山田星彦〈文芸・写真〉

文芸総合アカウント。自作小説や文学解説などの記事を定期公開しています。読解力・表現力・…

山田星彦〈文芸・写真〉

文芸総合アカウント。自作小説や文学解説などの記事を定期公開しています。読解力・表現力・美的センスなど、文芸活動に必須の能力を磨いていただけます。 記事はマガジンに分類しています。 作品および表紙画像など全て自作です。代筆・AI・フリー素材などは使用していません。

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 路地裏文芸部は、文学や美術、写真・映画・マンガなど、文芸分野について幅広く語るコミュニティです。「軽いのに深く、静かで熱い」をモットーに活動していきます。学びたい初心者から語りたいマニアまで、誰でも歓迎です。また一部プランでは、有料記事の一部をお読みいただけます。 ■サロン活動  主に掲示板で交流します。私やメンバーが話題を定めたり、メンバーごとのページを作ったりして、作品について話したり、創作の悩みを相談しあったりしています。カフェやバーで友達と話しているような雰囲気を目指しています。お店に立ち寄る感覚でのぞいてみてください。 ■その他、イベントや創作サポートなど、各種活動を計画しています。  記事や掲示板の閲覧のみでも問題ありません。もちろん、加入&退会を都合にあわせて切り替えていただいて結構です。気軽にご参加ください。

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    ことばには、目には見えない力が宿っています。霊石典では、ひとつの記事でひとつの語句を取り上げ、意味や印象、類語や用例などを探るとともに、その言葉を文章表現にどう活かすかについて、実例を交えて考察します。

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    おとぎばなしの世界でみつけた、たのしいおはなしや、めずらしいおはなしを手紙にかいて、つむじかぜゆうびんで送ります。つむじかぜゆうびんはいいかげんなので、いつ届くかわかりません。渡り鳥の切手の代金、600円をいただきます。

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山田星彦のまとめページ

 こんにちは!山田星彦です。  私のページをご覧いただき、ありがとうございます。  この記事では、何から読んでいいか分からないという方のために、作品を紹介したり、マガジンをまとめたりしています。 ■どんな人? 私は主に小説を書いてnoteに発表しています。作品は、童話・娯楽小説・純文学まで幅広く、テーマも作風も様々ですが、どの作品も「ふかく、たのしく、うつくしく、わかりやすい」ものを目指しています。  また、全投稿をつうじて、代筆・AIは使用していませんし、商品やサービ

    • 【表現辞典】霊石典/名作家の文章〈13〉宮沢賢治『雪渡り』

      霊石典〈おしらせ・索引〉  この記事は、私が編集している『霊石典』の派生記事です。名作家の作品の中から、『霊石典』収録の言葉が使われた印象的な文章を紹介します。言葉に興味を持つきっかけとして、あるいは、言葉をさらに深く理解する参考として、ぜひ本編の記事とあわせてお読みください。 宮沢賢治『雪渡り』(青空文庫)  我々はみんな「太陽がカンカン照る」という表現を知っていますし、日常的に使っています。しかし、「だったら月明かりは、なんと表そうか?」と考える人は、なかなかいませ

      ¥1,000
      • 【日記】カフェ廃業のお知らせ

         九月からカフェ(店名:Juwar)をはじめました。小さい場所を借りて、一人でやるスタイルだったので、とても忙しかったですが、自分でもワクワクしながら準備をしたり、開店してお客さんを迎えてドキドキしたり、たいへん充実した日々でした。  ところが、その場所が、急遽、借りられなくなってしまいました。交渉しましたが状況は変わらず、結果、カフェは廃業せざるを得ませんでした。  noteでもカフェのことはお話ししていて、多くの方が応援してくださっていました。みなさんに申し訳なく思い

        • 今夜は涼しいなあ。久しぶりにエアコンつけずに寝れるかな?

