な視点を交えてレポートする。 世界でも類を見ない本リーグは2021年、コロナ禍の真っただ中で開幕した。2週間に1試合という過酷なスケジュールを戦い抜き、試行錯誤のなかで3シーズンを既に終了。特に昨シーズンは念願となるフルキャパシティの観客とともに開催され、レギュラーシーズンはCyberAgent Legit、CHAMPIONSHIPはKADOKAWA DREAMSが

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      • White & Alone #11「裏取り決死隊」

        音楽家/記者・小池直也による記事後談ポッドキャスト。担当した取材や記事の感想や所感を紹介します。今回はタワーレコードが運営する音楽メディア・Mikikiで担当しているビルボードライブの宣伝記事について。 <今回紹介した記事> <ポッドキャスト内で言及される担当記事> <参照した記事など> https://www.discogs.com/ja/release/206459-Caron-Wheeler-Beach-Of-The-War-Goddess https://w

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        • 「音楽視点から見たD.LEAGUE 23-24」ROUND.5:接戦と均衡

          プロダンスリーグ『D.LEAGUE 23-24 ROUND.5』が12月28日に開催された。今回も全6試合を音楽的な視点を交えてレポートしていこう。 世界でも類を見ない本リーグは2021年、コロナ禍の真っただ中で開幕した。2週間に1試合という過酷なスケジュールを戦い抜き、試行錯誤のなかで3シーズンを既に終了。特に昨シーズンは念願となるフルキャパシティの観客とともに開催され、レギュラーシーズンはCyberAgent Legit、CHAMPIONSHIPはKADOKAWA DR

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          「音楽視点から見たD.LEAGUE 23-24」ROUND.4:異なる世界観の衝突

          プロダンスリーグ『D.LEAGUE 23-24 ROUND.4』が12月15日に開催された。今回も全6試合を音楽的な視点を交えてレポートする。 世界でも類を見ない本リーグは2021年、コロナ禍の真っただ中で開幕した。2週間に1試合という過酷なスケジュールを戦い抜き、試行錯誤のなかで3シーズンを既に終了。特に昨シーズンは念願となるフルキャパシティの観客とともに開催され、レギュラーシーズンはCyberAgent Legit、CHAMPIONSHIPはKADOKAWA DREAM

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          White & Alone #10「微笑みの爆弾、それからのこと」

          音楽家/記者・小池直也による記事後談ポッドキャスト。担当した取材や記事の感想や所感を紹介します。今回はアニメ『幽遊白書』の主題歌でお馴染みの歌手・馬渡松子さんのインタビューを振り返りました。 <今回紹介した記事> <ポッドキャスト内で言及される担当記事> <参照した記事>

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          「音楽視点から見たD.LEAGUE 23-24」ROUND.3:地下で鳴る音を聴け

          プロダンスリーグ『D.LEAGUE 23-24 ROUND.3』が11月24日に開催された。まだ3回目ではあるが、ショウケースとしても、音楽的にもクオリティの高い内容である。全6試合を音楽的な視点を交えてレポートしていこう。 世界でも類を見ない本リーグは2021年、コロナ禍の真っただ中で開幕した。2週間に1試合という過酷なスケジュールを戦い抜き、試行錯誤のなかで3シーズンを既に終了。特に昨シーズンは念願となるフルキャパシティの観客とともに開催され、レギュラーシーズンはCyb

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          SNS Shocking#9「頑張ることに疲れた女性たちへ」(ゲスト:annnk)

          拙い自作曲のなかでも「ZipperGirls」という曲が好きだ。“『Zipper』のカヴァーガール、ジッパーを開けないで”というフックの導入は説明するまでもなく、<ファッション誌と服を開閉する機構>を掛けた歌詞。図らずも2023年の今聴くと「可愛い読モだけど、人格までは知りたくない」というルッキズムを歌っているようでもある。 『Zipper』や『CUTiE』は個性的な着こなしや尖ったキャラの読者が多く、「青文字系」の雑誌だと言われる。本カテゴリはきゃりーぱみゅぱみゅ、中田ヤ

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          「音楽視点から見たD.LEAGUE 23-24」ROUND.2:自らを超えた先にある勝利

          プロダンスリーグ『D.LEAGUE 23-24 ROUND.2』が11月13日に開催された。勝利を収めたのはKADOKAWA DREAMS、CyberAgent Legit、SEPTENI RAPTURES、Benefit one MONOLIZ、KOSÉ 8ROCKS、Valuence INFINITIES。今回も全6試合を音楽的な視点を交えてレポートしていこう。 世界でも類を見ない本リーグは2021年、コロナ禍の真っただ中で開幕した。2週間に1試合という過酷なスケジュー

