びいどろ壜

SNS初心者。読みは「びいどろびん」です。 童話と猫が好きな怖がりです。 生きることが…

びいどろ壜

SNS初心者。読みは「びいどろびん」です。 童話と猫が好きな怖がりです。 生きることが不器用な二五歳です。 一一年ぶりに詩・エッセイを書いてみました。 拙い作品ですが見てくれたら嬉しいです。 よろしくお願いします。

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  • アカシック(虚空・空間・天空)高校

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    フォロワー330人くらい居る共同マガジン。

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    思い出をテーマにした作品を収録してます。

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    社会的なこと(?)をテーマにした作品を収録してます。

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    恋・友情などの人間関係をテーマにした詩を収録。

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自己紹介

 皆様、はじめまして。こんにちは、びいどろ壜(びいどろびん)と申します。就職活動に失敗する二四歳です。(ひきこもり)常勤図書館司書になりたくて受けた公務員試験に落ち、民間企業も落ちました。受けた企業の大半がエントリーシートで落ちました。二社の企業は面接まで進めましたが面接で落ちました。面接官の配慮が分からず空気が読めていなかったです。(面接後に同じ企業を受けた人から注意されたのにどこが駄目なのか分からず泣きました)  SNSは初心者で未だに機能やルールが分かってないです。毎

    • 白くまアイス

       梅雨明けから数日経過した日曜日の午後三時。おやつの時間。外気温は三六度。体感温度は三七度。熱中症警戒アラートが発令される中クーラーがガンガンに効いたリビングでアイスの白くまを食べてみる。リビングの温度は丁度良い涼しさ。アイスの白くまはキンキンに凍っており簡単に銀の匙では刺し通せない。少しずつ少しずつじっくりと両手の体温で白くまを溶かす。銀の匙が白くまに刺せる程に溶けて「いただきます」そっと口に含みとろける。スッキリした甘さで美味しい。また直ぐに白くまを口に含ませる。止められ

      • 七夕

        七月七日。七夕の日。午後一一時三〇分。残り時間三〇分で七月七日の舞台が終演を迎える。残り時間三〇分が過ぎれば七月八日の舞台が開演する。  自宅のベランダに出て夜空をそっと見上げる。七月七日の夜空は今まで見たどの月日の夜空よりも光輝いていた。夜空の輝き具合で瞳からしょっぱい液体が何度も頬を伝う。七夕の日限定の夜空だけなのに感動した。天の川がありふれた世界に創り上げられた魔法の絵の具のように感じる。人間の技術では人間の力では到底再現不可能な魔法の絵の具。そんな魔法の絵の具がありふ

        • お誕生日Ⅱ

           お誕生日を迎えたのに素直に喜べない。 お誕生日なのに素直に祝えない。 お誕生日なのに素直に笑顔になれない。 お誕生日を迎えたのに溜め息ばっかり吐く。  推しのお誕生日なら素直に喜べるのに。 推しのお誕生日なら素直に祝えるのに。 推しのお誕生日なら素直に笑顔になれるのに。 推しのお誕生日なら溜め息を吐くことがないのに。  何時頃からだろう?お誕生日を迎えても笑えなくなったのは? 何時頃からだろう?「お誕生日を迎えたくない」と思うようになったのは? 一年また一年とお誕生日を迎え

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        記事

          天然パーマ

           午前六時三〇分。起床時間。まだ目覚めぬ中髪の毛に手を当ててみる。今朝の気温、湿度共に昨日よりも高め。髪の毛は昨日の起床時間よりも爆発気味。一つ溜め息を吐いた。すぐに洗面所へと向かう。洗面所で黄楊の櫛を片手に今朝も爆発気味の髪の毛を梳く。黄楊の櫛は今朝もいい匂いを醸し鼻腔を擽る。少しだけど気分上昇。毎日毎日髪の毛が爆発。その度に溜め息が増える。増える。  昔は天然パーマが受け入れられず自己嫌悪。クラスメートは天然パーマを羨ましがる。「天然パーマ可愛い〜」だけど真っ直ぐな髪の毛

          天然パーマ

          雨粒

           六月。曇り空で雨が降るのにまだ梅雨入りしない。雨が降るのにまだ梅雨がやってこない。スマホアプリとテレビのデータ放送で確認する。確認するが当分の間は晴れのマーク。最高気温は三〇度超えが続く。一体何時頃梅雨入りするの?  窓越しから眺める雨降りの景色。窓ガラスに当たる雨粒が幻想を連れてくる。束の間野暮ったい現実を忘れさせてくれる。今日の雨降りの景色ではどんな幻想を連れてくれる?ずっと雨粒を眺めていたら少しばかりの魔法が一粒一粒と溶け出す。少しばかりの魔法が輝きを放ち雨粒と混ざり

          真夜中二時

           日付が変わって真夜中の二時。目も頭も冴えて眠れぬ夜にベランダに出てみた。寝室の電灯を点灯せず真っ暗闇だが足取りは真っ直ぐ。足音は囁かな狂った音階を立てながら。利き手にはスマホを持って。ベランダに出てみると何処もかしこもひっそりと寝静まる。ネオンがギラつく看板もまばらで寂しげ。東京等の大都会ならば真夜中の二時でもネオンがギラついてうるさかった?大都会だと眩し過ぎるのかな?ベランダ越しから眺める夜景は田舎の静かなる暗闇。そして時折強く荒々しく棚引く夜風。 暗闇の中スマホで推しの