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        メンバー特典記事

          【文芸センス】芥川龍之介『蜜柑』④芸術史上主義の敗北

           前回紹介した美しい光景は、一瞬のうちに車窓から消え去ってしまいました。しかし、その光景は主人公の心に永遠に記憶されます。それは、その光景がただ美しかったからではなく、主人公の人生にとって大きな意味を持つものだからでした。  最終回の記事では、この物語の主人公、それは芥川龍之介自身と思われるのですが、彼の人生にとって蜜柑がどのような役割を持つのか、その点について考えます。 芥川龍之介『蜜柑』④芸術史上主義の敗北

          【文芸センス】芥川龍之介『蜜柑』④芸術史上主義の敗北

          【文芸センス】芥川龍之介『蜜柑』③晴れ渡る黒煙

           貧しい娘の登場によって、主人公の心はいよいよ深く陰鬱になっていきましたが、そんな苛立ちが募る車内で遂に事件が起こります。  それはとても短い出来事ですが、主人公の心に永遠に焼きつく光景となるとともに、彼の心の闇を一掃します。 芥川龍之介『蜜柑』③晴れ渡る黒煙

          【文芸センス】芥川龍之介『蜜柑』③晴れ渡る黒煙

          【文芸センス】芥川龍之介『蜜柑』②不可解な、下等な、退屈な人生

           前回解説したように、『蜜柑』では冒頭の数行によって、完璧に主人公の男の心境を描き出します。  そして、汽車の出発とともに、いよいよ物語は動きはじめます。 芥川龍之介『蜜柑』②不可解な、下等な、退屈な人生

          【文芸センス】芥川龍之介『蜜柑』②不可解な、下等な、退屈な人生

          【文芸センス】梶井基次郎『檸檬』⑤反芸術的行為の爽快

           檸檬によって陰鬱な気持ちから脱した作者ですが、そもそも作者が「不吉な塊」に苛まれていたのには、ある理由がありました。その理由を考えたとき、この作品の真意と、作者を救うのが檸檬である必然性が理解できます。 梶井基次郎『檸檬』⑤反芸術的行為の爽快

          【文芸センス】梶井基次郎『檸檬』⑤反芸術的行為の爽快

          【文芸センス】梶井基次郎『檸檬』④檸檬とは何か

           前回、作品後半の物語を起承転結に沿って追いかけました。  たしかにそれは爽快な物語なのですが、なぜ檸檬を置いて逃げることが、作者を軽やかな気持ちにしたのでしょうか。そして、そもそもこの作品において、檸檬にはどのような意味が込められているのでしょうか。 梶井基次郎『檸檬』④檸檬とは何か

          【文芸センス】梶井基次郎『檸檬』④檸檬とは何か

          【文芸センス】梶井基次郎『檸檬』③みごとな起承転結

           前回・前々回をつうじて、梶井基次郎が『檸檬』で描きだした幻のような映像美や、憂鬱な精神がもとめる安息の地について、彼の美しい文章とともに概観してきました。  それらの文章からは、作中の言葉を借りるなら「詩美」というべきものが香り立ち、この『檸檬』という作品に豊かな彩りを添えてています。  しかし、この作品はそれだけで語り尽くせるものではありません。『檸檬』における詩美とは、作品の魅力の半分でしかないのです。  作品の前半、静かに果物店に佇んでいた檸檬は、後半、まるで坂

          【文芸センス】梶井基次郎『檸檬』③みごとな起承転結

        記事

          いいね。楽しいね。酒飲むわ。カフェは閉店したよ(笑) はは……

          いいね。楽しいね。酒飲むわ。カフェは閉店したよ(笑) はは……

          中古パソコンが修理から戻ってきた。 冷却ファンの汚れが原因だったらしい。絶対、経年で汚れるところだから、そこは掃除してから出荷してほしいね。 まあ、暑い夏に使っていて、壊れるよりは良かったのかな。

          中古パソコンが修理から戻ってきた。 冷却ファンの汚れが原因だったらしい。絶対、経年で汚れるところだから、そこは掃除してから出荷してほしいね。 まあ、暑い夏に使っていて、壊れるよりは良かったのかな。

          帰り道。ちょっと怖いね。

          帰り道。ちょっと怖いね。

          むかしのギターの広告をプリントした缶の箱。この「ダサ古くさい」感じが最高にオールドアメリカン。フェンダーもこの広告を現代の商品に使うあたり、いい時代だったと思ってるに違いない。バカがバカだった楽しい時代。

