びいどろ壜

SNS初心者。読みは「びいどろびん」です。 童話と猫が好きな怖がりです。 生きることが…

びいどろ壜

SNS初心者。読みは「びいどろびん」です。 童話と猫が好きな怖がりです。 生きることが不器用な二五歳です。 一一年ぶりに詩・エッセイを書いてみました。 拙い作品ですが見てくれたら嬉しいです。 よろしくお願いします。

マガジン

  • アカシック(虚空・空間・天空)高校

    • 29,619本

    フォロワー330人くらい居る共同マガジン。

  • 社会

    社会的なこと(?)をテーマにした作品を収録してます。

  • 思い出

    思い出をテーマにした作品を収録してます。

  • 友情・恋愛

    恋・友情などの人間関係をテーマにした詩を収録。

最近の記事

  • 固定された記事

自己紹介

 皆様、はじめまして。こんにちは、びいどろ壜(びいどろびん)と申します。就職活動に失敗する二四歳です。(ひきこもり)常勤図書館司書になりたくて受けた公務員試験に落ち、民間企業も落ちました。受けた企業の大半がエントリーシートで落ちました。二社の企業は面接まで進めましたが面接で落ちました。面接官の配慮が分からず空気が読めていなかったです。(面接後に同じ企業を受けた人から注意されたのにどこが駄目なのか分からず泣きました)  SNSは初心者で未だに機能やルールが分かってないです。毎

    • 中秋の名月

       二〇二四年。九月一七日。中秋の名月の日。夜も遅い時間にそっとベランダに出る。家族の人が目を覚まさない様に足音と気配を殺して外に出る。ベランダに出れば其処は宵闇の景色。そして宵闇の空にポツリと浮かぶ中秋の名月。圧倒されてたった一つ息を飲みこんだ。宵闇も中秋の名月も何度見ても華美ではないのに秀麗で全てが引き込まれる。現在、想い浮かんた感情も。ずっとコトリと抱え込んだ心の片隅に散らばる不安も。上手い言ノ葉でどうしても紡ぎたいのに紡げない。言ノ葉で紡ぐが稚拙でチグハグでちっぽけな言

      • 不調

         「体調、大丈夫?」隣から心配と不安の一声掛けられる。精一杯の作り笑顔の仮面を装着して演じる。「うん。大丈夫だよ。心配してくれてありがとうございます」答える。応える。 だけど、本当は辛い。しんどい。何故と聞かれても何処が辛い、しんどいと聞かれても「なんとなく辛い。なんとなく、しんどい」としか答えられない。上手く言葉に出来なくて泣きたくなる。自嘲する。何時にも増して情緒不安定。コロコロ情緒が変貌する。一つばかりの長い溜め息を吐く。  何かしらの原因があるのかな?思い当たることを

        • 八月三一日

           八月三一日。八月の最終日。寝室にてnoteをしたためる。今日は何を書こうかしら?あれやこれや頭を巡らせる一日。ふと、窓から大粒の雨音が聞こえる。台風の影響かしら?大雨洪水警報が発令されそう。何だか怖い。恐ろしい。心が不安定にコロコロ傾き窓辺に近づく。シトシトした雨音が数秒後に土砂降りの雨音に変貌する。  せめて八月の最終日くらいは晴天で公演してほしかったな。八月三一日は苦手だから。心がポジティブからネガティブになるから。もう叶われないちっぽけな願い事。少しだけの湿度高めな憂

        • 固定された記事

        マガジン

        • アカシック(虚空・空間・天空)高校
          29,619本
        • 社会
          24本
        • 思い出
          38本
        • 友情・恋愛
          37本

