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2021年11月の記事一覧
今は それでいいんだ
雨降るまえに 散歩に出かけた。
いつもと変わらぬ川沿いを
テクテク 筋肉フェチのトレーナーと歩く
娘ぐらいの年齢。
色んな話をしている。
スタッフや 看護師さん ドクターと
色々な話を する。
回復期リハビリテーション病棟って
不思議な空気感の所である。
“皆さん 良くしよう”って 気持ちでいる。
気の合う 自転車仲間の口癖は
“一ミリでも前に“
まさに そのまま ここの空気感である。
普段
薔薇🌹物語 徒然なるままに
部屋にやって来た 庭の薔薇🌹
暖かな部屋に馴染んだのか
薫りを放ちながら
一枚 一枚 花びらを
地につけて行った
これ何?
セラピスト声優が呟く
庭の薔薇🌹
新芽が出だした🌱でしょ
そっと覗き込み 呟く
これは これで また 良いね声優の呟きは 次の章の始まりに聞こえる
ギランバレー
回復期リハビリテーション病棟にて 記す
インプット アウトプット 徒然なるままに
真夜中にnote描くのはやめよう
頭は冴えるから
あさぼらけの時を待つ
十万分の一のチケットを 手にした急性期
日に日に 体力気力は 無くなっていく
俗世間から隔離され外部からの情報をめにすると凹む日が増えていく
テレビは一切見ない。
気丈に振る舞うも 身体と心の乖離を
感じていた。
どうする⁉️
昨年 日本中の縄文遺跡を観て歩いた。
沖縄で観た縄文人 小さい身体。
“人の身体なんて
十万分の一確率のスペシャルなチケットを手にしたら⁉️
アルバムの写真に魅せられて
一年前は こんな空気感に包まれてたんだと
(それにしても 美味そうだなって)
この夏にいただいた スペシャルチケットは これ
誰もが手にするわけでは無いけど
誰かが手にするから 十万分の一
大当たり🎯とは 誰も言わないけど...
カルテを観てる人には 気の毒に💉って
呟かれる。(打たなきゃ良かったねって)
noteに 記録として 残しておこう。
“十万分の
天空の森で茶話会を 魯山人と
山は雪 空は青空
茶話会やろ 作業療法の一環として
森のテラスで 美味しいお菓子もあるし
湯を沸かし 森のテラスへ
お菓子をどうぞ
“どうやって飲めば良いんですか?”
“茶の湯の お師匠は 鼻から飲まないか
ぎり どうぞ”って
“あははは”
話に 花が咲く
北大路魯山人
まさか
天空のテラスで 野点に
愛でられるとは
夢にも 思うまい
いや
魯山人なら 想定内 だな
ギランバレー
視点 ほんの少し
日常の景色
ほんの少し視点を変えてみる
毎日毎日
この階段を上り下り
“監獄みたい”って
“ここから 観てごらん”
ほんの肩幅 ズレて観る
今までの景色が 一枚の絵画のように
雪
積もってますね
季節を感じで
ほんの少し
“いー” の口って⁉️ 知ってる
って すっと答えれるのは
言語聴覚療法士さんだと思う。
ギランバレーになって 閉じない口に
閉じない瞼を 毎日毎日 氷攻めで
ゴリゴリと。
その間 鏡の前に 座り ずっと
いう事を聞かなくなった 顔を
眺めている。
“いー うー いー うー”って
繰り返す。
緊急入院前は 人前でずっと 話していた。
一日中 八時間 五日続く講義
マイクを使わず 大部屋で 60人に伝える。
喉が 爛れて 時
トンネルを抜けたら あさぼらけの徒然
あさぼらけの頃
アルバムを眺めながら 豆を挽く
いつしか そんな事が当たり前になっている
曜日さえもわからない リハビリには
休みが無いから
一枚の写真に目が止まる
二年前に 初めて比叡山を訪れた時の景色
何故?この一枚に 惹かれた?
まるで 今の心境と共鳴しているからなんだと
入院も長くなり気心が知れて来る
皆さんが 話される。
“何故 いつも 明るく いれるの?“
重篤絶望感しか見
踊るように舞うように ここに来る運命だった 徒然なるままに
部屋に入るなり 彼女は言った
目の前には いつもの庭の薔薇
彼女は 空気感を言葉にする能力に
長けているのだと
初めてこの薔薇🌹を観たときに感じた
天空から 踊り舞うかのように
この部屋に来たのが 視えたのだろう
貴賓の高い薔薇には
“青磁が 逢うかなって”
ふと 気がついた
そっと 座らせてみた
“ようこそ 我が部屋へ”
この部屋に不釣り合いな椅子は
この為だったのか
無機質な病室
珈琲を飲みながら 徒然を
初めての看護師さんが 部屋に入って来る
“酸っぱく無い珈琲って⁉️”何?
いつしか そんな問いに答えている。
こんな 珈琲 炒り方は これぐらいで
どうやって淹れてるの?
豆挽いて ハンドドリップで
豆 何処で買ってるの?
そこまでやってるのだったら
ここの焙煎所のテイスティングセット
お勧めだよ って
“帰りに寄って 買って来ます”と
ふと 幼少期の景色が出てくる
“ペーパー? ネル?