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感想

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読んだ書籍類や映画やアニメなどの感想です。
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#メンタル

同じ不安でも新しい不安のほうが良い【40歳になったことだし】

同じ不安でも新しい不安のほうが良い【40歳になったことだし】

コミックエッセイや本のイラストなどを描いて活躍されている森下えみこさん。
特にコミックエッセイが好きでよく読んでいた。
40歳、独身、フリーランスで、ひとり暮らしの森下さん。
私はまだ33歳で独身、ひとり暮らし、駆け出しフリーランス。
年齢は違うが、属性は同じな気がする。
30代でも20代と比べて落ち着き気味だったが、どこかちょっと焦り気味や周りの目を気にしていた森下さんも、40代になって悟りを開

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自分のなかに原因を探さない【ポンコツなわたしで、生きていく。】

自分のなかに原因を探さない【ポンコツなわたしで、生きていく。】

なんかしんどいなぁ、この先どうすればいいんだろう、進む方向が分からない…そんな悩んだときに、ふと読み返したくなる本。
この本に書いている生き方が私の理想の生き方だったりする。
大好きな本で、いつも助けられているのにのに、noteに感想を書いてなかったことに気づいたので、今回改めて書くことにする。

ポンコツなわたしで、生きていく。 〜ゆるふわ思考で、ほどよく働きほどよく暮らす著者である「いしかわゆ

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本はカウンセラーみたいな存在

本はカウンセラーみたいな存在

地域若者サポートステーション(通称サポステ)に行って、相談員さんとお話していたときに「最近元気そうだね!何かしたの?」と聞かれたので、本をたくさん読んだという話をした。
「たくさんの本を出版されてる作家さんの本を15冊ぐらい読みましたが、時代ごとに書き方は変わっていても、ほぼほぼ同じことが書いてあって、何回も同じことが出てくるから、脳に刷り込みができて良かったです」と話をしたら「そんなことある~?

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悩んでる人の味方、白川さん!【メンタル強め美女白川さん】

悩んでる人の味方、白川さん!【メンタル強め美女白川さん】

Kindle Unlimited読み放題で1巻と2巻を読んで、めちゃくちゃハマって全巻購入した「メンタル強め美女白川さん」の漫画。
OLの白川さんが周りからのひがみや妬み、マウントなどのネガティブをはねのけながらも自分を意志を貫き通すお話。
白川さんみたいな超人メンタルにはなかなかなれない。
白川さん単体でみると「きれいごと言ってるんじゃねぇよ!!」とちょっと思ってしまうこともあるが、その役目を白

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練習ができてないから怖い【日本人は「やめる練習」がたりてない】

練習ができてないから怖い【日本人は「やめる練習」がたりてない】

タイトルに惹かれてしまい、野本響子さんの「日本人は「やめる練習」がたりてない」を読んだ。

日本人は「やめる練習」がたりてない確かに何かを始めて、何かをやめるとき、なぜ私たちは深刻に悩んでしまうのか。
自分で始めたことが、自分でやめれない。

著者の息子さんは保育園ではのびのびと楽しく育っていたが、小学生に入った瞬間、元気を失って、口数が減り、不登校になったそうだ。
のびのびした保育園生活とは反対

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SNSでつながること【「死にたい」とつぶやく】

SNSでつながること【「死にたい」とつぶやく】

「死にたい」とつぶやく最近「「死にたい」とつぶやく」という本を読んだ。
2017年に起きた「座間9人殺害事件」を題材にした本。
Twitterで「死にたい」と呟いていた女性を家に招き、犯人が殺害した事件。
この本自体は事件のルポではなく「死にたい」という言葉でなぜ他人と繋がってしまうのか、なぜ「死にたい」で人と人は繋がることができるのかが考察されている。

私自身、この本に興味をもったのは、Twi

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最近読んだ印象に残った本【読書感想文】

最近読んだ印象に残った本【読書感想文】

相変わらず気になった本を図書館で借りて読む日々。
そんな中、最近「Prime Reading」が便利さに気がついた。
種類は少ないが、気になった本を気軽に読める。
私ずっとプライム会員だったのに使ってなかったよ!もったいない!!
今後は気になるタイトルを見つけたら積極的に読んでいこうと思う。

