見出し画像

店長あるあるなあなあ日記〜きれいの循環をつくる〜

「Retail is Detail」

「神は細部に宿る」

長い間言い伝えられるフレーズには

その道の原理原則が感じられる。

小売店や飲食店におけるdetail、細部の一つとして

「清掃」いわゆる「お掃除」があげられる。

どんなに素敵な商品があっても

どんなに素敵な人が働いていても

不快を感じるような汚れ、埃があると

「もったいない」と思う。

しかも、お客様はその点について

わかりやすいリアクションはとらない。

しかし、気づいていないわけではないのだ。

感じているけど、表現はしない。

「床に埃が落ちてますよ」

「ガラスに指紋がベタベタついてるよ」

あえて言ってくれる人は少ないだろう。

だからこそ、お店をつくっているぼくらは

気づくようにしたい。

その細部に気づける能力は

実は掃除のときだけではなく

コミュニケーションの際の気づく力にも

影響するものだと考えている。

ご多分に漏れず「掃除が大切や」と

教えられてきたぼくは

毎日の掃除ルーティンにくわえて

毎月一回の部分的大掃除の仕組みをつくった。

今月はバックヤード。

今月は普段手が届かない高い所。

みたいに部分を全員で掃除する。

これはこれで悪くなかったように思うが

なんだかやりたい事とは違うなとも感じた。

お店をきれいにすること、それを保つことが

目的のようになってしまい

その先にあったはずの

お客様にとって快適な空間であること。は

ほんの少ししか叶えられなかった。

ルーティンと仕組みによって

やることは決まっていたのだが

「考える」「気づく」「感じる」

スタッフのもつそんな力を引き出せていたか

成長させることができていたか、

その点は疑問である。

ほんとのきれいの循環って

掃除という手段を通して

スタッフに感じて、気づいて、考えて

そして自ら行動を起こす力を与えること

そんな気がする。

ルーティンや仕組みが悪いわけではなく

そこに添える思い、一言があって

初めて良い循環と言えるのかもしれない。

#店長 #マネージャー #飲食店 #小売店

#掃除 #クリンリネス #気づき



サポート頂いた分は全て書籍代として本屋さんに還元します!