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マディソン郡の橋で不倫を考える
この話をきいたのが2022年10月であり、1年と少し経ってふと思い出したから観てみることにしたんだ。
映画は1995年に公開されている。
当時の私は幼すぎて知る由もなかったけれど、時が経って出会えるのは面白い。
秩序と不倫
小さな町の、誰しもが顔見知りの田舎では不倫ができない。
当事者ではない人が不倫を極端に叩く現象は現代社会にもよくみられるが、関係者でもない彼らがなぜ不倫を嫌うのだろうか
見えない世界と見える世界の狭間と出会う
「信じなくていいよ!わたし頭おかしいから!」
そう言って彼女は屈託なく笑った。
彼女は私の旧来の友人で、大人になっても会いたいと思う人であるのは、私と見えている世界が異なっているからであろうか。
私は「科学教」の信者である。日本の多くの人は、義務教育を受けているので、科学的根拠や法則性のある研究された結果が好きである。
しかし、一人ひとり個性があり、脳や遺伝子にほんのわずかな違いがあることで
贈与論で金銭が絡む恋愛について考える
マルセル・モース 贈与論スカンディナヴィア文明やその他多くの文明において、交換と契約は贈り物の形で行われる。
これは理屈では任意だが、実際には義務として与えられ、それに対して返礼される。
なぜ恋愛でお金をもらうことが一般的に良しとされないのか?
それは金銭を"労働による賃金"つまり対価ではなく"贈与"の形でとるからではないか。
時間の経過とともに贈与に対する返礼が伴わなくなる日がくる。
美しさ
私の懺悔 蕩尽と奢侈する重要性と死 ジョルジュ・バタイユ 呪われた部分
19歳くらいから、わたしは止まっているように感じる。
大人になれたらもっとなにかすごい人になれると思っていて、その年齢がきたら自動的にスイッチが切り替わるようにオトナになれると勘違いしていた。
時間の中の性行為は、空間の中の虎と同じだ
この本における断言を目にして、考えさせられる。
性行為自体は現代社会において快楽のために行われることが多く、子を産むという本来の生産性がなくなった。
それはエ