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絵本でイランの今に触れる~ 2.「アリババと40人の盗賊」原画展~


白い壁に「アリババと40人の盗賊」の原画が並ぶ。
ナイゲス・モハンマディ(Narges Mohammadi)さんというイラン人女性が描いた作品だ。

1978年(僕と同じ年!)イランはアラークという中西部出身で現在テヘラン(イランの首都)在住のこのイラストレーターは、世界に名だたる数々の賞を受賞し、児童書イラストレーター協会の会長もなさっている、凄い方なのだ。

画廊のようです


ナルゲスさんは美人さん

絵のタッチを見ると、「やはり外国の絵だ~」という雰囲気。(稚拙で恐縮です)日本のアニメ調の人物像を見慣れていると、こういうかわいくもかっこよくもない人の描写は新鮮だ。

「余白」の使い方がお洒落。
一枚の絵に描き込んでいる箇所と余白の部分が、良い感じにバランスを取っている。

「開けごま!」

全体的に落ち着いた色合いで、子供の絵本なのに大人の装いというか、知的な印象を受けた。

次回はペルシャ語翻訳家の「愛甲恵子」さんについて!