柴 那典

a.k.a シバナテン。ライター/編集者/音楽ジャーナリスト。著書に『平成のヒット曲』(新潮社)『ヒットの崩壊』(講談社)『初音ミクはなぜ世界を変えたのか?』(太田出版)、共著に『渋谷音楽図鑑』(太田出版)。noteでは気になった曲や現象について書いていきます。

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      楽曲のレビューやおすすめのミュージシャン、音楽業界の考察など、音楽にまつわる記事をまとめていきます。

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      。制作意図はこちら。(http://bit.ly/1eryG86)

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    • 2016年の気に入った曲たち

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    ハッピー・ハードコア漫才としてのヨネダ2000「餅つき」

    ■リズムキープ力の異常な高さ 今年も『M-1グランプリ』面白かった! なんだかんだで忙しくて直後に感想書けなくてもうすっかり時間が経ってしまったんだけど、それでもブログに書いておこう。ヨネダ2000の「餅つき」のネタがBPM160であることの“意味”について。 抜群に面白かったです。僕は劇場に足を運ぶほどのコアなお笑いファンではないけれど、去年から「すごいのがいる」という噂は伝わってきて。で、THE Wに続いてM-1で観て、すっかりファンになってしまった。 直後の感想

      • 春ねむりさんのことについて

        まあ、これは書かねばならないよな。なんせ当事者なので。 沈黙していたほうが波風立たないのはわかっているけれど、自分のスタンスを表明しておかないのはよくないなと思うのでね。そして僕にとってブログというのはそういうことを文字にして残しておく場所でもあるので。 というわけで、何があったのか、僕がどう思っているのかを、つらつらと書いていきます。 8月28日に、宇野維正さんとのトークイベントをやりました。 「毎回波乱のトークバトル 2022年夏編」というイベント。サブタイトルは

        • 「BRIAN ENO AMBIENT KYOTO」に行ってきた

          ブライアン・イーノの展覧会「BRIAN ENO AMBIENT KYOTO」に行ってきました。 場所は京都中央信用金庫 旧厚生センター。京都駅から徒歩数分の場所で、建物一棟をまるまる使ったインスタレーションになっている。 なかなかすごい体験だった。出張の合間だったので1時間半くらいしか居られなかったのだけれど、これ、後の予定とか全くないときに行ったほうがいいです。 建物は3階建てで、「THE SHIP」「Face to Face」「Light Boxes」「77 MIL

          • cakesサービス終了と、この先の不安

            cakesがサービスを終了する。 正直、かなり寂しい思いはありますよ。もちろんメディアの世界は諸行無常であって、全ての場所やサービスが永続的に続くわけじゃないことはわかっている。紙と違ってウェブメディアのアーカイブ性が低いということも、わかってはいる。でも、「サービス終了後はすべての記事が閲覧できなくなります」というのは、やっぱり寂しい。 いろいろあったけれど、cakesは書き手として初期から携わったメディアプラットフォームだというのが大きいんだと思います。まだnote株

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            コーチェラと宇多田ヒカルと88risingと「Asian Pops」の時代の突端

            3年ぶりのコーチェラ・フェスティバル。YouTubeで観てました。特にビリー・アイリッシュがヘッドライナーをつとめた2日目は、とても感慨深いものがあった。いろんな意味で時代の転換点が見てとれた。 驚いたのは直前で宇多田ヒカルの出演が決まったこと。しかもメインステージの「88rising's HEAD IN THE CLOUDS FOREVER」への出演。88risingのショーン・ミヤシロから誘われたということらしい。 88risingといえばアジアのポップカルチャーをグ

            Adoがまふまふから受け取ったバトン、人生の伏線回収

            Adoの初のワンマンライブ「喜劇」を観てきました。4月4日、場所はZepp DiverCity TOKYO。 素晴らしかったです。最初の感想は、なんといっても「いる!」ということ。なにせ初のライブ。これまで一世風靡した存在になったのに、顔はもちろん、姿形もメディアには一切公開してこなかったわけで。集まった人には、ようやく「会えた」という感慨も大きかったんじゃないかと思う。 ステージの上には磨りガラスみたいな感じの大きなボックスがあって、Adoは大きな映像を背景にその中で照

            2021年の10曲(海外編)

            続いて海外編の「2021年の10曲」もあげておきます。今年はわりと聴くもの偏った感じがするけど、好みはこんな感じでした。 underscores - Spoiled little brat Spotifyの「2021年まとめ」を見たら、これが1番聴いた曲でした。カリフォルニアを拠点に活動するunderscoresのデビューアルバム『fishmonger』に収録された曲。アルバム自体もかなり聴いてた。 もともとハイパーポップというのはプレイリストから生まれた言葉だけあって、

            2021年の10曲(国内編)

            すっかり年末になっちゃいました。すっかり慌ただしい年の瀬。個人的には「年間ベスト」みたいなことはあまりやりたくない性分なのですが、自分の記憶を記録に定着させるという意味でも、今年聴いてハッとした曲を書きとめておこうと思います。 STUTS & 松たか子 with 3exes 「Presence Remix feat. T-Pablow, Daichi Yamamoto, NENE, BIM, KID FRESINO」まずは『大豆田とわ子と三人の元夫』主題歌のこの曲。2021

