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本の棚 #ビジネスコーナー

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ビジネスを通して人間は形成される。そういっても過言はないかもしれません。本の棚のなかでもかなりのボリュームを占めるビジネスコーナーは古典的なもの〜最新の情報まで幅広く並べていきま…
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2021年11月の記事一覧

本の棚 #166 『稼ぐまちが地方を変える』

本の棚 #166 『稼ぐまちが地方を変える』

元気な地方がたくさんある国。

そんな未来を描くために

都会でビジネスの基礎を学ぶ。

そういったスタンスの人が増えてくる、

いや、すでに増えているのではないか。

「地元を元気にしたい」

そんな思いをもっていたとしても

実際に何ができるのか。

著者がたくさんのチャレンジから得た

地方創生のための鉄則を学ぶ。

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天から降ってきたお金は、地域の問題を解決す

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本の棚 #163 『わかったつもりー読解力がつかない本当の原因ー』

本の棚 #163 『わかったつもりー読解力がつかない本当の原因ー』

「知っていることとできることは違う」

そして

「わかったつもりはわかることを妨げる」

このあたりは実際の経験もあり

充分に理解できる。

では「わかったつもり」とはどんな状態か。

「できる」は目に見えてわかることが多い。

しかし「わかる」や「わかったつもり」は

目に見えないし、頭の中のことだから

取り出して検査するわけにはいかない。

そのメカニズムが少しでもわかれば

意外と「わ

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店長あるあるなあなあ日記〜徹底的に勝たせる思考〜

店長あるあるなあなあ日記〜徹底的に勝たせる思考〜

先日森岡毅さんと林修先生の対談を見た。

ご存知の方も多いと思うが

森岡さんはUSJや丸亀製麺を苦境から救い

V字回復をさせた立役者だ。

現在は「刀」というマーケティングのプロ集団を率いる。

そんな森岡さんが楽しそうに

「誰かを勝たせる、いや、徹底的に勝たせるのが好きなんです」

という言葉に心を打たれた。

自分が勝つという表現ではなく

関わる人たちを勝たせる。

まさかそれを父兄参

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本の棚 #161 『マンガでやさしくわかる 業務マニュアル』

本の棚 #161 『マンガでやさしくわかる 業務マニュアル』

組織の規模が大きくなればなるほど

人によるバラつきは大きくなっていく。

やがては指導する側のマンパワーでは

立ち行かなくなり、サービスにバラつきが

目立ちはじめ…

「あれ、こんなはずでは…」となる。

そうならないために、というよりは

さらなる高みを目指すために

マニュアルというものはつくられている。

実は今まさにマニュアルなるものを

つくる仕事に取り組んでいる最中で

この本に

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本の棚 #160 『なるほど!孫子の兵法がイチからわかる本』

本の棚 #160 『なるほど!孫子の兵法がイチからわかる本』

知らなかった…

孫子の兵法がわずか6000文字ほどで

全十三篇からなる書物であることを。

2500年以上前に記され

時代をこえて、国をこえて受け継がれる

もはやレジェンド。

キングダム好きのぼくからすると

王翦の戦い方をイメージする内容だ。

やはり中国はすごい。

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三軍の事を知らずして

主君が軍政についてやってはいけない

三つのこととは…

一つ

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店長あるあるなあなあ日記〜きれいの循環をつくる〜

店長あるあるなあなあ日記〜きれいの循環をつくる〜

「Retail is Detail」

「神は細部に宿る」

長い間言い伝えられるフレーズには

その道の原理原則が感じられる。

小売店や飲食店におけるdetail、細部の一つとして

「清掃」いわゆる「お掃除」があげられる。

どんなに素敵な商品があっても

どんなに素敵な人が働いていても

不快を感じるような汚れ、埃があると

「もったいない」と思う。

しかも、お客様はその点について

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本の棚 #159 『スターバックス〜豆と、人と、心と。〜』

本の棚 #159 『スターバックス〜豆と、人と、心と。〜』

「サードプレイス」

そのコンセプトに相応しい空間と時間を

世界のどこに行っても提供してくれる。

決してコーヒーが飲みたいからいくんじゃない

スタバに行きたいからスタバに行くんだ。

…冒頭からよくわからないスタートを切ったが

なぜ広告もなしに、ここまで世界的に拡がり

愛され続けるブランドとなったのか。

その物語、ストーリーから

ぼくらが学ぶべきものはなんなのか。

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本の棚 #158 『自責社員と他責社員』

本の棚 #158 『自責社員と他責社員』

「人のせいにするな」

「環境のせいにするな」

はい、ごもっともです。

何度も言われ続けてきている「自責」という

考え方だが、時としてどうしても

「他責」の念が押し寄せてくるのも事実。

ここで、あらためて客観的に

ビジネスにおける「自責と他責」について

学んでみようと思う。

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人と会社の成長を邪魔する5つの阻害要因
①認知の欠如
②行動の欠如
③知識の

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本の棚 #157 『コストに縛られるなー利益を最大化するTOC意思決定プロセスー』

本の棚 #157 『コストに縛られるなー利益を最大化するTOC意思決定プロセスー』

目の前のわかりやすいコストカットが

企業の継続的な利益の創出につながるか。

物理学者であるゴールドラット氏が

論理的に分析する思考のプロセスを

著書を読みながら辿っていく。

さらさらと読み進めることは

ぼくにとっては難しく、

進んでは戻り、進んではまた戻るの繰り返し

気づくと一週間が経っていた。

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“コストワールド”から“スループットワールド”に切り

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