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『リフティング(1) ボールを拾って役立てようと 僕は思ったわけでもないが』フットボールペアレンツ016

藍澤誠/Jの先生です。

今日はリフティングについて、ハルキの幼少の頃の映像から現在の取組まで,
動画を交えながら、順を追ってシリーズで書いていきます。

リフティングは、サッカーの練習において「ボールを落とさずに何回つけるか」という技術です。そして子どもたちが取り組んでいる「リフティングの練習」自体が、必要とか不要か意見がわかれているようです。

◎必要派
「子どもの自信になる」「最低限の技術は必要」「集中力が増す」「達成が感じやすい(自己肯定感が高まる)」「トップ中のトップはみんなうまい」「今のオレがあるのはリフティングのおかげ」

◎不要派
「試合で使わない」「デンベレは下手でもトップ選手」「同じ動作だけやっていても意味がない」「回数はある一定を越えたらあとは持久力の問題」「技術だけは上手くて試合で力を出せない日本人の好きそうなこと」

上記のような意見が多く、あとは

「どっちでもいい」「必要な人にとっては必要で不要な人にとっては不要なんだから相手のことは批判しない」「幼少時代はOKで、年齢に応じて条件付きにした方がいい」「リフティングはいると思うけど、少なくともセレクションに取り入れるのはやめて欲しい」

などの中立 or 条件付きのグループでしょうか。

私はというと、現在(2022年)の意見としては

「自分の目標との関係でリフティングの仕方を変えるといい」

というものです。つまりリフティング自体には価値があるとかないとかはなくて、「それをどう役立てたいのか」を大切にしたいです。

現在の私の目標はなんといっても

「プレーのスピードのアップ」

です。

だからどの練習においても、プレーのスピードが上がることを目指しています。プレーのスピードをアップさせるために「ボールにいかない」ことが必要で、そのための身体操作が必要です。わかりやすいように動画を作りました。

「プレー中に体を止めない」「居つかないスムーズな重心移動とは?」「どうやったらボールから意識を切り離せるか」

そのヒントを得るためにリフティングの仕方を変化させているし(回数や安定性を求めない)「物理を無視したファンタジーな仮説を立てがちなのを修正する」「身体操作でどこまで理想の動きができるかをチェックする」という方向でリフティングを活用しています。

ボールの軌道や着地点を見極めて、正しい身体操作をする。
片足だけでやらずに(軸足を作らずに)左右の足を入れ替える。
安定と不安定、不安定と安定の仕組みを知る。
ボールをわざと散らして3回以内のスピーディーさでやりたいプレーにつなげる(1番の目的)=滑らかに身体とボールを合流させるイメージを得る

このような考えですので、チュートリアル的な動画では全くなく「私はこうやってリフティングを役立てている」という動画になりました。みんな自由に、それぞれの目的に合わせて練習を工夫するのが一番だというのが私の意見です。

現在の私は、回数ではなく「スピード重視」にシフトしていますが(ジダンのプレーが好き)、数を目的としている時代もありましたので、次回はそこについて書きたいと思います。

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