見出し画像

『牛若丸ターン! ターン後の着地の姿勢で勝負がついていた』フットボールペアレンツ021

藍澤誠/Jの先生です。

今日はハルキのターンについてです。
まず数秒の動画をご覧ください。

空中でターンした後の着地(両足のつく場所)とそのときの姿勢が練習通りというか、理想の形になっています。まず足の位置が後方で埋まらずに(埋まる=体重が片足に乗り切って動けなくなる)次の足が出る。最初の足はスピードを吸収、次の足が新しい進行方向へ出て、まったく身体を止めることなく走り出せています。軽やかな牛若丸ターン。

反応の良い守備者が速いスピード接近し、ボールを狙ってきましたが、これだけバランスを崩さず、かつ視野が確保できてさらに走り始めていれば、強い矢印が出ている相手とすれ違ったり、自分の進行方向にボールを残すのは容易です。

でももう一度見てください。ターンに時間がかかったり、わずかでもバランスを失っていたら、ボールを止めた後を狙い撃ちしていた守備者を迎え撃てなかったと思われます

サッカーの練習というと、ボールを使って止めたり蹴ったりというところをイメージすると思うのですが、私たちとしてはボールにいかないで、「体が止まらない」とか「スペースを見つけてそこに走りこむ」というイメージを大事にしています。そのためにはこの空中のターン・着地のような身体操作や、相手とすれ違うときの面の向きやシュートのときの体の使い方の方を研究することになり、結果としていろいろな局面で優位に立つことができています

このターンも、何度も練習したわけではなく、ここに足をつくと遅くなるとか、足は組み替え続けたいという原則をしみこませれば自然と出る動きです。それをこうやって私が動画にして、プレイヤーであるハルキが確認すると理解が深まり、さらにフィジカルトトレーニングにおいてどこを改善すればもっと良くなるかが見えてきます。誰かの何かの参考になればよいのですが。



ここから先は

0字

読後📗あなたにプチミラクルが起きますように🙏 定額マガジンの読者も募集中です🚩