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息子たちの話。

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息子の話や、生んだ覚えのない長男(=アスペ疑い夫)の話など。
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#夫婦関係

調子が悪い時にこそ、手助けを求めねばならないのだけど、という話。

調子が悪い時にこそ、手助けを求めねばならないのだけど、という話。

ここの所、割と夫を誉める系の投稿が多くなっていた。
私自身の自己受容が進んだことで、夫に対して長年抱えてきたわだかまりのようなものが薄れ、割と夫に対して肯定的な見方が出来るようになってきていた…のだが。

夫のスペックそのものが向上したとかではないので、私が動けない状況が発生すると、また急激に不満が溜まるというか、何と言うか。
まぁまぁ、具体的には先々週あたりの私のインフルエンザ期間の愚痴である。

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夫に「死ね」と叫んだ日、の話。

夫に「死ね」と叫んだ日、の話。

私の普段の思考の中で、他人に対する罵倒として「死ね」という単語は出てこない。
だが人生で一度だけ他人に、それも夫に向かって「死ね」と叫んだ日があった。
時期は多分息子が年中の頃、つまり今から5年ほど前だ。

直接のきっかけは大したことではない。その頃は毎日夫が職場や自分の体調についての愚痴を言っていて、私はその日突然、キレた。
今思い返しても「何故その日だったのか」は分からない。チリツモで溜め込ん

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他人を大事にする才能と、自分を大事にする才能の話。

他人を大事にする才能と、自分を大事にする才能の話。

土曜の朝。
悪化した風邪でフラフラしながら起床し、39.1℃を叩き出した体温計を片手に座り込んでいると、TVを見ていたはずの息子が登場して「何℃だったぽよ?」と体温計を覗き込んできた。(※息子は「星のカービィ」が大好きで、最近家では常に、語尾に「ぽよ」を付けて喋っている)

「39℃超えてるぽよ!?大変ぽよ病院ぽよ病院ぽよ大変ぽよ!!」と騒ぎ始めた息子についつい笑ってしまいつつ、「そうだね、病院行

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「父の日」に釈然としない思いを抱きつつ、夫の座椅子を買い換えた話。

「父の日」に釈然としない思いを抱きつつ、夫の座椅子を買い換えた話。

夫の使っている座椅子がヘタった。
結婚前の同棲開始のタイミングで買った、軽く10年は経過している物体である。クッション部分がぺしゃんこになり、上に座ると中の金属の感触が当たって痛い、というコメントを聞いたのが1年ほど前。その後、座面に座布団を敷くという運用回避を試みていたが、夫の座椅子使用率は下がり、ほとんど猫の寝床と化していた。

まぁ、しゃーない。買い替え時だろう。

そう考えて、夫の誕生日や

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自宅のTVが壊れた話①オペレーション・上司A

自宅のTVが壊れた話①オペレーション・上司A

日曜の朝。
いつも通り寝ぼけながら夫の朝食とお弁当を用意し(夫は接客業のため土日は出勤するのだ)、自分の朝食代わりのカフェオレを入れて、やれやれ一服するか……と私が座るのを見計らったようなタイミングで、眉間に皺を寄せた夫が、不機嫌そうに口を開いた。

「TVがつかないんだけど」

この夫の発言タイミング、内容、表情、そして声の調子。
数年前の私なら、うっかりこれらを総合して、
「お前把握してないの

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夫がTVを設置してくれた、という話。

夫がTVを設置してくれた、という話。

amazonで購入したTVが届いた。豪雨と言ってもいい雨の中、自宅まで運んでくれる運送業者さんには本当に頭が上がらない。いつもありがとう、お疲れさまです。皆様がいなければ生きていけません。

さて、設置しないといけないな、面倒だ。いや、それより先にお昼ご飯にしないとか。と、休日の夫のために昼食を用意しながら、ふと気づく。

TVの設置、夫に頼めばいいんじゃね?

一人だったら卵かけご飯でいいし、何

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