余計な気遣い

私は大学病院の精神神経科(つまり精神科)に通院している。

診察室は地下の精密検査をするエリアであまり人通りは少ない。ひっそりと目立たないような隅っこにある。
そのことを差別のように悲観的に言う他者がいる。
でも当事者である私個人はありがたいのだ。
だって、私たち感覚過敏の人が多い精神科は、もし大学病院のど真ん中にあると、「〇〇の番号の方、診察室どうぞ」に限らず人の足音、受付ナンバーが変わる音と光、ざわざわした声など、あらゆる情報が行き来して、疲れや、パニックを招く。
むしろ、静かで何も連想させない質素ほうが私は安心できるのだ。

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