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夢見る少年少女のリプレゼンテーション(Part 2)
Part 1ではリーダーシップのrepresentationがもたらす影響について書きました。Part 2 はアジア人・日本人のrepresentationに焦点を当ててみます。
日本で暮らしていると単なる一人の個人ですが、日本人はアメリカで暮らすと、アジア人・日系アメリカ人といった人種のカテゴリーに入ります。アメリカで病院に行くと、問診票に人種を答える欄があり、学校探し、住む地域、大学の入試、
夢見る少年少女のリプレゼンテーション(Part 1)
昨年のサッカーWorld Cup期間中、負け試合の後でもゴミ拾いをする日本人ファンの様子が話題になり、私もアメリカ人の知り合いに「日本人って素晴らしいねー✨」なんて言われたりして、「まあ、日本人なら当然よ〜」などと自分は何もしてないのに、ちょっといい気分になったりしていました。今回は(ゴミ拾いに関してのディベートはここでは置いておいて)国籍、人種、ジェンダーなどに否応なしにつきまとうイメージや固定
もっとみる生涯頼れる3つの睡眠ルーティーン
アメリカでは8月・9月が新学期です。学校初日の前夜、子供達に『最初の週は新しい先生や友達のことなどで、楽しくても知らないうちに心のエネルギーを使うから、なるべく早く寝なさい』と言おうと思っていた矢先、2階から娘が降りてきて、さっさとスマホを夜の定位置に置き、「明日初日だからもう寝るね。おやすみ!」と部屋に戻っていきました。
小さい頃から口うるさく言ってきたことが、成長するにつれて言われなくても自
心のチャージが出来る環境と関係づくり
私たちは毎日の生活の中で、体力を使うだけでなく気力も消耗します。
ある大学院の授業で、リーダーシップについてのクラスがありました。子育てにもリーダーシップスキルが必要だと考えているので、この話を元に今回は心のエネルギーについてお話ししたいと思います。
講師が2つのグラスを出しそれぞれに水を半分くらい注ぎました。良いリーダーは、チームメイトに心のエネルギーを不要に使わせるのではなく、エネルギーを注
子供にスマホを持たせる前に考えること
子どもに携帯を持たせるときって色々不安はありませんか?
私も子供にスマホを渡すことに躊躇しました。それがきっかけで子供のスマホ使用に関してのリサーチには、結構な時間と労力を費やしてきました。その流れで、スマホやソーシャルメディアを子供が使うにあたって、健康的なテクノロジー使用習慣を身に付けて欲しいと思い契約書を作りました。ハイスクールに通う私の娘と息子は今でも契約書に書かれた約束事に守られながら
NOが言える子供を育てよう
協調性を美徳とする日本人
”Noと言えない日本人”という表現を聞いたことがあると思います。全体的に私たち日本人は自分の意見を主張したり、断ったりする事が苦手です。逆を考えると、協調性を美徳とすることで、秩序やマナーが守られてきている日本社会は住みやすく、全体の信頼感が強いです。これは私たち海外在住の日本人が日本に帰った時に日本人として誇りに思う部分であり、何よりもホッとする要因でもあります。
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LGBTQIA+のプラスの意味
ニューヨーク5番街で見たレインボー
昔勤務していたNY5番街のルイヴィトンでは、私のようなストレート(女性に生まれ、自分は女性と自覚していて恋愛対象は異性)は少数派で、スタッフのゲイ割合が非常に高く当時のお店のトップをはじめ、男性スタッフのほとんどがゲイでした。ファション業界では色彩感覚のセンスが抜群に優れているゲイがたくさんいます。出勤時、まだ完全に目が覚めてない状態+スウェット姿で仕事に来る
プライドマンスに学ぶ子育て
親が子供へ様々な期待を抱くのは当然のことです。子供が”よくできる子”だと親も自分自身の成功のように誇らしく感じます。ただ、どうしても目に見える成功ばかりに目がいってしまいがちです。学歴や地位などはこの社会に生きるために場合によっては自分を守る鎧になることもありますが、幸せとは決して=にはなりません。私はカウンセリングの経験からも、幸せとはなるべく自分らしく生きることではないかと思っています。そのま
もっとみるママのイライラの裏側
3歳の娘さんがいるママからの相談を受けました。 『夕食の片付けをしていたんですけど、急に居た堪れなくなって相談に来ました。娘には些細なことで怒ってしまうし、夫に対してもイライラが酷くその感情を隠すのにまた疲れます。絶対になりたくなかった自分の母親のようになって来ている自分が嫌です。夫は娘を可愛がるし、土曜日には必ず夕食を作ってくれます。私たち夫婦は共働きですが、私は家に帰ってからも家事が山のように
もっとみる再スタートのアメリカ 2.0
先週1月20日に無事新しい大統領Bidenと副大統領のHarrisの就任式が行われた。去年の大統領選からこの日に至るまで、アメリカの政界はカオス続きで日々ニュースを聞くたびに、呼吸を整えてストレスを溜めない様に構えなければいけない状態だった。
アメリカは両極端な国である。選挙でも共和党は赤、民主党は青とまるでボクシングの試合の様に赤コーナーと青コーナーに分かれ、州も青か赤に塗られ、ニュース番組を