それでも旅に出るカフェ店主さんにマウントを取りたい男性パティシエから、まさかアルバイトの女性に話がつなが

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「ハッ」と気づきをくれる本【マカン・マラン シリーズ】

「ハッ」と気づきをくれる本【マカン・マラン シリーズ】

ドラァグクイーンのシャールさんが不定期で営む夜食カフェでの物語。
常連さんもいれば初めましてのお客さんも訪れるが、悩みを抱えているひとたちが自然と集まる。
メニュー表なんてない、シャールさんが作る気まぐれ料理を食べながら、じんわりと自分の生き方に向き合い、心を癒していく。
悩みの渦に飲み込まれている人たちに「こうも考えられない?」と優しく声を掛けるシャールさん。
本人に気づきを促すような言葉に心が

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その面白さ、依存してない?【面白いとは何か?面白く生きるには?】

その面白さ、依存してない?【面白いとは何か?面白く生きるには?】

最近読んでなるほどなぁと思った本がある。
「面白いとは何か?面白く生きるには?」という本。

面白いとは何か?面白く生きるには?「面白さ」をテーマに書かれた本。
面白さとはなんぞや、面白く生きるにはどうすればいいのかが書かれている。

この本の中で「他者がいないと生まれない「面白さ」」という話が興味深かった。
子どもの頃は家族や友達と一緒に過ごし、とても楽しい時間を過ごしていた。
親や友達から与え

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なにが「ふつう」なのかは自分で決める【年収90万でハッピーライフ】

なにが「ふつう」なのかは自分で決める【年収90万でハッピーライフ】

タイトルにインパクトあり。
年収90万円、週休5日で生きる。
「面白かったよー!」とおすすめされた「年収90万でハッピーライフ」を私も読んでみた。

年収90万でハッピーライフ読んでみた感想は「理想的な生き方をしているなぁ」という感じ。
もっと貧しく、切り詰めて生きている話かなと思ったら、自分に合った生き方を模索してたどり着いた結果が、年収90万円の生活。
読む前は「え~そんなのできるの??」と思

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あたたかい毛布に包まれているような【毛布 - あなたをくるんでくれるもの】

あたたかい毛布に包まれているような【毛布 - あなたをくるんでくれるもの】

少し前に安達茉莉子さんのエッセイ「毛布 - あなたをくるんでくれるもの」を読んだ。
安達さんの20代の葛藤や心の傷、孤独を綴ったエッセイ。
安達さんほどではないが、私もそれなりに傷ついてきた。
「心無いことを言われた」「真面目にやってるだけなのに嫌味を言われた」「舐められた対応をされた」「頑張ってるのに頑張りが足りないと言われた」嫌なことを思い出すと、怒りがこみ上げてくる。
肉体に攻撃を加えられた

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もうひとりの自分が引っぱっている【がんばることをやめられない】

もうひとりの自分が引っぱっている【がんばることをやめられない】

鈴木裕介さんの「がんばることをやめられない コントロールできない感情と「トラウマ」の関係」を読んだ。

今の自分が「頑張っているのか」と聞かれるとはっきりと「頑張ってます!」とは答えられないが、この本の冒頭に書かれた文章は、なんとなく自分にも身に覚えがある。
「これくらいでいいやん」と思う自分もいれば、「いや、そんなことない。もっとやれる」と思う自分もいる。
自分がもうひとり、自分の中にいる感じ。

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何も言い返せない【嫌われる勇気】

何も言い返せない【嫌われる勇気】

最近読んだ本の中では、とても衝撃を受けた「嫌われる勇気」
数年前に流行っていて、本屋に行くと山積みにされていたことを覚えている。
当時は全く興味がなかったので手には取らなかったが、読んでみたいと思って図書館で借りてみた。
読んでみた結果、今の自分の状況にグサグサ言葉が刺さって心はボロボロ。
前の自分なら書かれている内容を受け止めずに「これは合わない」とスルーしてたかもしれないが、今は向き合わないと

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優しく背中を押してくれる本【天然日和】

優しく背中を押してくれる本【天然日和】

なんとなく心がザワザワしていて落ち着かない。
そんな時は石田ゆりこさんの「天然日和」を読む。
石田さんが30代ぐらいの時に書かれたエッセイ本だ。

天然日和「「なんか疲れたシンドイ・・・」時に癒してくれるオススメのエッセイ」というnoteの記事で紹介されていたのを読んだのをきっかけで、この本の存在を知った。
石田ゆり子さんはドラマや映画でやCMで活躍されているキレイな女優さんというイメージしかなか

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