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処女小説家、「生きる」編

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生きるために生んだ文章です。
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記事一覧

『自分を見つめる』の難しさ〜コーチングはいいぞ!のお話

『自分を見つめる』の難しさ〜コーチングはいいぞ!のお話

自分を知れとか、自分を省みろとか、「自分を見つめる」って何をすればいいのでしょう。

今回は「自分の見方」について紹介しますが、ネタバレすると最後には「私のサービスを試してみてくれ!」というPRがあります。

PR記事を親の仇ように嫌っている人にはオススメしかねますのでご注意を。でも自分のサービスを自分でPRするnoteだから許してね!

見てもらう前に「自分を見る」先日ヤマシタマサトシさんがこの

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エッセイ「人間になりたかったバケモノ」

早く人間になりたい。

私は自分が人間かどうかも曖昧なまま生きている。
バケモノが「人になりたい」と言って人間をうらやんでいるような感じだ。
そう、私はどろどろで汚くてぐちゃぐちゃなものでできたバケモノ。人間などではなくバケモノなのだ。当然、人の形など持っていない。

折角読んでくれた人に向っていきなり衝撃的な告白をしてしまった。今回の記事はこの先も闇である。明るい気持ちになりたい人はひっじょーに

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学校でイジメられようが会社をクビになろうが自分のことを好きでいてもいいらしい

学校でイジメられようが会社をクビになろうが自分のことを好きでいてもいいらしい

「お前を家に呼んだら床が腐ってぶん抜けた」

小学校3年生の頃、クラスの男子に言われた言葉だった。

中学に上がるまでサンタクロースの存在を信じて疑わなかった私は心から信じ、酷く落ち込んだ。

社会人一年目。

理念のひどく合わない福祉の会社で「好き放題生きる新卒のフリ」をしていたらあっという間にクビになった。

私がバカなのもあるが、一挙一動を否定され、理念が合わないことが余りに苦痛だった。

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あなたは『標本の蝶』になりたいですか?――「こうあるべき」という「概念」の話

あなたは『標本の蝶』になりたいですか?――「こうあるべき」という「概念」の話

「読みたい本」の無い本棚今日、「読まない本が多いから本棚を整理しよう」と思い立って本の整理を始めた。

小説家を名乗る上で信じられないかもしれないが、私は本をあまり読まない。
最近気づいたのだが、1mm……いや、1cmぐらいの興味がないもの、または出だしはともかく中盤まで面白くない本がもっぱらダメなのだ。

結局、積読して永遠に読まないコースだ。

なので、本棚には本があまり必要ない……のだが、家

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【小説】「青い鳥シンドローム」 #同じテーマで小説を書こう

今日もまた来た。
私はスマホを見て顔をしかめる。
ベルに湧いた吹き出物のような赤い通知に、体を真っ黒で冷たい手が通り抜けて内臓を捕まれ、ゆっくりと引っ張られるような感覚がした。

すいーっと指を滑らせ、笹船のような呟きの群れに息を吹きかける。
相変わらずくだらない。笑っちゃうくらいどうでもいいことばかり書いてあるが、私はこれが生きがいだ。

SNS中毒。患者たちは自分たちのことをツイ廃と呼ぶ。

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【短編童話】失敗妖精とのんびり猫

【短編童話】失敗妖精とのんびり猫

あるところにリャオという一人ぼっちの妖精がいました。

リャオは失敗の妖精。

人間を失敗させてしまう妖精です。

リャオは他の妖精と違ってちからのコントロールができないので、リャオの近くにいるだけで人間は失敗してしまいます。

人間だけではなく動物や機械まで失敗をしてしまいます。

リャオがいればみんなみんな失敗してしまうのです。

リャオは、人間たちの役に立てない自分がいやで、誰にも必要とされ

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「おやすみ不足」は要注意!

「おやすみ不足」は要注意!

