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絵本でイランの今に触れる~「アリババと40人の盗賊」アラビアンナイトのおとぎ話
「ひらけ、ゴマ!」
誰しも一度は聞いたことのあるこのフレーズ。
英語では「Open sesame!」。
ズバリそのものだ。
この有名なフレーズが出てくるおとぎ話が「アリババと40人の盗賊」。アラビアンナイト、いわゆる千夜一夜物語の話のひとつである。
現存するアラビアンナイトの最古の写本の断片は800年代のもので、その後徐々に追加・拡充され1400後期に現在のような形式のものが確立したと考えられ
絵本でイランの今に触れる~4「ボクサー」ブラチスラバ世界絵本原画展グランプリ受賞作品
その絵本のタイトルは「ボクサー」。
絵本の、しかもイラン人が描いた物のタイトルが、「ボクサー」?
正直どういうストーリーなのか想像がつかない。
まずもって「イラン」とはどういう国だ?
イスラムの国。
頭にはスカーフを巻く女性。
そしてペルシャ絨毯。
おそらく一般的にはこんなイメージがあるだろう。
じゃあさ、イラン出身の有名なボクサーっていたっけ?
そもそもイランって、ボクシングやっていいの?
絵本でイランの今に触れる~3. ペルシャ語翻訳家「愛甲恵子」さん~
どんなマイナーな言語にも、翻訳家がいらっしゃる。イランで話す言語はペルシャ語。そのペルシャ語を専門に絵本の翻訳をされているのが「愛甲恵子(あいこう けいこ)」さんだ。
愛甲さんとの面識など全くない僕であったが、一緒に行った友人のずば抜けたコミュニケーション能力のおかげで、愛甲さんと直接お話することができた。
待ち合わせ時間にカフェに辿り着くと、友人が知らない人と話し込んでいる。ショートカットに