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脳に障害があるわたし

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わたしは脳が疲弊して、元の状態に戻らない障害を抱えながら生きている。 そんな自分でも考えられること。感じること。など
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#日記

統合失調症とスピリチュアル

統合失調症とスピリチュアル

最近「HSP」と性質の言葉がメジャーになっている。
わたしにもHSPの自己診断に当てはまるが、病院の診断書にはHSPではなく「感覚過敏性」と書いてあった。

※これから書く文章は、わたし個人の体験記であり
わたしは、スピリチュアルカウンセラーでもなく、精神科医でもないので、浅はかな視点となってます。

たまたま、この動画をシェアしている方がいて、わたしはなんとなく観ました。(40分程の長い動画です

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さけれども、さけれども。

さけれども、さけれども。

午前4時、目が覚める。
みんなより少し早い今日に不時着。

浄水をマグカップに注ぎ、夏場はレンジで500w40秒でチンする。
レンジ調理は発がんなんちゃら言うけども
簡易的な白湯をつくり、処方された漢方薬2包を朝一番の胃袋へ浸透させる。

窓が明るい。始まったかな。

静かに窓を開けると、太陽が昇り、水面が光りを弾いている。
その光景をわたしは太陽の記者会見と名付けている。
「本日もピーカンさせて

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普通と、働く、

誰かの「重度障害者にも働ける制度をつくるのは素晴らしい!」
という文字を見た気がする。(山本太郎さんではなかった)

日常を送るのにも支障があるから、障害者なんじゃないのかな
その上、働くなんて、もう障害がないようなものじゃん。
きっと、発信した人は身体障害者のことを言っているのかもしれないけど、
精神障害は、わたしのケースだけど、どんなに手厚いサポートがあっても
企業で一人前に安定して働くのは難

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統合失調症と太陽

統合失調症と太陽

わたしは統合失調症14年目にして、急激に回復傾向にある。

それは太陽が見えない一軒家から太陽が照らされるマンションへ引越した。

統合失調症患者には
太陽が沈む絵を描くとき、病状の悪化を示し。
太陽が昇る絵を描くとき、回復の傾向が見られる記事を読んだ。

クリニック関係者も統合失調症の病状に転機が訪れる時、太陽を描くことがあるらしいと、

その代表がエドワルド・ムンク

「叫び」の絵はまさに太陽

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統合失調症がもたらす生活

統合失調症がもたらす生活

統合失調症ってさ
自然と一緒で、予測がつかない

急性期に脳にバーっと刺激を受け続けたから、後遺症として
何事も「刺激」として脳に伝わっちゃうのが私の体験
わたしにとって「刺激」の反対は「習慣」で
病状での習慣というものはない。(刺激が多いと崩すけど)

でもね、その「あたりまえがない」を身をもって知ってるから、毎日に感謝してるし、お母さんに「ありがとう」が言える。
(病気には感謝してないけどねっ

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余計な気遣い

私は大学病院の精神神経科(つまり精神科)に通院している。

診察室は地下の精密検査をするエリアであまり人通りは少ない。ひっそりと目立たないような隅っこにある。
そのことを差別のように悲観的に言う他者がいる。
でも当事者である私個人はありがたいのだ。
だって、私たち感覚過敏の人が多い精神科は、もし大学病院のど真ん中にあると、「〇〇の番号の方、診察室どうぞ」に限らず人の足音、受付ナンバーが変わる音と光

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みえるもの。

みえるもの。



朝起きると天井の角が真っ青になっていた。
昨日の夜までは黒色だった。
部屋の壁と床がうにうに動いている、

今日も既に始まっているようだ。

街を歩くと顔が緑色の人が私の横を通り過ぎた。
まだらに緑色の人、骨格にそって頬や額が緑に塗りつぶされてる人。

空気までもが太陽のいたずらなのか緑や橙色、黄色、紫のベールが浮いて見える

私は目を瞑った。花火のような映像が流れ色んな色が散りばめられる。

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繭で包む。

繭で包む。

うちの父はすごく短気で、
オラはすぐ落ち込む癖があって、

いつもなにかしら父がキレると小さく縮こまってたんだけど、

この落ち込む感情は、色んな感情の中から選ばれて出てきたわけで

父のキレる行為も父が、ふと選んだ感情なわけで

感情も行為も色んな種類の中から出てきてて…

私と父は正反対だけど、中にはどっちの感情も出てくる人がいて、そうじゃない人もいて、思いがけない人もい

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