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拉麺ポテチ都知事48「渋谷ツタヤ最後の日」
SHIBUYA TSUTAYAが全面リニューアルするらしい。タイトルを見て「改装するだけであって閉店しないぞ」と思った人も多いと思う。しかし間違いではない。この題名は私にとっての「SHIBUYA TSUTAYA最後の日」なのだから。
実は大学を半年留年を経て卒業し、SHIBUYA TSUTAYAで1年ほどバイトしていた。聞くところによれば求人倍率は高かったようである。私がなぜ選考を通過したかは定
拉麺ポテチ都知事47「踊れ、踊らされずに」
気付けば半年ほど散文の更新ができていなかった。
この半年に色々なことがありすぎて、とても全てを記すことができない。だが散文なのだからして、徒然と書いていくだけである。
36歳の夏は暑くて、色々なことが巻き起こる。とりあえずビッグモーターの件については「ひでえ」としか言いようがない。こういう昭和気質な行いは駆逐される運命にあるのだろう。
ジャニーズの件も同様。古い体制を正して健全にしていく必要
拉麺ポテチ都知事45「新たな戦後に遺す敬意」
相も変わらず、毎日のように都心を自転車を漕いでいる。井ノ頭通りを抜けて渋谷に向かうのが慣例だが、いつも見ていた店が空きテナントになってしまった。そして数多くの著名人の訃報。岸田総理も叫んだ「グレートリセット」という言葉を陰謀論だと考える人もいるかもしれないが、大なり小なりの世界的ご破算は必ず起こるはずだ。というか既にその過程なのだと肌感的にわかる。
そんななか、何人かの人に「小池はジャーナリスト
拉麺ポテチ都知事44「正月のマルチバース」
2023年が来た。例年は「どんな1年になるのだろう?」と山梨で考えることが多いが、今年は都内でそれを考えていた。中国で新型コロナ感染が拡大しているというが、厚労省のデータでいうと先週の新型コロナによる生存率は99.9%。全然人が死なない概念に我々は3年も翻弄されている。
さて三が日のある日、元ルームメイトの友人と一緒にランチをしていた。彼とは夜な夜な下手くそなフリースタイルラップバトルで遊んだ仲
拉麺ポテチ都知事43「殴り書きで開く運命Remix」
2022年の最後に何を書こうかと悩んだ末に全てのネタを差し置き、フリースタイルで書くことにした。
正直「SNS Shocking」や「White & Alone」を始めたので、当欄はご破算にして洒落た英語タイトルの新たなエッセイとしようと思ったのだが、私の新たなチャクラを開いてくれた「拉麺ポテチ都知事」に感謝を込めて続けることにしたい。
「ライターをやっている」というと「文才があるのですね!」
拉麺ポテチ都知事38「言うこと聞くような奴らじゃないぞ」
7月8日、とんでもないことが起きた。安倍晋三氏の死については悼むことしかできない。もはや戦前の日本なのか、と何とも言えない気分になってしまった。あっという間にメディアはその死を使って宣伝を始め、民主主義への挑戦とか、彼の功績が云々と言っている。
「なぜワクチンやマスクが必要なのか?」という素朴で真摯な懐疑を黙殺し、民主主義に挑戦してきたのは政治家たちだ。そして彼らの追悼発言を美談ぽくメディアが増
拉麺ポテチ都知事37「何言ってんの?LDH面白いよ」
最近、記者会見の取材を久々に担当する機会が増えてきた。20代後半はMusic Voiceから振ってもらう会見に足繁く通っていて、あれは仕事としても経験としても有難い機会だったなと思う。先日EXILE TETSUYA氏の会見に行った。相変わらず態度の大きい某大手テレビ局のベテラン記者さんにも再会したが、その目は依然として死んでいた。
この取材は簡単に言うと彼が卓球のウォーミングアップの練習を監修す
拉麺ポテチ都知事35「アラフォーの俺とAwich」
渋谷のスタジオにロッカーを借りていて、そこに楽器を預けている。ほぼ毎日同じ様な時間に行くので「そろそろ、あのおじさん来るな」くらいの感覚で思われているに違いない。私もアラフォーの外縁に立ったので、おじさんでいいよもう。
歳を取るということは「面倒くさくなる」ということである。それは悪いことではない。それだけ多層で複雑な文脈を理解できるということで、それを排除した結果に待っているのはポルポト政権下