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絵本でイランの今に触れる~「アリババと40人の盗賊」アラビアンナイトのおとぎ話
「ひらけ、ゴマ!」
誰しも一度は聞いたことのあるこのフレーズ。
英語では「Open sesame!」。
ズバリそのものだ。
この有名なフレーズが出てくるおとぎ話が「アリババと40人の盗賊」。アラビアンナイト、いわゆる千夜一夜物語の話のひとつである。
現存するアラビアンナイトの最古の写本の断片は800年代のもので、その後徐々に追加・拡充され1400後期に現在のような形式のものが確立したと考えられ
絵本でイランの今に触れる~4「ボクサー」ブラチスラバ世界絵本原画展グランプリ受賞作品
その絵本のタイトルは「ボクサー」。
絵本の、しかもイラン人が描いた物のタイトルが、「ボクサー」?
正直どういうストーリーなのか想像がつかない。
まずもって「イラン」とはどういう国だ?
イスラムの国。
頭にはスカーフを巻く女性。
そしてペルシャ絨毯。
おそらく一般的にはこんなイメージがあるだろう。
じゃあさ、イラン出身の有名なボクサーっていたっけ?
そもそもイランって、ボクシングやっていいの?
絵本でイランの今に触れる~3. ペルシャ語翻訳家「愛甲恵子」さん~
どんなマイナーな言語にも、翻訳家がいらっしゃる。イランで話す言語はペルシャ語。そのペルシャ語を専門に絵本の翻訳をされているのが「愛甲恵子(あいこう けいこ)」さんだ。
愛甲さんとの面識など全くない僕であったが、一緒に行った友人のずば抜けたコミュニケーション能力のおかげで、愛甲さんと直接お話することができた。
待ち合わせ時間にカフェに辿り着くと、友人が知らない人と話し込んでいる。ショートカットに
コロナ禍の黄色いバスの運転手・オンラインインタビュー<歴史と車体>from USA
NY州在住・スクールバスドライバー・ボリスさんのオンラインインタビュー記事の最終回です。今回はスクールバスの歴史、車体の色の意味などに迫ります!
――日本では、学校に行くとなると徒歩か自転車、もしくは電車や市バスなどに乗っていくというスタイルが一般的です。一方でアメリカはスクールバスが主流ですね。
ボリスさん:アメリカ全土では、毎日48万台のスクールバスが、2,600万人を超える子供を学校へ運
コロナ禍の黄色いバスの運転手・オンラインインタビュー<男女平等社会>from USA
――前回のインタビューで、スクールバスは子供が学ぶ権利のために存在するのだということを改めて認識しました。そのためにスクールバス会社は地区(District)に所属し、税金で運営されているということでした。しかしながら全てが公営ではなく民間(Private Business)が運営しているバス会社もあるということですよね?
ボリスさん:はい、もちろんです。
――その違いは何でしょうか?
ボリ
コロナ禍の黄色いバスの運転手・オンラインインタビュー<パンデミック下での大型免許取得>from USA
アメリカ、NY州在住のボリス・クルシンさんにオンラインインタビューを行いました。(ボリスさんのプロフィールは前回の記事をご参照ください)
コロナ禍のアメリカで、黄色いスクールバスの運転手になったボリスさん。大型免許取得にコロナはどう影響したのでしょうか?
――それではボリスさん、早速ですが本日はよろしくお願いします!
ボリスさん:はい、よろしくお願いします!
――黄色いスクールバスの運転手