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Qualunque cosa farai, amala.

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日々の雑感をまとめているマガジンです。 マガジン名はとある映画のセリフ。
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#政治

「他に適当な人がいないから安倍内閣を支持する」という理由の裏側

「他に適当な人がいないから安倍内閣を支持する」という理由の裏側

1.時事通信の世論調査 (2019年11月)時事通信が8~11日に実施した11月の世論調査で、安倍内閣の支持率は前月比4.3ポイント増の48.5%、不支持率は同3.6ポイント減の29.4%となった。2閣僚の辞任や大学入試への英語民間試験の導入見送りなど、政権の不手際が相次いだにもかかわらず、支持率は上昇した。

「不祥事だらけ」と言わんばかりのこの状況の中、安倍内閣の支持率が上昇したという世論調査

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【雑感】アンチのアンチ

【雑感】アンチのアンチ

まともに答弁できない総理と
報告書すら読まない副総理最初にどうしても書いておきたいことがある。

Twitterを見ていると、安倍総理のどうしようもない答弁の様子が流れてくる。まともに答えられていないのだ。また、麻生金融担当大臣の呆れた発言や行動も流れてくる。今回の年金問題。報告書を読んでいないのも理解不能だし、受け取ろうとしないのも理解不能である。

ずいぶんと国民も舐められたものだ。彼らの眼中

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【雑感】「デモ」は何のために 〜ポジティブな政治トークがしたい〜

【雑感】「デモ」は何のために 〜ポジティブな政治トークがしたい〜

安倍首相の退陣を求めるデモ 今日は、東京で安倍首相の退陣を求めるデモが行われていたらしい。Twitterは普段から割と細かくチェックしているからデモをやるという話はなんとなく聞いていたが、かなり多くの人が安倍首相に対する怒りの声をぶつけていたようだ。「#AbeOut0608」というハッシュタグでもいくつか様子を見ることができた。

現政権への怒り つい先日、安倍首相の在職期間が歴代3位となったとい

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【雑感】これからの改憲論議を見据えて

【雑感】これからの改憲論議を見据えて

昨日、5月3日は「憲法記念日」でした。日本国憲法が施行された日です(公布は11月3日)。

正直にいえば、ゴールデンウィークの中にはどのような祝日があって、それぞれがどのような意味を持つのかいちいち意識している人は多くないと思いますが、憲法記念日くらいは知っておきたいところです。

さて、憲法記念日になると毎年盛り上がるのは「改憲」論議です。今回は、改憲論議の活発化を見据えて、いま理解しておきたい

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【雑感】本当の「Beautiful Harmony」のために

【雑感】本当の「Beautiful Harmony」のために

2019年5月1日。新たなる時代「令和」がはじまりました。

とは言いつつも、元号が「令和」に変わったからと言って、多くの人にとって日常生活が大きく変わったということはないと思います。

そういえば、以前から懸念されていた、改元によるシステムトラブル等も報道によれば特に起こっていないようです。多くの方が苦労されながらも必死に対応してくださったのだと思います。こうした「影の努力」もありながら、無事に

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「令和」祭りは政府のパフォーマンスであった

「令和」祭りは政府のパフォーマンスであった

新元号の「令和」公表直後の空気感についての違和感を以前noteに書きました。勢いで書いたためか、反政権色が濃くなってしまっているのは反省点でしたが、自分のこれまで書いてきたnoteの中では、多くの人に読んでいただけたほうかなと思っています。

そして、今日はまた「令和」祭りについて少し書きたいと思います。

前提として、私は新元号そのものには特に反対していません。ただ、選考から現在に至るまでの政府

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【雑感】国会議員を減らして給料をカットするのっていいことなの?

【雑感】国会議員を減らして給料をカットするのっていいことなの?

国会議員の「給料カット」や「人員削減」は(割と)有権者に人気の政策である。

だが、実際に給料カットや人員削減が実行された時、政治はどう変わるだろうか。

日本の国会議員の給料は、年間約4000万円と聞いたことがある。これは諸外国の議員と比べても高いそうだ。しかし、おときた駿氏のブログによれば、秘書にかけるお金、選挙にかけるお金などを引き算し、不安定な職であることを加味すると、そこまで多くない(せ

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「非常時気分」が蔓延する社会

「非常時気分」が蔓延する社会

久しぶりにいい記事を読んだ。安倍内閣は「偽装内閣」とも言うべき状況なのに、なぜ延命し続けるのか、政治学者の片山杜秀氏の論考が紹介されている。少し長いが、引用させて頂きたい。

 平和な時代には話し合いと調整の余裕があります。ところが、現在の日本は違うと多くの人たちが認識している。内閣官房の強大化が受け入れられている理由も、ここにあるのではないでしょうか。つまり、現在の日本は非常時に直面していると捉

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「国会は役に立たない」という若者の声を読んだ

「国会は役に立たない」という若者の声を読んだ

「国会は国民生活に役立っていない」という若者の声がなんと3割。なかなかショッキングな記事である。しかし、詳細を見てみると、なかなか鋭い指摘もあった。今回はこの内容について注目した部分をまとめてみたい。

(※本文中で使用したグラフの画像は、リンク先のファイル[詳細版]よりキャプチャしてそのまま使用しています。)

調査概要調査は2019年2月下旬にインターネット調査で行われ、17~19歳の男性40

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新元号発表後の空気感がいろいろと気持ち悪いなって思った話

新元号発表後の空気感がいろいろと気持ち悪いなって思った話

新元号「令和」の発表から2日が経つ。

私は、平成生まれなので「平成」が発表された瞬間のことは知らない。改元は初めての経験だ。だが「令和」の発表後に起こったことや、様々な記事で明らかになったことを見ている中で、とても気持ち悪さを感じた。
所詮、個人の感想ではあるのだが、今回はさまざまな記事を読み解きながら「気持ち悪い」点をまとめておきたい。

1.「所信表明演説」のような首相談話 同時に、急速な少

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沖縄県民投票をめぐる若者の声を聴いて、20代の若者が思ったこと

沖縄県民投票をめぐる若者の声を聴いて、20代の若者が思ったこと

2019年2月24日に行われた沖縄県民投票。その前後での若者の声を取材した「荻上チキ Session-22」(2019年2月26日放送分)を聴いた。

番組では、「辺野古」県民投票の会の代表で、署名活動やハンガーストライキなどで話題となった、元山仁士郎さんをはじめ、20~30代の若者の声が数人紹介された。賛成・反対の両側からの意見を知ることができたし、「現場のリアル」とも言うべき意見を(一部だとは

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