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『続ギュンです! たいして傾いていなくてももちろん抜けます』フットボールペアレンツ029

藍澤誠/Jの先生です。

前回の記事『ギュンです! ボールに触れた瞬間に超絶加速する』の続編です。

前回はハルキ(15歳)の身体操作を見てきましたが、今回はハルキの操作のさまざまなパターンと、私(オレンジのユニフォーム)の操作を連続写真で解説します。前回の記事を読んでいない人は、そちらを先に読むとより理解しやすいと思います。

ボールタッチの直前です。次のコマを想像してみてください。
ボールタッチ

ボールが足に触れました。この触れた右足はすぐに着地して加速足になります。左足を出すために、右足を着地させようとして、その着地の過程にボールがあるイメージです。このコマで左足を出そうとするかが大事です。

ボールが足は前方へ。左足が離れたがっている。
お待たせ左足!

ボールがあった地点に着地できました。この後、左足が前方に運ばれて走るだけです。連続写真だとほぼ加速をしていない、斜めを作れていないように見えますが、この動きだけでディフェンダーはあっさりかわせました(この記事の末に動画があります)。実は最初の写真の左足着地のときには、シュートの踏み込みのように、相手に気づかれる前に体を強く加速せていたのです。別に接地の時だけ加速するルールがあるわけではないですものね。

この後身体はさらに加速します。相手が止まっているのに対し、最初から最後までこっちが動き続けている優位性は大きいです。

だんだん慣れてくると「着地点とボールタッチがほぼ同じ位置」という感覚がつかめてきて、この方が「走りやすい!」となります。
以下の連続写真の次のコマの予想もつくと思います。

この後、タッチした右足はどこに接地するかというと
接地はここです。

傾きがあまりわからない角度になっていますが、前方への推進力が高いことが見て取れます。このときに左足が流れない方がいいだとか、陸上のようなチェック&修正もいれることは可能でしょうが、大きな方向性としてこの足の組み換え=ボールに触れる足が接地したと同時に次の足がでるイメージができると、スピードはまったく落ちないでギュンギュンです

次回はダブルタッチ気味にスライドするときの接地の仕方、ボールをなめる動きの接地の仕方について書きます。本当に、今までの動きと革命的に違うので、運命感じちゃった人はぜひチャレンジしてみてください!

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