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『ハードスルーは超便利!』フットボールペアレンツ084

こんにちは。マコトです。
昨日【ハードスルー】を研究してきました。超おススメなので、動画と静止画を交えて記事にしました。それではさっそくGO!!

たまたまハルキ(動画内オレンジゼッケン)とマコト(赤ゼッケン)が同じチームだったので、何度もスルーを試みました。ハードスルーというのは、味方3人が1列になったとき、真ん中の1人がボールをハードに受けにいってスルーする形です。

今回ディフェンスの寄せが激しいシチュエーションが少なかったため、ハードさは低いのですが、3人並んだ時にスルーが発動できるというイメージを共有すること、そしてスルーした人が瞬間的にフリーになれることは、チームにとってすごく有効だと思います。

静止画でも振り返りたいと思います。

失敗例

まず発生したのがスルーした人が「スルーだけを目的」にしてしまい「スルー後何もしない」というエラーが発生しました。

この問題点は「それだとまったく意味がない」と理解、すぐに修正できました。ハードスルーの利点は、スルーした人が瞬間的にフリーになれる点にあります。

つぎに相手がプレスに来ていないのにスルーしちゃう問題。

これは「スルー出来たらシュート権利発生」というゲーム内のしばりにおいて、シュート権利欲しさにスルーしているわけですが、これだと本来の「相手のマークを外す」「スルーした人が自由になって攻撃する」という目的を失っています。関係ない場所でのスルーを目的にしないこと。「ゴールの確率を高めるため」にハードスルーを発動する必要があります。

次は動画を見ていただかなければわからないのですが・・・スルーした人じゃないプレイヤー(下の写真では中央赤ゼッケンのマコト)が、スルーした人(中央オレンジゼッケンのハルキ)を追い越しボールを受けに行っているエラーです。これは私がはしゃぎすぎた・・・なんでこんなことをしたのか覚えていません・・・とにかくスペースを潰すし、移動距離も長くなるのでメリットがゼロです。

これを改善するイメージとしては「自分は3人の選手を同時に動かしている」という意識を持つ。自分を動かすのではなく、個々の選手が3人セットの形をイメージするとよいと思いました。

成功例

下の写真。分かりやすく三人並んでいます。(正確にはパスを出すキーパーを含めて4人)

ここで一番手前の子がスルーすることが予想されるので、写真左にいるハルキは、さらに後ろにいる赤ゼッケンのマコトに、「前へ上がって」と指示しています

①前の子がスルー→②ハルキが前を向く→③マコトへパス

というイメージが、ハルキと私の間で共有できました。

それを受けて、マコトは縦のスペースを確認しています。黄色の相手の後ろが「がら空き」です。

予想通り「①前の子がスルー」したので作戦決行です! 
縦に持ち出すハルキ。白いディフェンスのマークがハルキに追い付いていません。「②ハルキが前を向く」が成立。このときのハルキのタッチはもちろん足元ではなく「走る前提」の加速できるスペースへGOです。

③の役割を果たすため、縦のスペースに走った私は、前を向いて走ってくるハルキへ「シュートしやすいスペースにパスを落とす」のですが・・・右足のプレーを前提としていたためか、身体がタッチラインの方へむいていて、ハルキにパス出しにくい体勢になっています。

この身体の向きが悪いせいで難しいパスをする羽目になるというのは、本当にあるあるです。自分を含め、多くの人がこのせいでパスミスをしているように見受けられます

マコトのパスは、視野もスペースも確保できていた万全の状態のハルキにすら、通らない形で流れていってしまいました

この場合、サッカーをひたすら練習したら上手くなるのではなく、シンプルに身体の向きを整えればうまくなるのだと思います。

身体の向きが悪かった・・・と反省していたら、似たシチュエーションがすぐに現れました。下の写真、左の〇の赤ゼッケンが私、右の〇がハルキです。この景色を見た時点で、ハルキがスルーし、スペースに走り込んでくれることが想定できていました。

二人の選手が門を作っています。その間でボールを待つハルキ。

もし写真の場面でハルキが自陣に身体を向けたまま、足元にボールを受けたら、遅いし守備者に潰されます。ゴールの確率はほぼゼロになるでしょう。

ところがここでスルーして、ゴールに正対したら――一気に視界が開けます。

ハルキは予想通りスルー。
そしてこの記事の一番最初のときのように足を止めたりせず、即ダッシュ!
ゴールを狙います。

マコトもさっきのようなキツイ体勢でのパスにならないように、自然な形のパスをしました。

これだってかかとの裏を通す難しいパスのように見えますが、運動的に自然な身体操作で、視野が十分に確保できている状態でのパスになっています。

そしてハルキがシュート体勢に。
走ってきたハルキに、黄色のディフェンスは対応しきれていません。

ワンチャンスをモノにしてゴールしました。
何度もエラーを重ねましたが、最後に狙いがすべてはまって大成功!!
このときはめちゃめちゃ嬉しかったです!

