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読書録:プロジェクト・シン・エヴァンゲリオン -実績・省察・評価・総括-
「『シン・エヴァンゲリオン劇場版』(以下『シン・エヴァ』)制作を1つのプロジェクトとして捉え、それを遂行する」という視点で振り返り、記録としてまとめた本。執筆は、株式会社カラーの成田和優氏。成田氏は、JAXAからカラーの制作進行に転職し、『シン・エヴァ』を担当。進捗管理を中心にプロジェクトマネジメントに関するさまざまな領域で活躍した。
プロジェクトマネジメント、プロジェクトデザイン、コミュニケー
打ち合わせのゴールを明確にすることはなぜ大切なのか
最近、打ち合わせの進行をさせてもらうことが以前よりも増えて、アジェンダを自分で作る機会も増えた。先輩1人1人が、いつも大切なことを教えてくれる。「言いたいことは、アジェンダに全部書いておく」とか、「打ち合わせに使う資料は、参加する人も手元でも見られるようにしておく」とか、いろいろある。
そんなアドバイスのうちの1つに、「打ち合わせのゴールを明確にする」というものがある。あたり前のように聞こえるし
読書録:「ねぇ、私の話聞いてる?」と言われない「聴く力」
先日読んだ本の内容と、そこから考えたことについて書いてみる。
そもそも傾聴とは何をすることで、どうすれば「傾聴できている」と言えるのか。傾聴の目的は何で、そこに必要な知識や技術にはどんなものがあるのか。具体例や、練習の仕方などを交えながら、分かりやすくまとめられている。
■ 全体の構成
最初に、話が聴けない人をタイプごとに紹介している。
次に、傾聴という言葉が持つ行為の要素、傾聴の
オンラインのとうきび収穫体験に参加してみた話
今度初めてオンラインでイベントをやることになったので、参考がてらにと、先週こんなイベントに参加してみた。
オンラインで十勝の農場のとうきび収穫体験に参加できるイベント。現地での作業時間に合わせて、開始時間は朝4時半と朝7時の2回があって、土日両日の開催だった。
僕は土曜日に申し込んでいたのだけど、うっかりgoogleカレンダーに夕方4時半で予定を入れてしまっていて、土曜日の朝は爆睡していた。朝
今週のふりかえり_200719
今読んでいる「聴く力の強化書」という本で、印象に残っているところを少し書き留める。
読もうと思ったのは、昔から人の話を聴くことに苦手意識があったからだった。どんな苦手さかというと、大きく2種類ある。
1つは、人が話しているのに、あるワードが頭の中で引っかかって全然違うところに気持ちが向いてしまって、途中から内容が頭に入ってきていなかったり、相手の表情を察せられていないタイプ。
もう1つは、最
今週のふりかえり_200712
この前、帰りに会社の先輩Tさんと立ち飲み屋に寄った。コロナ後にこうしてふらっと人と居酒屋に行くのは随分と久しぶりなことだった。「やっぱりお店で呑むのはいいな」って思つつ、少しばかり懐かしいような、そんな心持ちで過ごした素敵な時間だった。
そのときにTさんが話していたことについてすごく共感したり、考えたりしたことがあった。
Tさんは、会社に勤めながら、副業ではWebメディアの編集長という顔も持っ
今週のふりかえり_200621
今月は、3週に渡ってプロジェクトマネジメントの講義を会社のみんなで受講した。 講師は、プロジェクトマネジメント、戦略立案、コンセプト立案などを専門にお仕事をされている野村隆昌さん。
ロフトワークでは、「PMBOK」とよばれる国際標準のプロジェクトマネジメントの知識体系を、あらゆるプロジェクトのベースにしていて、今回の講義もこれに沿うものだった。講座を通じて考えたことをまとめておく。
プロジェク