工藤 瑞穂

社会的マイノリティに焦点をあてた、人の可能性が広がる瞬間を捉える活動《NPO法人soa…

工藤 瑞穂

社会的マイノリティに焦点をあてた、人の可能性が広がる瞬間を捉える活動《NPO法人soar》代表🕊編集長としてウェブメディア「soar」を運営しています。http://soar-world.com/

最近の記事

「あなたたちの活動はキラキラしてて、見るのがつらいんです」 そんな葛藤も抱いて、世界をよりよくする可能性に #soar応援

「soarはキラキラしているから、見るのがつらいんです...」 とあるsoar主催のオンラインイベントで、こうチャットに書いてくださった方がいた。 私はそのときトークセッション中だったけれど、一瞬で胸がざわついた。実はこの言葉は、幾度となく読者のみなさんから、soarに対して投げかけられてきた言葉だったからです。 自分たちがインタビューイから大切なお話をお聞きさせてもらい、その人生や学んできたことを、ありのままに伝えたい。そう考え誰かの力になりたくてつくったメディアが、

    • あなたも私も”お大事にね”。そう声をかけあって生きていこう #soar応援

      「このチームで仕事していくなかで、私たちがよく言ってる言葉ってなんだろうね」 あれはとある秋の日。オフィスでスタッフみんなで集まったとき、こんな問いが出た。 活動3年目にしてやっと、「soarの行動指針をつくろう」と話し合っていたところ。仕事を進めるプロセスで、みんながよく使う言葉に私たちらしさがあるだろうから、それを取り入れられたらと思ったのです。 「うーん...。“お大事に”のような気が」 言われてみると......確かに! そう気づいたときはひっくり返りました

      • 同僚の仕事のミスを受け入れられなかった、あの頃の私へ

        「仕事で失敗してしまうのは、私の人格がいけないからだと思ってました」 今、私が経営する「soar」というチームの会議で、ある日メンバーが泣きながらこんなことを言った。 「以前の職場では失敗をしたら激しく怒られて、自分の人格を否定をされることが当たり前。いつのまにか仕事をするのが怖くて仕方なくなって、できない自分や弱い自分を、職場では絶対に見せてはいけないと思うようになりました。失敗は失敗のまま。私の人格がいけないから。それで終わっていました」 そのメンバーは何かあるたび

        • 「生きていてよかった」そう思える瞬間をこの世界に増やしたい

          「私、今日ここにきて、生きていてよかったと思いました」 soarのイベントで、ある女性がたくさんの人がいるなかで、手をあげてこんなことを言ってくれた。目をきらめかせて、表情はとても晴れやかだった。その瞬間に私にはぐっとこみ上げるものがあった。 ーーーー 8年前、私が仙台に住んでいた頃、東日本大震災があった。福島では原発事故が起き、たくさんの人が避難のため宮城に移住していた。 友人も子どものために故郷である福島を離れる選択をし、私はそのことにとても胸を痛めていた。その頃

        「あなたたちの活動はキラキラしてて、見るのがつらいんです」 そんな葛藤も抱いて、世界をよりよくする可能性に #soar応援

        • あなたも私も”お大事にね”。そう声をかけあって生きていこう #soar応援

        • 同僚の仕事のミスを受け入れられなかった、あの頃の私へ

        • 「生きていてよかった」そう思える瞬間をこの世界に増やしたい

          居場所のない“異端児”が城を築くまで

          むかしむかし、職場で私は”異端児”だった。 私が関心があり好きでいるものは、職場のたいていの人にとっては理解できないことだったようで、よく私の陰口が聴こえてきた。 「あの子なんなんだろうね」 「さあ、よくわからない」 もう忘れてしまったけど、なんだかあだ名もつけられていた笑。(宇宙人、みたいな感じだったように思う) どうやら、その頃私が熱意を傾けていたチャリティーダンスイベントや震災の復興支援活動のブログを見つけたらしい。 職場ではそんなに仕事ができるわけでないのに

          居場所のない“異端児”が城を築くまで

          4年目もみんなと一緒に“冒険”をしたい #soar応援

          こちらの記事には、ウェブメディアsoarの3周年に向けて、soarメンバーやsoarライター・これまで記事に登場した方たちがsoarへの思いを綴ったコラムを掲載しています。 今日12/22は、soarの3歳の誕生日。 たった1年のあいだでも、「soar」というメディアは本当にすくすく成長した。(私はsoarちゃんと呼んで、子育て気分でかわいがっている) 月5万人だった読者は、30万人に。1年で116記事をリリースし、多くの人に読んでいただくことができた。 運営を寄付で

          4年目もみんなと一緒に“冒険”をしたい #soar応援

          新卒のとき、私はどうしようもないダメ社員だった。

          私は本当にどうしようもないダメ新入社員だった。 何がどうしようもないって、社会をなめきっていたから本気で仕事をしなかったし、自分はできる人間だと勝手に勘違いしていた。 だから努力しないし、怒られても全く反省していなかった。 しょっちゅうさぼって、しかも見つかるっていうどうしようもなさ。笑 いやなことは全部会社のせいにして、「私が力を発揮できるのはこの場所じゃない、この仕事が合わないからだめなんだ。私はこんなことをやりたいんじゃない」と毎日思っていた。 でもなんで変わ

          新卒のとき、私はどうしようもないダメ社員だった。