またもや「罠」に陥った。

このところ、遊びの予定を目一杯入れていたせいでヘトヘトになってしまった。

パーソナルトレーニングのお陰で体の疲れの蓄積が遅れた。コーチングをきっかけに心の耐性も上がっている。

だが、許容量が増えただけで人より少ないのは変わらない。

疲れてくると病んだ言動が増える。

それは遊びの予定でも同じで、アクティブに遊べば遊ぶほど体力をすり減らしてしまう。

なので、しいた

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#わたしをかたちづくったもの 〜私たちはお金で作られている〜

#わたしをかたちづくったもの 〜私たちはお金で作られている〜

「好きなことでお金を貰うのは卑しいこと」

ずっとずっと自分に課してきた思想だった。

どうやらこれは、呪いの類らしい。

これに長年縛り付けられていた私は、多分愚かだった。

私たちの血肉を造っているものを一つだけ上げるとしたら、間違いなく「お金」と答えるだろう。

漫画『ワンピース』で子供の頃のサンジが海賊のゼフとともに無人島に一ヵ月だか遭難してしまうエピソードがあった。

のちの師匠となるゼ

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神田の占い師さんに30分占ってもらったら長年のトラウマを捨てることができた話

神田の占い師さんに30分占ってもらったら長年のトラウマを捨てることができた話

その日、私は酔っていた。

30代になってからみるみる酒が弱くなっていき、その日はわずかビール1杯でご機嫌になり、ツイッターにどうでもいいことを書いていた。

逃げていくばかりのお金。本来は節約しなくてはならない時だ。

だが、何を思ったか私は神田の占いの館を調べ、そこに足を運んでいた。
最近占いを始めたこともあったが、その時ツイートした内容が気がかりで、どうしても後ろ髪を引かれていたのだ。

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noteさん、私たちのことも見てくれていますか

noteさん、私たちのことも見てくれていますか

こんな真夜中に少し暗く、拘りの強い話をする。

こちらを読んで、泣きかけた。

もやもやが募っておかしくなりそうだった。

わけがわからないまま、筆を走らせ、どうしようもないのに書いていた。

どうか、この声が誰かに届きますように。

私は今日明日もnoteを書きます。

ですが、多分、このままだとnoteを書けなくなる日が来るかもしれません。

ある街の片隅のカフェ。カウンターがあって、マスター

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【掌編百合小説】なりたい人になれないで

【掌編百合小説】なりたい人になれないで

失恋したらお洒落なバーでしとしとと涙を流す大人になりたかったし、そういう友達の隣に座ってお酒を奢るようないい女になりたかった。

だが、現実は理想どうりにいかないものだ。
私の友人はしとしととなんて泣いたりしない。

具体的に言うなら

「うぇええええええぇぇぇえぐっ、ぐえっズーーーーーっうぇええええええぇぇぇ」

って感じだ。全然しとしとじゃない。理想がしとしと降る雨なら、これはワークマンとかで

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私、「書きたい」であふれてる「アタシのセカイ」に帰ってこれたんだ

私は三カ月、暗くて怖い場所にいた。

そこはじめじめしていて、常に過去のことでいっぱいで、失敗しかなくって、辛くって、私は常に「迷惑な人」で

そんな場所から、ちゃんと帰ってこれたよ

ここはすっごくキラキラしてて、みんながみんなとっても素敵で

私もそれを伝えたくて仕方がなくって

でももっとキラキラしたことを知りたいから、勉強をはじめたよ

だから、書けない時間がもどかしいんだ

それでも、暗

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【日記】「しんどい」は「忍耐の時期」を自覚することによって緩和される

【日記】「しんどい」は「忍耐の時期」を自覚することによって緩和される

「ダメ」を自覚すると、トコトンダメになれるので良い。

昨日寝込んだお陰か、今日は少し楽になって午後から少し仕事をしている。

明日に影響が出ない程度にはするが、「仕事を始めるまで」が辛い。

例えば、今までエネルギーを10使ったらできた外出の準備が、今は10万ぐらい必要になってしまう。体がとにかく重たい。やる気スイッチを入れるのにエネルギーが要る。

こういう時、私を外に連れ出してくれる黒いシル

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FF比にこだわるのをやめたい話

FF比にこだわるのをやめたい話

凄い人だらけのインターネット。

でも、有名になれるのは本当に「凄い人」だけなのだろうか。

凄い人は、発信するだけで人が集まってくる。
当然、FF比だって、フォローしている人の数は少なくて、フォロワーさんは〇万と莫大な数だ。

だけど、インフルエンサーは、そういう人だけなのだろうか。

私は「身近な人」として有名になりたい。

今回はFF比について思うことを書いた。

インターネットで有名になる

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