フットボールを楽しんでいるみなさんの参考になると嬉しいです。


◎01~10

01 『親としてはやめてほしくない』
02 『できない子を笑わない』
03 『サッカー選手になれなかった人がフットサル選手になる』
04 『サッカーに熱心な親だらけ!』
05 『左足で走るのが苦手とかあり得る? 個人的には画期的な大発見』
06 『走る(ドリブル)は誰でもできる』
07 『子どものプレーにイライラしがちなお父さんお母さんへ』
08 『両足で蹴ればシュート力は2倍になるぜ!!!』
09 『セレクションは気にしない!~12打数12安打11ホームランでも、まぁまぁはまぁまぁ』
10 『パパはゲームメーカー! ボールにいかないと世界がまったく変わります!』

◎11~20

11 『思い出しただけでイラつく経験を語っても……』
12 『ボールにいかない派とかじゃなく、目的は何かっていう話なんだけど』
13 『ボールにいかないと1人目のディフェンスはいないも同然。味方はグラウンダーでパスを出さなくてもいいし、利き足じゃなくてもかまわない』
14 『子どもが主役の合宿は、世代を超えて受け継がれていた』
15 『イノシシやゴリラにプレスされても大丈夫! ~今が未来につながっている~』
16 『リフティング(1) ボールを拾って役立てようと 僕は思ったわけでもないが』
17『リフティング(2) 空に向かって蹴るのが楽しい!』
18 『リフティング(3)親と性格が違い過ぎると怒っちゃう問題はこうして解決した』
19 『リフティング(4)私たち親子が回数を目標にしなかった理由
20 『親視点(1)みんなドリブルでいっちゃうツライ日々』

◎21~30

21 『牛若丸ターン! ターン後の着地の姿勢で勝負がついていた』
22 『ドリブルの練習をやめたら劇的にうまくなりました』
23 『質問です。未来を意識していた人は誰でしょう? ゴールの角上とつながる』
24 『原文ママさん 手持ちの動画について意見を交わし合う場を作りました』
25 『世代なので死ぬまでにマラドーナのドリブルを身につけたい――運動神経がダメダメな私でも走れば抜けます
26 『ゴールへの意識があればレアルマドリードにもたどり着ける
27 『4ステップはつまずきそうで怖いという質問への回答』
28 『ギュンです! ボールに触れた瞬間に超絶加速する――写真の次のコマの形を当てられたらあなたは名選手に違いないです』
29 『続ギュンです! たいして傾いていなくてももちろん抜けます』
30 『ハルキの自主練なんて一回もみたことないです』

◎31~40

31 『内田史上最強の動き――研究手を基本動作にするプロセス』
32 『7番と9番へ! ディフェンス目線で整理する走る(ドリブル)2022年8月バージョン』
33 『トップ選手との対決で学んだこと――真夏の微妙な大実験』
34 『ボールにいっちゃっている状態とは何かよくわかります』
35 『手を動かしてイラストにしてみるとフォームを覚えられます――中西を描いてみる』
36 『フリーキックの練習を初めてしました』
37 『4ステップがない世界はもう考えられない』
38 『パパさんでも5人ダイレクト成功』
39 『ボールのレイヤーと身体のレイヤーが違うことで、滑らかなスーパープレーが生まれる』
40 『身体はオートマチック、判断はコース取り』

◎41~50

41『プロは目指すものじゃない――どうしても怒っちゃう自分を克服したきっかけ』
42 『ボールなしの練習は最重要!! しゃべるが先で飴玉は後』
43 『走りながらボールに合流する方法』
44 『すべてのプレーはゴールへ続く』
45『景色のプレーと脳内のプレー』
46『試合を動かす選手になる』
47 ルールは拘束的なものではなく、創造的なもの』
48『ドリブル超得意だけど、、、ドリブルのドの字もみせないぜ!
49 『親視点(2)止める蹴るを正確に!! なんてまったく考えていません』
50 『そもそもシュート練習をする前に・・・

◎51~60

51 『なぜ父親が練習しているのか』
52 『 身体を止めずにシュートを打つ』
53 『常識よりも前提。短い距離でもインステップ 』
54 『三手一組の準備ができていれば得点王も夢ではない 』
55『あわや大ケガ……準備も確認も怠らないこと』
56『日本人ってメチャ楽しそうにプレーするね!』
57『忍者?! 一瞬の速さだったら体格差は関係ない』
58『メッシはボールコントロールではなく、身体のコントロールが正確なのでは』
59『ワンステップシュートで文字通り✨超一流✨』
60『このドリブルの最大のコツは、ディフェンスの矢印に意識を払うことだけど』

◎61~70

61『動画編集=宝さがし』
62『ディフェンス時における身体操作(第1歩目)』
63『攻撃の手を緩めない 足を止めたりしない』
64『上手く止めることを目的にしない』
65『次の展開を予想しないでプレーする方がずっと難しくないですか?』
66『親の自分もビビッてしまうけど・・・何ができないかを知りにいく! 』
67『守備の意識が劇変しました』
68『ジンガやフリースタイルのように見えるかもしれないけど』
69『引き込みドリブルのbefore after
70『自然に思えたプレーがエラーだと気づく』

◎71~80

71『自分も味方も等価で全員を一緒に動かしているイメージ』
72『すべては自分次第。ボールウォッチャーになる? それとも得点者になる?
73『オレは基本的にダイレクトでプレーするぜ!
74『決め打ちを見破れれば超一流』
75『スピードが遅い人は 矢印をたよりに!』
76『ハルキの即接地トラップ、イニエスタ選手のトラップ、日本代表のトラップ』
77『毎日プレー動画を編集。研究を続ける』
78 『シュートはすべてギリギリのコース。狙うは角上!』
79『練習後のお楽しみ』
80『練習すると下手になることもある』

◎81~90

81『AIが判定するベストプレイヤーになる』
82『ステップ2回はマジで慌てるんですけど』
83『好プレーのショート動画を編集する』


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