          むかしのギターの広告をプリントした缶の箱。この「ダサ古くさい」感じが最高にオールドアメリカン。フェンダーもこの広告を現代の商品に使うあたり、いい時代だったと思ってるに違いない。バカがバカだった楽しい時代。

          【表現辞典】霊石典[はじく(弾く)]

          霊石典〈おしらせ・索引〉  今回は[はじく(弾く)]です。  一般的に使う言葉ですが、これをどのように使えば斬新な表現が生み出せるのか、名作家の表現を元に考えます。

          ¥1,000

          【表現辞典】霊石典[はじく(弾く)]

          ¥1,000

          カフェを木曜金曜土曜で開けることになった。今日から休みだけど、荷物の搬入・搬出とか忙しい。はじめて「車を持っておれば……」と思った(笑)

          カフェを木曜金曜土曜で開けることになった。今日から休みだけど、荷物の搬入・搬出とか忙しい。はじめて「車を持っておれば……」と思った(笑)

          近所にある、立ち飲みスタイルの日本酒バー「ラジカル」に行った。その何日か前に、店長さんがぐうぜんカフェに来てくれた。 日本酒のハイボールとかロックとか、新しい飲み方があって、これも甘い酒をソーダで割っている。フルーティで香りが良かった。

          近所にある、立ち飲みスタイルの日本酒バー「ラジカル」に行った。その何日か前に、店長さんがぐうぜんカフェに来てくれた。 日本酒のハイボールとかロックとか、新しい飲み方があって、これも甘い酒をソーダで割っている。フルーティで香りが良かった。

          中古パソコンを通販で買ったら壊れてた。交換修理はしてくれるけど…… まあ、しかたないね。

          中古パソコンを通販で買ったら壊れてた。交換修理はしてくれるけど…… まあ、しかたないね。

          カフェをやることになり、それまでずっと行っていた焙煎店のコーヒー豆を使わせてもらうことにした。挨拶に行ったら、僕のことを覚えてくれていて、めちゃくちゃ喜んでくださった。 がんばらんといけんのう。

          カフェをやることになり、それまでずっと行っていた焙煎店のコーヒー豆を使わせてもらうことにした。挨拶に行ったら、僕のことを覚えてくれていて、めちゃくちゃ喜んでくださった。 がんばらんといけんのう。

          今日夕方帰宅するとき雨が降っていて、ものすごい不快指数だった。暑いし蒸し蒸しするし、さらに、むわっと変な匂いがして、入ったことないけど、炊飯器の中にいるみたいだった。今年は八月のほうが、よっぽどすごしやすかった。

          今日夕方帰宅するとき雨が降っていて、ものすごい不快指数だった。暑いし蒸し蒸しするし、さらに、むわっと変な匂いがして、入ったことないけど、炊飯器の中にいるみたいだった。今年は八月のほうが、よっぽどすごしやすかった。

          夏が長いなあ。台風がきて涼しくなるかと思ったけど、ぜんぜんだった。それよりも、むしろ暑くなった気がする。

          夏が長いなあ。台風がきて涼しくなるかと思ったけど、ぜんぜんだった。それよりも、むしろ暑くなった気がする。

          【表現辞典】霊石典/名作家の文章〈12〉永井荷風『仮寐の夢』

          霊石典〈おしらせ・索引〉  この記事は、私が編集している『霊石典』の派生記事です。名作家の作品の中から、『霊石典』収録の言葉が使われた印象的な文章を紹介します。言葉に興味を持つきっかけとして、あるいは、言葉をさらに深く理解する参考として、ぜひ本編の記事とあわせてお読みください。 永井荷風『仮寐の夢』(青空文庫)  「夢を結ぶ」という表現は時折見られるものですが、写真の「結像」と同じで、そこに映像が描き出されるという意味です。たくさんある[結ぶ]の使い方の中でも、とくに美

          ¥1,000

          【表現辞典】霊石典/名作家の文章〈12〉永井荷風『仮寐の夢』