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英語学習・教育

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記事一覧

大学とコスパ

大学とコスパ

「大学」にいわゆる「コストパフォーマンス」を求めない人は、経済面で苦しむ機会が少なかった人のような気がしている。

例えば、地方出身で経済的に恵まれていない人を挙げよう。彼らは大学という教育機関を「将来お金に苦しまないために行くための卒業証明書発行機関」と捉えやすく、そこにアカデミアの終焉があることはほとんど気にしない傾向にある。

大学に対する意識は以下のように、二分化できる気がしてならない。

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読書は自己との対話/ 情報世界について思うこと

読書は自己との対話/ 情報世界について思うこと

読書とは、自己との対話である。著者の思想や経験を自分のそれらと照らし合わせながら、「自分」というボヤけた輪郭をしっかりと浮かび上がらせる地道な作業に近い。自己を分かりしめるには、まず、様々な本を読まなくてはならない。

それなのに、今までの生活を振り返ってみると、様々な本に出会う可能性を「大人」たちに潰されてきたように思う。

例えば小学生や中学生の頃の図書室を思い出して欲しい。どんな本があっただ

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「はたらく」に正解はないの

就活時、「⚫︎⚫︎はこれをやった方がいい」ならまだ良かったが、「なんでこの大事な時期に社会人と話さないの?」と責め立てるような聞き方で近寄るクソパーマがいたモノだった。頼んでもいないのにあのクソパーマは寄ってきたから厄介だった。

今思うことは、社会には「正解がない」ということだ。メラメラと闘志を燃やす就活生に対してキャリアアドバイザー以外の大人たちが手を差し伸べない理由は、「自分の手で彼らの尊く

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接客で「早く持ってこいよ」と言われたときの対応。世直し勘違いクソじじいvsアルバイト

接客で「早く持ってこいよ」と言われたときの対応。世直し勘違いクソじじいvsアルバイト

居酒屋で店員にいびってるくそじじい軍団がいた。そのじじいは「この魚冷めているからもう一回出して」「お酒はまだか」「さっき頼んだのは?」と何度も何度も同じことを店員に頼んでいた。店も多少は早く出す責任もあるが、とても混みあう土日の夜にそんな風に店員に絡んでいたら他の客の提供も遅れるし、我慢しろよ、と思った。難しい問題だ。

客に優しい世の中は消えつつあると感じる。飲食店で働いているほとんどのアルバイ

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真面目な教育ブログを書いてたはずだった...

真面目な教育ブログを書いてたはずだった...

例えばhealthy profitが出てくるとするじゃ無いですか。ここで2パターンの生徒が生まれるわけですわ。①「けっこう潤ってる」「大きな利益」などそれとない言葉を選べる人 ②長い時間分からず黙ったままの人の2つ。

この①と②の時間差や自信差は何から生まれるのか、と考えたんです。

時間差に関しては、今までの読書量とか単語に対するイメージが広いかどうかかな?と思いましたが、自信差についてはど

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働く熱量 とか 意識高い とかの話

働く熱量 とか 意識高い とかの話

新しいバイト先で自分が役に立てない瞬間があることを知り、働く勇気が無くなった。それまでは何をやってもうまくいっていたからだ。

世の中にはメラメラ燃えるような情熱で働ける人もいれば、まいにち精神を擦り減らして働いている人もいる。自分はどちらも経験してしまったから、2つのパターン両方の気持ちが分かるような気がする。危惧しているのは、どちらかだけの人間になると分断が生まれて、「意識高い(低い)系」と揶

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「ただ属する」より「組織を〇〇」するマインド?!

「ただ属する」より「組織を〇〇」するマインド?!

