工藤 瑞穂

社会的マイノリティに焦点をあてた、人の可能性が広がる瞬間を捉える活動《NPO法人soa…

工藤 瑞穂

社会的マイノリティに焦点をあてた、人の可能性が広がる瞬間を捉える活動《NPO法人soar》代表🕊編集長としてウェブメディア「soar」を運営しています。http://soar-world.com/

記事一覧

「あなたたちの活動はキラキラしてて、見るのがつらいんです」 そんな葛藤も抱いて、世界をよりよくする可能性に #soar応援

「soarはキラキラしているから、見るのがつらいんです...」 とあるsoar主催のオンラインイベントで、こうチャットに書いてくださった方がいた。 私はそのときトークセッ…

工藤 瑞穂
3年前
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あなたも私も”お大事にね”。そう声をかけあって生きていこう #soar応援

「このチームで仕事していくなかで、私たちがよく言ってる言葉ってなんだろうね」 あれはとある秋の日。オフィスでスタッフみんなで集まったとき、こんな問いが出た。 活…

工藤 瑞穂
4年前
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同僚の仕事のミスを受け入れられなかった、あの頃の私へ

「仕事で失敗してしまうのは、私の人格がいけないからだと思ってました」 今、私が経営する「soar」というチームの会議で、ある日メンバーが泣きながらこんなことを言った…

工藤 瑞穂
4年前
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「生きていてよかった」そう思える瞬間をこの世界に増やしたい

「私、今日ここにきて、生きていてよかったと思いました」 soarのイベントで、ある女性がたくさんの人がいるなかで、手をあげてこんなことを言ってくれた。目をきらめかせ…

工藤 瑞穂
5年前
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居場所のない“異端児”が城を築くまで

むかしむかし、職場で私は”異端児”だった。 私が関心があり好きでいるものは、職場のたいていの人にとっては理解できないことだったようで、よく私の陰口が聴こえてきた…

工藤 瑞穂
5年前
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4年目もみんなと一緒に“冒険”をしたい #soar応援

こちらの記事には、ウェブメディアsoarの3周年に向けて、soarメンバーやsoarライター・これまで記事に登場した方たちがsoarへの思いを綴ったコラムを掲載しています。 今…

工藤 瑞穂
5年前
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新卒のとき、私はどうしようもないダメ社員だった。

私は本当にどうしようもないダメ新入社員だった。 何がどうしようもないって、社会をなめきっていたから本気で仕事をしなかったし、自分はできる人間だと勝手に勘違いして…

工藤 瑞穂
6年前
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「あなたたちの活動はキラキラしてて、見るのがつらいんです」 そんな葛藤も抱いて、世界をよりよくする可能性に #soar応援

「あなたたちの活動はキラキラしてて、見るのがつらいんです」 そんな葛藤も抱いて、世界をよりよくする可能性に #soar応援

「soarはキラキラしているから、見るのがつらいんです...」

とあるsoar主催のオンラインイベントで、こうチャットに書いてくださった方がいた。

私はそのときトークセッション中だったけれど、一瞬で胸がざわついた。実はこの言葉は、幾度となく読者のみなさんから、soarに対して投げかけられてきた言葉だったからです。

自分たちがインタビューイから大切なお話をお聞きさせてもらい、その人生や学んでき

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あなたも私も”お大事にね”。そう声をかけあって生きていこう #soar応援

あなたも私も”お大事にね”。そう声をかけあって生きていこう #soar応援

「このチームで仕事していくなかで、私たちがよく言ってる言葉ってなんだろうね」

あれはとある秋の日。オフィスでスタッフみんなで集まったとき、こんな問いが出た。

活動3年目にしてやっと、「soarの行動指針をつくろう」と話し合っていたところ。仕事を進めるプロセスで、みんながよく使う言葉に私たちらしさがあるだろうから、それを取り入れられたらと思ったのです。

「うーん...。“お大事に”のような気が

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同僚の仕事のミスを受け入れられなかった、あの頃の私へ

同僚の仕事のミスを受け入れられなかった、あの頃の私へ

「仕事で失敗してしまうのは、私の人格がいけないからだと思ってました」

今、私が経営する「soar」というチームの会議で、ある日メンバーが泣きながらこんなことを言った。

「以前の職場では失敗をしたら激しく怒られて、自分の人格を否定をされることが当たり前。いつのまにか仕事をするのが怖くて仕方なくなって、できない自分や弱い自分を、職場では絶対に見せてはいけないと思うようになりました。失敗は失敗のまま

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「生きていてよかった」そう思える瞬間をこの世界に増やしたい

「生きていてよかった」そう思える瞬間をこの世界に増やしたい

「私、今日ここにきて、生きていてよかったと思いました」

soarのイベントで、ある女性がたくさんの人がいるなかで、手をあげてこんなことを言ってくれた。目をきらめかせて、表情はとても晴れやかだった。その瞬間に私にはぐっとこみ上げるものがあった。

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8年前、私が仙台に住んでいた頃、東日本大震災があった。福島では原発事故が起き、たくさんの人が避難のため宮城に移住していた。

友人も子どもの

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居場所のない“異端児”が城を築くまで

居場所のない“異端児”が城を築くまで

むかしむかし、職場で私は”異端児”だった。

私が関心があり好きでいるものは、職場のたいていの人にとっては理解できないことだったようで、よく私の陰口が聴こえてきた。

「あの子なんなんだろうね」
「さあ、よくわからない」

もう忘れてしまったけど、なんだかあだ名もつけられていた笑。(宇宙人、みたいな感じだったように思う)

どうやら、その頃私が熱意を傾けていたチャリティーダンスイベントや震災の復興

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4年目もみんなと一緒に“冒険”をしたい     #soar応援

4年目もみんなと一緒に“冒険”をしたい #soar応援

こちらの記事には、ウェブメディアsoarの3周年に向けて、soarメンバーやsoarライター・これまで記事に登場した方たちがsoarへの思いを綴ったコラムを掲載しています。

今日12/22は、soarの3歳の誕生日。

たった1年のあいだでも、「soar」というメディアは本当にすくすく成長した。(私はsoarちゃんと呼んで、子育て気分でかわいがっている)

月5万人だった読者は、30万人に。1年

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新卒のとき、私はどうしようもないダメ社員だった。

新卒のとき、私はどうしようもないダメ社員だった。

私は本当にどうしようもないダメ新入社員だった。

何がどうしようもないって、社会をなめきっていたから本気で仕事をしなかったし、自分はできる人間だと勝手に勘違いしていた。

だから努力しないし、怒られても全く反省していなかった。

しょっちゅうさぼって、しかも見つかるっていうどうしようもなさ。笑

いやなことは全部会社のせいにして、「私が力を発揮できるのはこの場所じゃない、この仕事が合わないからだめ

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