        記事

          夜明け時

           午前五時。何かしらの合図か急に目が覚醒する。大きな欠伸をし蛍光灯のスイッチを入れ時間を確認。寝室の壁掛け時計では長針が一二。短針が五の文字盤を指し示す。「まだ五時か」まだまだ夢の世界へ入り浸りたい。まだまだ眠りの時間に誘われたい。が、目も頭も完全に覚醒する。もうどうしようもない。もう仕方がない。色々諦める。一つ溜め息を吐く。   早速閉じたカーテンと窓を開ける。開けた先では太陽が昇る時間と夜明け空。夜明けの景色を見て感動を覚える。夕焼け空で感動することは何度かあった。夕焼け

          花火

           八月一五日。お盆休みの終盤。午後七時〇〇分。ほんの近くの河川敷で破裂音が炸裂する。破裂音が爆ぜる。「何だろう?」咄嗟にカーテンと窓を開け放ち河川敷の方角を目を向けば花火が打ち上がる。紅、蒼、白、翠、色とりどりに色彩豊かに打ち上がる。何発も打ち上がる花火の姿は秀麗でうっとりと心を奪われる。脳裏にじっくりと焼き付く。何年後かの未来で思い出のフィルムから色褪せず破壊せずに取り出せるように。  だけど、何かしらが花火を怖い、恐ろしいと感じる。どうして?何故?困惑。蒼き花火が空の上で

          SNS

           今日も起床して直ぐにスマホを見る。SNS、ネットニュースを見て溜め息を吐く。何処もかしこもパリオリンピックの結果、不倫、謹慎報道、芸能人同士の誹謗中傷の羅列。今朝からSNS、ネットニュースを見たことを後悔。反省。もうちょっと見た人が幸せになるニュースはないのだろうかな?一応探してみる。探した先は地元のニュース。地元の催し物を見て少し落ち着く。  スマホの画面の先では見ている人がいる。 スマホの画面の先では偶然見た言葉で完全修復が不可能な程心が粉々に破壊される人もいる。 スマ

          書くこと

           前回投稿してから一週間が過ぎる頃。そろそろnoteに新しいものを投稿してみようと考え投稿する。「今回はどんなお題で書いてみようかな?」悩む。悩む。頭の中では投稿するお題が思いつかない。「どうして?」「何故?」分からないことだらけ。心の中に氷の塊を入れられた気分。薄ら寒い。薄ら怖い。「どうしよう?」  とりあえず、過去の投稿作品を眺めて考えることにしよう。過去の投稿作品を眺めふと思う。「今までどういう思いで投稿したのだろうか?」  最初の頃は勝手気ままに執筆。閲覧者のことを置

          白くまアイス

           梅雨明けから数日経過した日曜日の午後三時。おやつの時間。外気温は三六度。体感温度は三七度。熱中症警戒アラートが発令される中クーラーがガンガンに効いたリビングでアイスの白くまを食べてみる。リビングの温度は丁度良い涼しさ。アイスの白くまはキンキンに凍っており簡単に銀の匙では刺し通せない。少しずつ少しずつじっくりと両手の体温で白くまを溶かす。銀の匙が白くまに刺せる程に溶けて「いただきます」そっと口に含みとろける。スッキリした甘さで美味しい。また直ぐに白くまを口に含ませる。止められ

          白くまアイス

          七夕

          七月七日。七夕の日。午後一一時三〇分。残り時間三〇分で七月七日の舞台が終演を迎える。残り時間三〇分が過ぎれば七月八日の舞台が開演する。  自宅のベランダに出て夜空をそっと見上げる。七月七日の夜空は今まで見たどの月日の夜空よりも光輝いていた。夜空の輝き具合で瞳からしょっぱい液体が何度も頬を伝う。七夕の日限定の夜空だけなのに感動した。天の川がありふれた世界に創り上げられた魔法の絵の具のように感じる。人間の技術では人間の力では到底再現不可能な魔法の絵の具。そんな魔法の絵の具がありふ

