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シリーズ「北千住物語」創作覚え書、少年法等の一部の改正と1)合法JK、2)覚醒剤、3)売春、4)殺人、5)少年鑑別所と少年刑務所

シリーズ「北千住物語」創作覚え書、少年法等の一部の改正と1)合法JK、2)覚醒剤、3)売春、4)殺人、5)少年鑑別所と少年刑務所

◯ 身近に存在する現実

大麻から入らなくて、本人が気づかない内に覚醒剤を口にしてしまう、という手口があります。

例えば、ファッションショップの店員が、お店においてある『ご自由にお取り下さい』というグミにクスリを仕込んでおくとか。ショップのオーナーも知らないことで、店員が店に来る女の子を薬漬けにする手口です。

これは、荒唐無稽ではなく、身近に存在する現実のようです。

アマゾンで「注射器」で検索すると数百円からプラスチック製のものが手に入ります。この注射器、クスリの売人たちは「ポンプ」という隠語で呼んでいます。

彼らは、仕入れた覚醒剤の粉(濃度が高い)を生理的食塩水で薄めます。素人の女の子に最初から高い濃度の覚醒剤を食べさせたらショックでおかしくなってしまうからです。

生理的食塩水で薄めた超低濃度の覚醒剤の液を「注射器(ポンプ)」で一つ一つ別の袋に入っているグミなどに袋の上から注入します。

注射針も小袋に針の穴が目立たないように、34G(直径0.18mm)のマイクロ注射針を使用します。

りんごの果汁グとか女の子の好きそうなやつです。

それも、青森限定弘前市限定、りんごのグミ、青森県産りんご果汁100%使用なんていう首都圏では手に入らないような製品を使います。

なぜなら、ショップで店員にグミを食べさせられた女の子が、同じ製品をコンビニなんかで買って、あれ味が違うとか疑ったらまずいですよね?だから、手に入りにくい製品を彼らは使います。

女の子がショップに足繁く通いだして、グミを欲しがるようになったら、店員が話しかけだします。低濃度でも覚醒剤入ですから、体がグミを欲しがるようになるのです。

やつらは、まず、女の子の誕生日を聞き出します。やつらが目をつける女の子は、高校三年生で既に満18歳になっているか、もうすぐ18歳になる「合法JK」「合法JK予備軍」です。もちろん、後で体を売らせるのですから、容貌も重要。


シリーズ「北千住物語」、「義理の妹に悩むぼくの物語」のリバイス版です。

シリーズ「雨の日の美術館」、「エレーナ少佐のサドガシマ作戦」、「アニータ少尉のオキナワ作戦」につながります。

雨の日の美術館Ⅱ、分銅屋、北千住


北千住物語、第一章 出会い

いろいろと考えた末、ぼくは一人暮らしを始める。大学の通学に便利なら実家でいいのだ。京王電鉄井の頭線神泉駅なのだから、大学はすぐ隣の駅。家族は止めなさいよ、お金の無駄よ、と止めた。だけど、アルバイトでアパートの賃貸はどうにかなりそうだし、生まれてはじめて一人で暮らすことに非常に興味を覚えたのだ。

北千住物語、第二章 順子

後藤順子が少し離れたマットレスでひと仕事終わった小川康夫を呼び寄せる。痩せ身のイケメンだ。康夫の横ではもう一人のヤンキーのガタイの大きな浩二が女の子を組み敷いて腰を振っている。もう一人の女の子が力なく横たわっていた。場所は北千住の放置された廃工場だ。「康夫、こっち来な」順子の制服ははだけている。「なんだい、姐さん、あんたもヤル気になっちまったのか?」

北千住物語、第三章 巫女

「引かないで聴いてね。私は集中すると視覚異常になるみたいなのよ。その視覚異常の時には、人でも物体でも、その周りにボヤァッとした光が見えるの。強い光もあれば弱い光もある。清浄な光もあれば不浄な光もある。それが見えるの。さっきの部屋では、残光みたいなものが見えたわ」

第四章 卑弥呼 一話 愛光女子学園

 愛光女子学園は、東京都狛江市にある東京矯正管区所属の女子少年院だ。関東・甲信越および静岡の家庭裁判所に少年院送致を言い渡された十四歳以上、二十歳未満の女子少年を収容する女子少年院で、国内で最初に設立された女子少年院だ。収容期間が比較的短い少女が多く、覚醒剤などの薬物関係による非行事実で収容される少女が多い。建物が図書館のようだ。

 私、敏子、恵美子は、同じ日の入所だ。愛光女子学園に着いて、すぐに保健室に連れて行かれ、身体検査された。

 女性担当官が、「着ている服全部脱いでね、恥ずかしいけど我慢しようね」と口調は優しく言う。私たちは着ている服を全部脱がなければならない。もちろん、更衣室の個室などない。同じ入所者たちと女性担当官の面前で全裸になるのだ。

 私は、自分の体に劣等感を抱いている。敏子のように高身長でスタイルがよくもなければ、恵美子のように出るところが出て、くびれるところがくびれている男心をクスグル体じゃない。ロリのチビで、貧乳の、多少顔が可愛い元高校生なのだ。

(クソォ、私の裸を見たやつ、全員、殺したい!)

「ブラジャーとパンツも脱いでね、すぐ終わるから」と女性担当官に言われ、生まれたままの姿になった。担当官の前でバンザイして一回転。両手で前を隠すことは許されない。あそこもお尻も丸見えだ。

(この女性担当官、私の胸見て笑ったな?貧乳で悪かったな?今にお前も殺してやる!)

