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『すべては自分次第。ボールウォッチャーになる? それとも得点者になる?』フットボールペアレンツ072

こんにちは。ダイレクトプレーを研究中のマコトです。

シリーズでダイレクトプレーにおける気づきをまとめます。
前回までと同じくこの動画から。3つ目のシーンです。

今日は『シュートチャンスを作る』というのがテーマです。ダイレクト縛りでプレーしていると、準備不足の局面で、逃げのパスというか、苦しいから見えた味方にパスする、みたいな展開になります。そんなチームだとシュートまでいたれません。

サッカーの目的は、ボールを取られないことではなく、シュートを入れることであるのを忘れてはいけません。そしてフィールドに立つすべてのプレイヤーが、シュートを入れることを誰かに任せるのではなく、自分がシュートを入れることを考えるべきだと思います

これは「自分がシュートを決める! という強い意志を持とう」という話ではなく「シュートを打てる状況なのかをいつも確認しよう」という話です。

たった今、自分がシュートを入れられる位置にいるかどうか。
今ボールが来たらシュートを打てるのか。その準備はできているか。

少なくとも相手エリアに入っているときは、そこにいる攻撃側全員が自分が「王手」をかけている状態なのかを知りながらプレーするべきだと思います。サッカーはゴールを多く奪った方が勝ちなのですから。

下の写真を見てください。

動画内47秒のシーンです。赤ゼッケンのチームは手前(写真の左側)へ攻めています。写真に薄いマーカーで黄色と緑とピンクを3人の選手につけています。黄色の選手がボールを持っているわけですが、このときボールを持っている黄色の選手以外の赤色のチームの選手4人は、自分がシュートを打てる状態なのか把握しているでしょうか。写真を見ながらそれぞれの気持になってみてください。

写真右の小学生2人はおそらくシュートの意識を持っていません。この状態をボールウォッチャーと言います。一方、緑の私とピンクのハルキはシュートのチャンスだと思っています。そしてハルキはまだゴールが遠い位置から、シュートを放ち、私はそのこぼれ球に反応してゴールしました。

試合中に頭を止めているシーンが少しもない。
ボールウォッチャーにならずに攻めを継続させる。

私たち親子は、そんな選手になりたいと思っていますし、そんなチームがあったらすごく強いし魅力的だと思います。

そしてこうやって動画を撮ると、自分を含め、誰がいつボールウォッチャーになっているのか、ゴールを上げる人がどうしてゴールを上げられるのかがよくわかるので、サッカーをやっている親子は、可能な限り練習のゲームも動画にすることがおススメです。

「ボールウォッチャーになっていたぞ!」

後から動画もなく指摘されても気づかないし実感ないですからね。修正も難しいです。逆に頭を働かせ続けていたかどうかは、動画のプレーのスピードや判断の速さを見れば一目瞭然なので、上手くいったプレーは成功体験としてくっきり脳内に記憶され、積み重なっていくと思います。私もハルキと練習する際には、かならず次の練習をする前にプレーを動画で振り返っています。

ボールウォッチャーになるか得点者になるか。

すべては自分の考え方次第、そして振り返り次第です。
フットボールを楽しんでいる人たちの参考になれば嬉しいです。


◎01~10

01 『親としてはやめてほしくない』
02 『できない子を笑わない』
03 『サッカー選手になれなかった人がフットサル選手になる』
04 『サッカーに熱心な親だらけ!』
05 『左足で走るのが苦手とかあり得る? 個人的には画期的な大発見』
06 『走る(ドリブル)は誰でもできる』
07 『子どものプレーにイライラしがちなお父さんお母さんへ』
08 『両足で蹴ればシュート力は2倍になるぜ!!!』
09 『セレクションは気にしない!~12打数12安打11ホームランでも、まぁまぁはまぁまぁ』
10 『パパはゲームメーカー! ボールにいかないと世界がまったく変わります!』