            2021年9月〜11月に聴いてよかったアルバム

            ずいぶんとご無沙汰。 『平成のヒット曲』の執筆に籠もったり、その他いろいろの〆切に追われていたもんで、すっかりこっちからは離れていた。でも、聴いてよかった音楽を記録していくのはずっとやらんとなーと思っていたので、おもむろに再開します。また途切れたらヤダなと思うけれど、淡々とやっていきます。 ■Self Esteem『Prioritise Pleasure』ぜんぜん前情報も知らずに「Prioritise Pleasure」という曲を聴いたらめちゃめちゃよくて、その他の曲も抜

            『平成のヒット曲』の「はじめに」

            新刊『平成のヒット曲』が、11月17日に発売されました。その「はじめに」と「目次」を、横書きで読みやすいよう少し修正を加えて公開します。  平成とは、どんな時代だったのか――。  本書は、それを30のヒット曲から探る一冊だ。  1989年の美空ひばり「川の流れのように」から、2018年の米津玄師「Lemon」まで。ヒットソングがどのような思いをもとに作られ、それがどんな現象を生み出し、結果として社会に何をもたらしたのか。そのことを読み解くことで、時代の実像を浮かび上がら

            2021年3月に聴いてよかったアルバム&EP

            すっかり4月の半ばになってしまったけど、これは続けるよ。 書かないと忘れてしまう。SNSやニュースサイトばかり見ていると、他者の憤りや苛立ちや虚栄心に胸の内を掴まれて、自分のすきなもの、自分を成り立たせているものを見失ってしまう。わかっちゃいるけどやめられない。 自分の書く文章の、一番大事な読み手は他の誰かじゃなくて3年後、5年後、10年後の自分だ。そのことはずっと覚えておくべきこと。だから繰り返しここにも書いておこう。 そういうわけで3月によく聴いたアルバム。 ■東

            2021年2月に聴いてよかったアルバム&EP

            今月もあっという間だった!  きちんと記録しておかないと、どんどん忘れていってしまう。 というわけで2月に聴いてよかったアルバムやEPを。 ■millenium parade 『THE MILLENNIUM PARADE』これはよかったなあ。常田大希率いる音楽集団、millennium paqradeの初アルバム。『ゲーテ』と『EYESCREAM』にレビューを書いたんですが、どことなく生と死の境界線のイメージが漂っているところが、とても好きです。 ■アイナ・ジ・エンド『

            2021年1月に聴いてよかったアルバム&EP

            2021年に入って、もう1ヶ月。はやいですね。いろんなことが飛ぶように過ぎ去っていってしまうので、これはよかったなーと思うアルバムやEPを記録していこうと思います。 ■Arlo Parks『Collapsed in Sunbeams』サウス・ロンドン出身のシンガーソングライターによるデビューアルバム。いやー、これは素晴らしいです。たった数年前に音楽制作を始めたそうだけれど、ほんとに成熟してる。ネオソウルとR&Bと、あとはレディオヘッドやポーティスヘッドあたりのオルタナティヴ

            福山雅治と24kゴールデンとSiipと、2020年代のモダン・ロックの鳴っている場所

            『サウンド&レコーディング・マガジン』に載っていた福山雅治のインタビューが、とても興味深かった。 めっちゃ面白いのは、テレビの露出とかでは「めんたいロックがルーツ」くらいしか掘り下げられない福山雅治が、今のグローバルな音楽シーンのトレンドをちゃんとフォローして、リファレンスにして、そのテイストを自分の楽曲制作に活かしていること。12月に出た最新アルバム『AKIRA』の表題曲「AKIRA」を聴くとよくわかる。 細かくハットを刻み、無音でブレイクを決める。アコースティック・ギ

            2020年の50枚

            2020年、もうすぐ終わりですね。 音楽産業にとってはなかなかシビアな一年だったんですが、その一方で、クリエイティブや、価値観という意味では、新しい種が撒かれた一年だったような気がします。2020年の総括については、以下のKAI-YOU Premiumにも書きました。 ここでは2020年の50枚をあげておこうと思います。順不同。最初は「年間ベスト」の形で書こうかなと思ってたんですが、どうも最近、自分の中で「順位をつける」という行為にしっくりこないものがあるんだよね。なんだ

            くるりの「益荒男さん」と「大阪万博」のヤバさについて

            曲が配信されたのは先月だからタイミング的には遅いけどそういうのは気にしない。『MUSICA』にも書いたけどこっちにも書いておこう。くるりの「益荒男さん」と「大阪万博」がマジですごいよねという話。 コミカルじゃなくてインタレスティングという意味での“笑い”を風刺と共にポップソングに込めるのは知性と教養と勇気が必要なことで、そういう意味で“益荒男さん”は本当にすごい。他の誰にも真似できない。川上音二郎が明治時代にやってたことを2020年にアップデートしてるとも言えるけど、節回し