          お誕生日Ⅱ

           お誕生日を迎えたのに素直に喜べない。 お誕生日なのに素直に祝えない。 お誕生日なのに素直に笑顔になれない。 お誕生日を迎えたのに溜め息ばっかり吐く。  推しのお誕生日なら素直に喜べるのに。 推しのお誕生日なら素直に祝えるのに。 推しのお誕生日なら素直に笑顔になれるのに。 推しのお誕生日なら溜め息を吐くことがないのに。  何時頃からだろう?お誕生日を迎えても笑えなくなったのは? 何時頃からだろう?「お誕生日を迎えたくない」と思うようになったのは? 一年また一年とお誕生日を迎え

          天然パーマ

           午前六時三〇分。起床時間。まだ目覚めぬ中髪の毛に手を当ててみる。今朝の気温、湿度共に昨日よりも高め。髪の毛は昨日の起床時間よりも爆発気味。一つ溜め息を吐いた。すぐに洗面所へと向かう。洗面所で黄楊の櫛を片手に今朝も爆発気味の髪の毛を梳く。黄楊の櫛は今朝もいい匂いを醸し鼻腔を擽る。少しだけど気分上昇。毎日毎日髪の毛が爆発。その度に溜め息が増える。増える。  昔は天然パーマが受け入れられず自己嫌悪。クラスメートは天然パーマを羨ましがる。「天然パーマ可愛い〜」だけど真っ直ぐな髪の毛

          天然パーマ

          雨粒

           六月。曇り空で雨が降るのにまだ梅雨入りしない。雨が降るのにまだ梅雨がやってこない。スマホアプリとテレビのデータ放送で確認する。確認するが当分の間は晴れのマーク。最高気温は三〇度超えが続く。一体何時頃梅雨入りするの?  窓越しから眺める雨降りの景色。窓ガラスに当たる雨粒が幻想を連れてくる。束の間野暮ったい現実を忘れさせてくれる。今日の雨降りの景色ではどんな幻想を連れてくれる?ずっと雨粒を眺めていたら少しばかりの魔法が一粒一粒と溶け出す。少しばかりの魔法が輝きを放ち雨粒と混ざり

          真夜中二時

           日付が変わって真夜中の二時。目も頭も冴えて眠れぬ夜にベランダに出てみた。寝室の電灯を点灯せず真っ暗闇だが足取りは真っ直ぐ。足音は囁かな狂った音階を立てながら。利き手にはスマホを持って。ベランダに出てみると何処もかしこもひっそりと寝静まる。ネオンがギラつく看板もまばらで寂しげ。東京等の大都会ならば真夜中の二時でもネオンがギラついてうるさかった?大都会だと眩し過ぎるのかな?ベランダ越しから眺める夜景は田舎の静かなる暗闇。そして時折強く荒々しく棚引く夜風。 暗闇の中スマホで推しの

          五月

           今日で五月が終わる。今日で五月の世界も終演を迎える。明日からは六月の世界が開演される。五月の世界観が黄昏時の光の粒と化す。光の粒が一粒一粒とゆっくり溶け切る前に風景に目を向ける。田植えがされた水田。水面が使い古された窓ガラスに見える。田植えがされた当初は水面がまだ新品の窓ガラスで光輝いていた。どこも秀麗だった。  五月の世界が終演を迎えるだけでこの変わりよう。何故だろう?どうしてかな?心が少しばかり寂しくコロリコロリ傾く。他人には一切聞こえない音を鳴らしながらコロリコロリ限

           いつの間にかほろりほろりと瞳から水分が溢れる。瞳から溢れる水分は筋となり頬を伝い流れる。水分は少し塩辛く悲しみの味。辛い出来事の味。語るには言葉に出来ない失敗の味。暗闇の歴史の味。  大切な人が居る前では瞳から塩辛い水分を抑えつける日々。そういう毎日。言い聞かせる一日。大切な人が居る時には何でもない演技をする。普段と変わらず素の姿を隠し演じ続ける日々。そういう毎日。言い聞かせる一日。だけど大切な人が目の前にいない時。独りの時には抑えつけた塩辛い水分がまた瞳から溢れ流れる。少