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2019年4月の記事一覧
アルジャーノンに見る「知性とは何か」(伊藤玲阿奈)
指揮者・伊藤玲阿奈「ニューヨークの書斎から」第2回
“Flowers for Algernon” by Daniel Keyes 2012年
『アルジャーノンに花束を』 著:ダニエル・キイス 訳:小尾芙佐
早川書房 ハヤカワ文庫 (新版) 2015年出版
知的障がいを持つ主人公チャーリイ・ゴードンの数奇な物語を描いた『アルジャーノンに花束を』(以下、『アルジャーノン』)は、一般にはSF小説の金
「仕事ができる」と言われたいが、自信もない新社会人の方へ。
こんばんは。日曜日が終わりますね、太田です。
タイトルの件、もやもやと考えたりする時期なんじゃないかと思って、新人時代を振り返って書こうと思い立ちました。
僕みたいに「根拠のある自信」を少々と、「根拠のない自信」が全くない状態で社会人1年目に突入した方に届けばと願います。
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「あいつ、仕事できるよね」
この一言は、仕事をせざるを得ない限り言われて嬉しいものです。だけど先に言っておくと、
望月優大『ふたつの日本』と、移民家族の歌としてのキリンジ「エイリアンズ」
■これは「彼ら」の話ではなくて、「私たち」の話
望月優大さんの新刊『ふたつの日本 「移民国家」の建前と現実』を読んだ。
いろんなことを考えさせられる、とても興味深い本だった。
本の内容は、タイトルのとおり、「いわゆる移民政策はとらない」というスタンスを取り続ける政府の“建前”と、労働力を求める企業の“現実”によって引き裂かれ、在留外国人たちが複雑な立場に置かれ続けている日本という国の
居場所のない“異端児”が城を築くまで
むかしむかし、職場で私は”異端児”だった。
私が関心があり好きでいるものは、職場のたいていの人にとっては理解できないことだったようで、よく私の陰口が聴こえてきた。
「あの子なんなんだろうね」
「さあ、よくわからない」
もう忘れてしまったけど、なんだかあだ名もつけられていた笑。(宇宙人、みたいな感じだったように思う)
どうやら、その頃私が熱意を傾けていたチャリティーダンスイベントや震災の復興