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#ミステリー
カワイソウ、って言ってあげよっかw(NetGalleyより)
夏原エヰジさん『カワイソウ、って言ってあげよっかw』という小説を読みました。この作品は、発売前の本などのゲラが読めるサイト「NetGalley」にて読んだものとなります。講談社から単行本が11日に発売とのことです。
ここ近年、生きづらさをテーマにした小説にかなり関心があるので、性格の悪そうなタイトルと合わせてどのような物語が展開されるのか、めちゃくちゃ気になりました。
外国の文化への憧れ、働く
「カドブン夏推し」から気になった本を読んでみる!
本好きの夏のお楽しみ、大手出版社による文庫フェア。この前は集英社文庫のナツイチからの1冊(いちご同盟)を読みましたが、今回はKADOKAWAのカドブン夏推しより気になった1冊を読んでみた感想です。
私がカドブン夏推しラインナップから選んだのは、久生十蘭・著『あなたも私も』です。
今をときめくエンタメ作品が充実しているカドブン夏推しですが、今年は昔から読み継がれる名作に触れてみたいと思い、マスキ
「透きとおる」小説を読んでみたよ
新潮文庫nexから斬新で面白そうなミステリー小説が出たらしい。その作品とは、杉井光さんの『世界でいちばん透きとおった物語』。あらすじからすると一見よくあるミステリー小説っぽいが…?
実はこの小説には「紙の本」でしか楽しめないある仕掛けがあるそう。なぜ電子版の販売をなしにするほど今作は紙の本にこだわるのか。そして「透きとおる」とは一体何を意味しているのか。それらをぜひ自分の目で確かめたくて読んでみ
『ときどき旅に出るカフェ』がすごく好きな内容だったので紹介したい!
最近読了した近藤史恵さんの『ときどき旅に出るカフェ』(双葉文庫)という作品がとても面白かったので紹介します!
この本は、数ヶ月前にヒガクレ荘の貸し本棚を見ていて選んだ1冊です。近藤史恵さんの本を多く置いていた棚店主さんがいて、「きっとこの棚店主さんは近藤史恵さんの面白さをみんなに知ってほしいんだろうな…」と勝手に想像して気になり、いろんなシリーズがある中でまずは単発作品っぽい今作を買ってみました
高校時代の楽しみが蘇る青春ミステリー!(皆藤黒助:『環司先生の謎とき辞典』)
懐かしい気持ちになれた小説を読んだので紹介します!
今回紹介するのは、皆藤黒助さんの『環司先生の謎とき辞典』(ポプラ文庫ピュアフル)というライト文芸作品です。
高校生の頃、この作家さんの『ようするに、怪異ではない。』(以下:「よう怪」シリーズ)というシリーズが大好きで、何度も繰り返し読んでいました。結局3巻までしか出ませんでしたが、当時はシリーズの新刊が出るのをいつも楽しみにしていました。
こ
結婚では表せない愛の形もある。(笹沢左保:『結婚って何さ』)
笹沢左保著『結婚って何さ』(徳間文庫:トクマの特選!)を読了しました。同レーベルから出ている『招かざる客』を以前読んで面白かったので、同じ作者の本をもっと読んでみようと思い、手にしてみました。
今作の主要人物は、事務職として働いていた真弓と三枝子という2人の女性。職場でのハラスメントを理由に仕事を辞めた彼女たちは、偶然知り合った森川という男性に誘われ、旅館で一晩過ごすことになります。しかし翌朝、
世の中には気になる場所がいっぱいある!(最東対地:『この場所、何かがおかしい』)
今、この記事を読んでいるあなたには、「気になるけど行くのは躊躇ってしまう場所」がありますか?今回はそんな思いを叶える本を紹介します。
今回紹介するのは、最東対地さんの『この場所、何かがおかしい』という本です。
著者の最東さんはホラーのジャンルで活躍している作家さんなのは前から知っていましたが、この本のように趣味全開の本も書くんだなと気になって読んでみました。
この本では、最東さんが訪れた全国各
どんな趣味でも、強力な「個性」になる(似鳥鶏:『夏休みの空欄探し』)
今回紹介する本は、似鳥鶏さんの『夏休みの空欄探し』という作品です。
今作では、謎解きに熱中する高校生たちの夏休みが描かれます。
似鳥さんの作品で恋愛を描いた作品はこれまでにもいくつかありましたが、今作はその中でも特に恋愛色が強めな内容かと思います。
「こんな青春を過ごしたかった!」がいっぱい詰まった最高のミステリー作品です!
ストーリー感想主人公・頼伸には、「役に立たない知識」を集めるという
第170回:美しいだけじゃない恋の謎(櫻いいよ:『わたしは告白ができない』)
こんにちは、あみのです!
今回の本は、櫻いいよさんのライト文芸作品『わたしは告白ができない』(角川文庫)です。
こちらの作品も「カドブン夏フェア」ラインナップからの1冊となります。昨年からいいよさんの作品をまたぼちぼち読み始めたので、未読作がラインナップに入っていたのは個人的に嬉しかったです。
今作はいいよさんが得意とする青春ストーリーではありますが、「日常の謎」要素も強くてどこか懐かしさもあ