「足をひらいてしゃがんでね。しっかり足開いて深くしゃがんでね」「スクワットしてね」「しゃがんだまま咳をしてね」次々と指示をされる。「そのまま前かがみになって牛さんのモーって鳴く真似をしてね」足をひらいて、前かがみになる。牛の鳴く真似?括約筋が締まるとでも言うのだろうか?

(この野郎!私のケツの穴からオ◯ンコまで丸見えじゃねえか?クソッタレめが!)

「お尻を開いて見せてね。もっと開いて。すぐ終わるから我慢してね」と言われ、自分の手で左右のお尻の肉をつかんで、担当官にお尻を突き出し、尻の穴を開いてみせた。

第四章 卑弥呼 二話 出所

 純子よりも一ヶ月遅れで私は仮出所した。ママには連絡したが、興味なしって感じ。まあ、そうだろうね。ママはナイトクラブの経営で忙しいし、母子家庭だからね。保護司の事務所に一緒に行って、と言ったけど断られた。仕方ないね。

 保護司は区会議員で、近藤と言った。千住桜本町のマンションの四階に事務所があった。出所してその足ですぐ近藤の事務所に行った。近藤は親切にいろいろと保護観察で私が何をしないといけないのか、説明してくれた。私は、更生保護法四十八条三号の「三号観察者」なのだそうだ。更生保護法六十六条で、未成年の少年少女に関する保護観察の期間は、原則として少年が二十才に達するときまでと規定されているが、保護観察に決定したときから少年少女が二十才に達するまでの期間がニ年に満たないとき、には、保護観察の期間をニ年となる。

 つまり、私は、十九才なので二十一才までが保護観察の期間だということ。クソっ!二年まるまる監視下におかれるってことじゃねえかよ。いい子のフリをしないとな。いい子だって納得させられれば、保護観察の解除があるってことだ。

 この近藤という議員は、足立区保護司会からの推薦で保護司になったボランティアだそうだ。近藤から定期的に保護観察官という公務員に報告が送られる。だから、問題がないと保護司が判断すれば、保護観察官とは会わなくていいということだ。

 パソコンを立ち上げて、ダークウェブ上の掲示板サイトを開く。サイトは日本語掲示板「オーちゃんねる」。見た目はネット掲示板「2ちゃんねる」に似ているが、中身は隠語だらけ。さまざまな売買に利用されている。隠語で2千件以上の売り文句が並ぶ。「アイス」という言葉で検索した。

「アイス」の売人にメールを入れてみた。返信は一時間後にきた。「直接手渡しか、郵送で購入可能」とのこと。1グラム三万八千円だ。とりあえず、十グラムを注文した。明日十一時に池袋の改札で手渡ししてくれるということだった。

(よしよし、これでアイスが手に入る。あとは、女の子を調達すればいい)

 明日は、議員が紹介してくれたコンビニに面接に行く。コンビニに電話して、明日の午後にアポを入れた。ちゃんと一般遵守事項は守らないといけない。コンビニだって、シフトをちゃんと守って、欠勤なんかしないようにしよう、と私は思った。仕事の合間に、女の子を調達すればいい。

第四章 卑弥呼 三話 邪教

 綾子がにっこり笑って恭子に「あら?薄暗い部屋で水晶球とか並べてあって、魔女の帽子でもかぶると思ってましたか?ガッカリさせてごめんなさいね。現代は、呪術代行と言っても極めて科学的なものなのよ」と私の心を読んだかのように綾子が言った。

 応接セットのソファーに私は促されて座った。すぐ横に綾子が座る。「さあ、鈴木さん、私の目を見てね」と優しそうな口調で言う。大きな吸い込まれそうな目だ。綾子はすごく美しかった。トップモデルになれる美貌だ。恭子はそんなものに負けまいと彼女の目を見返した。彼女に手を取られた。細く長い指で、ひどく熱い。彼女の両手が私の手を押し包む。目を閉じまいとしたけど、やけに目が重い。あれ?グミ食べ過ぎちゃったかな?と思った。目を閉じてしまった。

 すぐ目を開けた。そのつもりだった。だけど、ひどく長い時間目を閉じていたような気がした。綾子はまだ私の目を見ていた。「はい、事情はわかりました。末次恭子ちゃん、あなたが呪いたいのはまず六人ね」と言う。「どうやって、私の名前がわかったの?」と私は驚いた。

「私は専門家よ。それくらい、目を見て手を握ればわかります。それに、恭子ちゃん、ウソはいけないな。呪いなんて暗い想念なんだから、話を綺麗事に作る必要はないのよ。気持ちはわかりますけどね。最初から自分の悪事を話せるわけないものね。そうか、クスリに売春ね。悪い子ねえ、あなたは。それで、あなたを暴力でのしてしまって少年院に送り込んだ少なくとも六人を呪いたいのね。美久、順子、楓、節子、紗栄子、佳子ね。あと男の子もいるけど、まず、この六人ね。どうしましょうか?病気にする?事故に合わせる?彼女たちの大切な人を失わせる?あなたの暗い想念は深いから、かなりのことができるわよ」と綾子がそのキレイな顔を歪めて笑った。私はゾッとした。

「大丈夫。私を怖がらなくてもいいわよ。私は、巫女みたいなものよ。物理的な手をくださずにそういったことができます。心配しないで。誰もあなたのことには気づかないわよ」


フランク・ロイドの作品ポータル

複数のシリーズでの投稿数が増えてきましたので、目次代わりに作成しました。

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シリーズ「エレーナ少佐のサドガシマ作戦」

シリーズ「A piece of rum raisin - 第2ユニバース」

シリーズ「フランク・ロイドのヰタ・セクスアリス-雅子編」


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