◎11~20

11 『思い出しただけでイラつく経験を語っても……』
12 『ボールにいかない派とかじゃなく、目的は何かっていう話なんだけど』
13 『ボールにいかないと1人目のディフェンスはいないも同然。味方はグラウンダーでパスを出さなくてもいいし、利き足じゃなくてもかまわない』
14 『子どもが主役の合宿は、世代を超えて受け継がれていた』
15 『イノシシやゴリラにプレスされても大丈夫! ~今が未来につながっている~』
16 『リフティング(1) ボールを拾って役立てようと 僕は思ったわけでもないが』
17『リフティング(2) 空に向かって蹴るのが楽しい!』
18 『リフティング(3)親と性格が違い過ぎると怒っちゃう問題はこうして解決した』
19 『リフティング(4)私たち親子が回数を目標にしなかった理由
20 『親視点(1)みんなドリブルでいっちゃうツライ日々』

◎21~30

21 『牛若丸ターン! ターン後の着地の姿勢で勝負がついていた』
22 『ドリブルの練習をやめたら劇的にうまくなりました』
23 『質問です。未来を意識していた人は誰でしょう? ゴールの角上とつながる』
24 『原文ママさん 手持ちの動画について意見を交わし合う場を作りました』
25 『世代なので死ぬまでにマラドーナのドリブルを身につけたい――運動神経がダメダメな私でも走れば抜けます
26 『ゴールへの意識があればレアルマドリードにもたどり着ける
27 『4ステップはつまずきそうで怖いという質問への回答』
28 『ギュンです! ボールに触れた瞬間に超絶加速する――写真の次のコマの形を当てられたらあなたは名選手に違いないです』
29 『続ギュンです! たいして傾いていなくてももちろん抜けます』
30 『ハルキの自主練なんて一回もみたことないです』

◎31~40

31 『内田史上最強の動き――研究手を基本動作にするプロセス』
32 『7番と9番へ! ディフェンス目線で整理する走る(ドリブル)2022年8月バージョン』
33 『トップ選手との対決で学んだこと――真夏の微妙な大実験』
34 『ボールにいっちゃっている状態とは何かよくわかります』
35 『手を動かしてイラストにしてみるとフォームを覚えられます――中西を描いてみる』
36 『フリーキックの練習を初めてしました』
37 『4ステップがない世界はもう考えられない』
38 『パパさんでも5人ダイレクト成功』
39 『ボールのレイヤーと身体のレイヤーが違うことで、滑らかなスーパープレーが生まれる』
40 『身体はオートマチック、判断はコース取り』

◎41~50

41『プロは目指すものじゃない――どうしても怒っちゃう自分を克服したきっかけ』
42 『ボールなしの練習は最重要!! しゃべるが先で飴玉は後』
43 『走りながらボールに合流する方法』
44 『すべてのプレーはゴールへ続く』
45『景色のプレーと脳内のプレー』
46『試合を動かす選手になる』
47 ルールは拘束的なものではなく、創造的なもの』
48『ドリブル超得意だけど、、、ドリブルのドの字もみせないぜ!
49 『親視点(2)止める蹴るを正確に!! なんてまったく考えていません』
50 『そもそもシュート練習をする前に・・・

◎51~60

51 『なぜ父親が練習しているのか』
52 『 身体を止めずにシュートを打つ』
53 『常識よりも前提。短い距離でもインステップ 』
54 『三手一組の準備ができていれば得点王も夢ではない 』
55『あわや大ケガ……準備も確認も怠らないこと』
56『日本人ってメチャ楽しそうにプレーするね!』
57『忍者?! 一瞬の速さだったら体格差は関係ない』
58『メッシはボールコントロールではなく、身体のコントロールが正確なのでは』
59『ワンステップシュートで文字通り✨超一流✨』
60『このドリブルの最大のコツは、ディフェンスの矢印に意識を払うことだけど』

◎61~70

61『動画編集=宝さがし』
62『ディフェンス時における身体操作(第1歩目)』
63『攻撃の手を緩めない 足を止めたりしない』
64『上手く止めることを目的にしない』
65『次の展開を予想しないでプレーする方がずっと難しくないですか?』
66『親の自分もビビッてしまうけど・・・何ができないかを知りにいく! 』
67『守備の意識が劇変しました』
68『ジンガやフリースタイルのように見えるかもしれないけど』
69『引き込みドリブルのbefore after
70『自然に思えたプレーがエラーだと気づく』

◎71~80

71『自分も味方も等価で全員を一緒に動かしているイメージ』

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