『リフティング(3)親と性格が違い過ぎると怒っちゃう問題はこうして解決した』フットボールペアレンツ018
藍澤誠/Jの先生です。
リフティングシリーズ第3弾です。前回の記事はこちら。
私は子どものころから負けず嫌いで、人前で泣くのが嫌いでした。家では毎日泣いていたし、とくに小学生になる前はすごく泣き虫でしたが、外面はよく保とうとするタイプ。ところが息子ハルキは私とだいぶ違って小学生の頃は、わりと外でもすぐに泣き出すのです。
あるあるなのかもしれませんが、親と性格が違い過ぎると、つい怒っちゃっうことありませんか?
みたいな。
振り返ると低学年のころは特に「もう一年生だろ、泣くなよ」「そんなことでいちいち泣いてる選手みたことないから」みたいなことを言っていた記憶があり、とても反省しています。
私とちがって「人前で泣く=恥」と捉えていないんだから、すぐに泣くのも無理ないですよね。むしろ「人前で怒る=恥」と私自身が態度を改めるべきだったと思います。
サッカークラブを探して、あるチームの体験に行ったとき(2014年6月)には、3バウンドくらいした勢いの弱いボールが顔に当たって泣いちゃって、さすがに「今後大丈夫だろうか……」と、悲しいやら情けないやら不安やら、いろいろな気持ちが入り混じったことをよく覚えています。
そんな「怒っちゃう問題」も、練習を重ねているうちに、だんだんと薄れてきて、400日連続朝練という、今思うといろいろな意味でとんでもないことをやっていたのですが、そのときにこの先もずっと一緒に毎日やるんだから笑顔でやろうねということになって、ハルキが泣き出してもそれを怒ったりしないで、笑いに変えちゃうようにしました。
楽しいのが大好きなのは二人の共通項ですから。
うまくいかないはずはありません。
そんな時期の動画がこちらです。小学3年生の春です。
リフティング中にボールが顔に当たって泣きべそになるハルキ。
でも私がからかう。
自分でもちょっと笑っちゃっている。
「面白映像になっちゃった」と言うとハルキがそれを見たがった立ち上がって言う。
「ちょっと今の見せて」
「人前でメソメソするなよ」ではなく、感情の発露を受け止め、その爆発の原因を一緒に解決する。リフティングなら「ハルキがやるならパパも教えられるようにやってみる」、「ハルキが顔に当てるなら俺も当てながらやる」って感じでリフティングをいっしょに練習して。このときも
って、マンガ『キャプテン翼』みたいなことをやりました。
怒るかわりに笑う。いっしょに工夫したり修正することで悔しさや悲しみをクリアする。そんな感じでハルキと10年もサッカーをやっている藍澤誠/Jの先生でした。
このあと(2022年8月6日)ハルキとフィジカルトレーニングに行ってきます。「トレーニングちゃんとやってるか?」でも「筋トレさぼるなよ」でもなく、「背骨をしならせるといいとか言ってた人がいたから、オレ試してみるよ」「そんなことできるw」みたいな。リフティングはリフティングでもウエイトのリフティングはちょっとつらい。だからこそ楽しくやらなくちゃね。「フィジカルでもいいパフォーマンスを見せたい」から一緒に頑張ってきます!
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