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          「音楽視点から見たD.LEAGUE 23-24」 ROUND.1:新たな戦いの始まり

          プロダンスリーグ『D.LEAGUE 23-24 ROUND.1』が10月30日に開催された。行われた試合は全部で6ゲーム。このなかで勝利を収めたのはCyberAgent Legit、KADOKAWA DREAMS、SEPTENI RAPTURES、avex ROYALBRATS、FULLCAST RAISERZだった。 世界でも類を見ない本リーグは2021年、コロナ禍の真っただ中で開幕した。2週間に1試合という過酷なスケジュールを戦い抜き、試行錯誤のなかで3シーズンを既に終

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          SNS Shocking#8「対抗文化フロム湘南」(ゲスト:Kenshiro Kameyama)

          対抗文化=カウンターカルチャー。そのひとつのピークは60年代後半からのいわゆる「サマー・オブ・ラブ」だろう。多くのアーティストたちがロックやフォークで平和を訴えた時代だ。日本でも学生運動が燃え、新宿駅西口でヒッピーたちが歌っていたのは反戦フォークだった。 そして2023年夏、まったく無名のシンガーソングライターの曲がビルボードチャート首位に彗星の如く現れた。それがオリヴァー・アンソニー「Rich Men North Of Richmond」。“リッチモンド”と“リッチ”で韻

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          モダンガール100年、提唱者ひ孫語る Y2Kで共鳴したギャルマインド

          2023年は「モダンガール」という言葉が命名されて100周年だ。 この言葉は一般的に「関東大震災後の東京における新興風俗として注目された洋装断髪の女性」とされる。その今日的なイメージはYOASOBI「大正浪漫」のMVが総合的によく表しているだろう。 この言葉のオリジネイターは北澤秀一(きたざわ・ひでいち)。彼は100年前(大正12年)に著書「近代女性の表現」でこう書いた。 “又前の時代には婦人賛成論者だの、女権拡張論者と云うような、その時代の婦人を導いて行こうとする、優

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          拉麺ポテチ都知事48「渋谷ツタヤ最後の日」

          SHIBUYA TSUTAYAが全面リニューアルするらしい。タイトルを見て「改装するだけであって閉店しないぞ」と思った人も多いと思う。しかし間違いではない。この題名は私にとっての「SHIBUYA TSUTAYA最後の日」なのだから。 実は大学を半年留年を経て卒業し、SHIBUYA TSUTAYAで1年ほどバイトしていた。聞くところによれば求人倍率は高かったようである。私がなぜ選考を通過したかは定かではない。今思うに「好きなジャンルはジャズ」と書いたことと、その割に気難しいキ

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          SNS Shocking#7「音楽に己の美学と魂を」(ゲスト:LISACHRIS)

          『THE FIRST TAKE』が炎上した。よく考えれば商業音楽でピッチ修正は不可欠だし、そもそも録音済の歌声かもしれないし、本当の1テイク目かさえ定かではない。企画タイトル自体がプロレスだと考えるべきだろう。それは既に昨年、本企画のステイトメントに記した通りだ。 では、それが悪なのだろうか。必ずしも私はそう思わない。当然エディットされた録音物にも感動し得るからである。ただ、音に魔法がかかっていればの話だが……。しかしながら昨今で成功といえば、バズを起こせたか/再生数や動員

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          SNS Shocking#6「古い価値観の逆襲」(ゲスト:Yuima Enya)

          刹那的なネット記事が「価値観をアップデートせよ」と叫ぶ。もちろん、某中古車屋に代表される旧時代的な組織は在り方を見直すべきだ。そして健康のために有機野菜を食べたり、ヨガやピラティスに通う意識の高い生活も大事だと思う。しかし同様に我々は敢えてジャンクフードを食らう自由も持っている。 1箱600円を超えても趣向を曲げぬ愛煙家たちに聞きたい。これだけ社会から悪習だとされながら、なぜ吸うのか。私からすると君たちは自身の健康と経済を賭して抑圧に抗っているように見える。煙が空間を満たし

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          拉麺ポテチ都知事47「踊れ、踊らされずに」

          気付けば半年ほど散文の更新ができていなかった。 この半年に色々なことがありすぎて、とても全てを記すことができない。だが散文なのだからして、徒然と書いていくだけである。 36歳の夏は暑くて、色々なことが巻き起こる。とりあえずビッグモーターの件については「ひでえ」としか言いようがない。こういう昭和気質な行いは駆逐される運命にあるのだろう。 ジャニーズの件も同様。古い体制を正して健全にしていく必要があると思う。ただ、そこから派生する松尾潔氏と山下達郎氏についての論争は「ひでえ

          拉麺ポテチ都知事47「踊れ、踊らされずに」