今ぼくはカフェにいる。こうして大学最後の1年で時間に余裕ができると、脳がひまになる。そう、脳がひまなのだ。でなければnoteを書いていない。
こうしてnoteを書いていると、新しい発想が生まれたりする。

先ほど、過去3年間の行動やその結果などを分析している自分に気づいた。 せっかくだからnoteに起こす。

———さいごは「分析の1年」にしよう。
・なぜあの時あの決断をしたか
・なぜあの宣伝で

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教授に『このスライドデザインいいね』と言われたので、何気なく作ったスライドを分析してみた話

教授に『このスライドデザインいいね』と言われたので、何気なく作ったスライドを分析してみた話

30分のプレゼンテーションを終えると、教授からアドバイスが入る–--。

これが授業の自然な流れです。

最大限、盛って言うとしたら、「プレゼンテーションの明暗が分かれる」瞬間です。

教授のジャッジメント攻撃に対して、先頭に立つ人間の気分を味わうのです。

そう、その日も、ぼくたちの発表が終わるとすぐに、アバンギャルドタイムが始まりました。

ああ、始まったアバンギャルドタイム。(なんだよ、アバ

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"教育改革"のその先へ ~新時代に求められる人物像とは~

"教育改革"のその先へ ~新時代に求められる人物像とは~

昨日、僕は 5/19 (日) 東京大学本郷キャンパスで行われた 「ROJE mayfes education forum 2019」に足を運んできました。14時開演だったので13:30くらいに入場すると、後から後からとても多くの人々が ──。

この記事では、僕がこれからの教育について考えたこと・フォーラムの感想について記します。

目次・あいさつ・一般人の「教育づくり」・基調講演① 中村伊知

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訳ができない理由は〇〇だった⁈

訳ができない理由は〇〇だった⁈

個別指導塾で働いていると、英訳問題で手が止まってしまっている生徒をよく目にします。「手が止まってるね、どうした?」と聞くと、9割以上の生徒が「〇〇って英語にないから訳せないよ」と答えます。

訳問題は受験において欠かせません。私は、訳すことよりも解釈するほうが大切だと3年目にして気付かされました。

「英文解釈」とは何か———。
それは便宜化された日本語を細かく噛み砕き、読者に分かりやすく伝えるこ

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なぜ僕が「国語vs英語の戦争」をやめようと語るのか?

なぜ僕が「国語vs英語の戦争」をやめようと語るのか?

僕が「英語教育」というモノに携わり始めたのは、大学3年の春で以外と最近ですね。実は僕が通っている大学の英語学科は3年次からゼミナールが始まるカリキュラムになっています。実は、英語に関わる学問や活動分野はいくつもあります。僕の目標は、入学時は「英語が話せるようになる」だったんですが、今は「英語を通じて様々な情報に触れる」「将来より多く人と関係を持てる可能性を秘めておく」そしてなにより「英語教育をよく

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10時間後はTOEIC...

10時間後はTOEIC...

明日はTOEICや、やべえ😭
ということで、完全に覚えられていない英単語を打ちます!(自己満記事)

lamppost 街灯
flower bed 花壇
earnings 収益
legal office 法律事務所
make it to に到着する
unveil 公表する、発表する
terrific 素晴らしい
mountaineering boots 登山用ブーツ
fluorescent li

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英語教育: ライティングで文法修正を促す

英語教育: ライティングで文法修正を促す

『急だけどさ』
とりあえず恐れずに書いてみようよ。
あなたも目の前にペンと紙の準備を。🖋📃
(この記事は1〜2分で読み終わります)

問題①私は犬が好きだ
②その学園祭に訪れた人々は多かった
③ABC大学は駅の近くにある

以下、解説ダヨI like dog. (私は犬が好きだ)
冠詞がないと犬の肉となるので、a dog/ dogsに直す

People who visited the sch

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「小学校英語」に求められること

「小学校英語」に求められること

(この記事は5-6分程度で読めます。)
こんにちは、お久しぶりです☃️。Ynglishです。最近、寒くなってきましたね。先ほど、やっと秋の授業がすべて終了し、脳内に溜まりに溜まっていた情報や想いを吐き出す時間がやっと取れるようになりました。やったー!

今回は「小学校英語」について書きます。

獨協大学シンポジウム「小学校英語 現状と課題」

12月8日(土)、14:00-17:10のおよそ3時間

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