          真夜中二時

          五月

           今日で五月が終わる。今日で五月の世界も終演を迎える。明日からは六月の世界が開演される。五月の世界観が黄昏時の光の粒と化す。光の粒が一粒一粒とゆっくり溶け切る前に風景に目を向ける。田植えがされた水田。水面が使い古された窓ガラスに見える。田植えがされた当初は水面がまだ新品の窓ガラスで光輝いていた。どこも秀麗だった。  五月の世界が終演を迎えるだけでこの変わりよう。何故だろう?どうしてかな?心が少しばかり寂しくコロリコロリ傾く。他人には一切聞こえない音を鳴らしながらコロリコロリ限

           いつの間にかほろりほろりと瞳から水分が溢れる。瞳から溢れる水分は筋となり頬を伝い流れる。水分は少し塩辛く悲しみの味。辛い出来事の味。語るには言葉に出来ない失敗の味。暗闇の歴史の味。  大切な人が居る前では瞳から塩辛い水分を抑えつける日々。そういう毎日。言い聞かせる一日。大切な人が居る時には何でもない演技をする。普段と変わらず素の姿を隠し演じ続ける日々。そういう毎日。言い聞かせる一日。だけど大切な人が目の前にいない時。独りの時には抑えつけた塩辛い水分がまた瞳から溢れ流れる。少

          一周忌

           もう少しで大切な祖母がこの世を去り一年を迎える。未だにこの世を去ったことが現実味なくふわふわした気分。時間が止まったまま。時間が錆びて動かない。錆びた時間を動かしたいのに上手く動かせない。錆びた時間を動かそうするが毎回大切な大切な祖母との思い出の一頁が次々と飛び出す。ほろりほろりと思い出す。何時までも流れる涙。しょっぱい味が口内にじわじわと広がる。  何時頃この哀しみ、寂しさから開放される?何時頃に錆びた時間が動き出す?何時頃にこのずっと流れる涙が止まる?これから哀しみ、寂

          柏餅

           五月四日。子どもの日。午後三時のおやつの時間。本日のおやつは柏餅。一枚の葉っぱにそっと包まれた丸い草餅が子どもの日を丁寧に綺麗にそして素朴に彩る。柏餅を手に取り涎が垂れる口に運んだ。口の中は草餅と粒餡の食感。甘いけれども甘過ぎず上品な味わい。丁度いい味わい。今まで食べた柏餅とも違う味わい。もしかして、これが大人の味?何かしら変化した?噛み締め同時に過去を懐かしむ味わいに変化する。  小学生の頃は柏餅が「特別な日のおやつ」だった。一年に一回だけのおやつ。誕生日と同じくらい特別

          夢見る

           一昨日の夢の中ではまた一人。昨日の夢の中でも一人。今晩の夢の中ではどうなんだろう?楽しみ。期待。不安。緊張。5秒おきにコロコロ変化する心。心にはもう少し大人しくしてほしい。心には静かにしてほしい。  また一人?それとも誰か出てくるのかな?出てくるのならば家族?親友?初恋の相手?どれも出てくるのは喜ばしい。嬉しい。だけど、出てきてほしくない気分もある。少し複雑な感情。心に引っ掻き傷がまたできるから。忘れたいのに忘れられない一筋の光がない暗闇の歴史が思い出すから。  今日もまた

          夜の時間

           何故だろう?今日は睡魔に襲われない。何時もならもう眠たくなるのに。何時もならもう欠伸が何回も飛び出すのに。今日は今夜は欠伸すら飛び出さない。  睡魔が何時まで経過しても襲わないから窓を開けベランダに出てみた。ベランダに出てみると夜風が身体中に当たり気持ちがいい。心地がいい。日中の風よりも大人びいており少しだけど背伸びした気分。ここからが大人の時間帯?ここからは子どもはもうおやすみなさいの時間帯?子どもには夢の時間帯?小首を傾げる。どうなんだろう?今は何の時間帯?  ベランダ

          子ども心

          「こんにちは。今日は調子はどうかな?元気にしてる?」 今日も問いかける。問いかける先はツギハギだらけの心。数秒後ツギハギだらけの心の中から返事がきた。「少し調子が悪いかな」答えたのは心の中に住む幼き日の姿。熊のぬいぐるみを両手で持ち俯く姿。所々怪我あり。包帯を巻いている姿。「心配しないで。大丈夫だから」心配させない為の作られた笑顔。どこもかしこも傷だらけ。  普段は子ども心をツギハギだらけの心の中で隠す毎日。子ども心は我儘だから。子ども心は泣き虫だから。子ども心は怖がりだから

          雨上がり

           大雨が明けた午前七時。スマホの目覚ましアプリのアラーム音と共に目を覚ます。目覚ましアプリのアラーム音を解除。次に昨日大雨対策に閉めた雨戸を力いっぱい開けた。雨戸を開けると沢山の匂いが鼻孔を刺激してくすぐった。雨上がりの爽やかでスッキリした匂い。近くに植えられた桜の花が満開した淡くて甘い匂い。どれもこれもさくらんぼみたいな甘酸っぱい匂い。少しばかりのブラックコーヒーの苦みを帯びた匂い。何とも言えない、くすぐったい匂い。   まだ春の匂いを堪能した。春の匂いを全身で味わうのに時

          不快感

           今月もやってきた。きてほしくもないのに登場。登場予定は予め予想出来たのに一日目から体調不良。お腹は激痛。生理痛薬を飲んだのに効果なし。いつも以上に気持ち悪い。吐き気あり。ダッシュでおトイレに向かい嘔吐物を口から出す。何度も出すのに吐き気が止まらない。気持ち悪さも止まらない。不快感で涙が流れる。キツい。辛い。いろいろともう駄目。嘔吐物を出しまくりトイレから出る。ほんの少しだけ楽になる。  トイレから戻りお布団に包まる。吐き気は消失。だけど、まだ生理痛が酷いまま。お布団の中での