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★note名作記事

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作り手と読み手を繋ぐことを目的に、このマガジンでは、私が「素晴らしい!」と思った作品をサポートし、その後みなさんに紹介します。「質の高い作品を鑑賞したい!」「がんばっている作者を… もっと読む
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2023年1月の記事一覧

「★note名作記事」で、作り手と読み手が繋がる場所を作ります!

「★note名作記事」で、作り手と読み手が繋がる場所を作ります!

こんにちは!山田星彦です。

まず、この「★note名作記事」をご覧くださり、ありがとうございます。この記事では、「★note名作記事」とはどのような活動なのか説明いたします。

いきさつ僕はnoteで、文章・絵・写真など、素晴らしい作品にたくさん出会ってきました。そして、そういう作品を届けようと、意欲を持って創作に打ち込む方にも、たくさん出会ってきました。

しかし、どうしてもSNSの中では、流

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【超短編小説】 嘘日記

【超短編小説】 嘘日記

 最近、面白いことがない。日記を読み返してみると、毎日会社に行き、仕事をして、帰る…その繰り返しが記録されているだけだった。家族はおろか彼女も居ない28歳の一人暮らし。日記をつける意味があるのだろうかと、「2月17日」の空欄と睨めっこしている。
「嘘を書いてみたらどうだろう…」という考えがふと頭をよぎった。こんな意味のない繰り返しを記録するくらいだったら、嘘を書いた方がまだマシなのではないか?思い

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【短編小説】怪獣さん

【短編小説】怪獣さん

 怪獣さんは、ウチの地下にいる。
ーオレは大きな怪獣だぞ
 雑巾がけをしていたら、声が聞こえた。ロケットのように太くて、宇宙まで行ってしまいそうな声だった。
 彼の姿は見たことないけど、毎日話していたら、わかったことがある。
ーオレはオマエのピアノが大好きだぞ
 彼は私の弾くピアノが好きらしく、よく褒めてくれた。特に、「華麗なる大円舞曲」が気に入っている。
ーオレは東京をぶっこわせるぞ
 彼いわく

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辞書をデコる祖父

辞書をデコる祖父

「本が好き」と言ったら「自伝読む?」と訊かれた。二言目にそれ、珍しい。あと読まない。
レコードに続き、祖母宅での発掘作業。

私は出版社のようなところで働いていて、校閲のようなことをしているので、言葉の意味を調べることが多い。本業は学生だけど。

定義を疑って、調べて、語彙を洗って、組んで、という静かな作業の繰り返しに毎日浸っている。

そういう背景もありつつ、辞典が好き。
薄〜い紙の質感も良い。

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みぞれ雪

みぞれ雪


雪は
全てを
浄化する

悲しみに
汚れた
わたしの
こころも

真っ白な
雪に
おおわれる


ここのところずっと、毎日寒いですね。風邪ひいていませんか?今夜は晴れるかな?暖かくしてお過ごしください♪

ごらんいただきありがとうございました😊
冬来たりなば、春遠からじ。

「酒場にて」

「酒場にて」

度数70を徐々に割る
これを悪とは言わないで
大好きなラムカクテル
氷が徐々に溶けていく
私の心も蕩けていくよ

大好きな煙草を楽しむために
至高の酒を出してくれるんだ

煙管が白い息を吐く
蛇口が白い泡を吹く

芋揚げの角が口ン中を削る
塩とアルコールで消毒消毒

「マッチだよ」
「椅子取りゲームじゃねェんだよ
視力7.0まで上げてよォ」

木霊しながら響く常連の声
愉快さを増す私の心
酒がぐる

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楽しい想像をしています

楽しい想像をしています

今日もおつかれさまです🍵

明日明後日と、雪が降る地域もありとても寒そうですね。
どうぞ気をつけてお過ごし下さい❄️

個人的には、
明日仕事が休みになるか?ならないか?で気持ちがフワフワしてちょっと落ち着きません。

休みであれば…
あんなことやこんなことをしようと想像しています(о´∀`о)✨

今日のイラストは、
『猫好き童話シリーズ』の白雪姫✏️

女王が魔法の鏡に問いかけます。

👸

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光芒が出た空 優雅に鳥が飛んでいる

光芒が出た空 優雅に鳥が飛んでいる

新舞子の浜は
波立つ日もあるのだ~

今日はディサービスの日
90歳の人から
お話が聞けた
戦争の時に北朝鮮で生まれたとか
子供だったので
あまり覚えてはいないが
床の下には
オンドルがたかれ
それは暖かかったと
お布団敷いても暖かく
今思えばそれだけはよかったと
引き揚げの時大事に育ててくれた
おばあさんを亡くしてとても悲しかったことなど戦争の話は
聞く機会がないので こんな出会いを大切にしたい

白川郷 合掌つくり

白川郷 合掌つくり

こんばんは
雪景色撮影で白川郷に行きました
この画像は市展に入選したもの
タイトルは「ぬくもり」としました
寒い夜合掌造りの窓に灯りがつき
ほわーとした暖かみを感じました

ストーブ

ストーブ

 寒々とした冬の日々にはストーブを点灯させて暖まる。ストーブは点灯させて最初は寒かった。二~三分過ぎた辺りでやっとぼっと暖かくなる。ストーブ内部では炎が赤々く燃えだしエネルギーや普段吐き出せない感情を吐き出していた。ストーブが吐き出している感情は人間が見ても酷く醜いはずなのに、どこか綺麗で高貴で優雅でどんなものや人間よりも美しい。
 ストーブの目の前で暖まりながらサスペンス小説を読む。事件では被害

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昴のアルバムさんの[新舞子の干潟 夜明け前]を紹介します!こちらは、朝焼けの干潟を写した美しい写真です。真冬の深夜に現地へ乗り込んでの撮影だったそうですが、その裏話も、とても赴きがあります。こちらからぜひ!
https://note.com/yamadahoshihiko/m/m31d00dc8f256

みぐちさんの[親友から同じ内容の手紙が二通届いた]を紹介します。こちらは僕が最近一番おどろいた記事です。エッセイですが、一級のミステリ小説のようであり、まさかの展開に、みなさんもきっと驚くことでしょう。必読です!
https://note.com/yamadahoshihiko/m/m31d00dc8f256

親友から同じ内容の手紙が二通届いた

親友から同じ内容の手紙が二通届いた

2019年のある冬の日、一週間前に手紙をくれた親友から、また手紙が届いた。少しだけ、怖くなった。

◆◆◆

当時、親友は山口県、私は東京に住んでいたのでなかなか会えなかった。年に一度くらい、近況報告を綴った手紙を気まぐれに出し合う間柄だった。

一週間前に届いた手紙は便箋二枚に渡るもので、私が転職したことへのお祝いのメッセージと、推しているアーティストのライブの話、年末に東京に帰省するので会えた

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今週の「★note名作記事」はミステリがテーマです。とは言え、本格推理ものはnoteにはあまりないので、紹介するのはエッセイが多いです。「何で?」と言わず、とにかく読んでみて下さい(笑)。もちろん、それとは別に写真も紹介します!
https://note.com/yamadahoshihiko/m/m31d00dc8f256