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セントビンセント日記

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カリブ海はセントビンセントでの日々のブログ。青年海外協力隊(JICA海外協力隊)2019‐2021 として駆け抜けた2年間で見聞きして考えたことをつらつらと。南国の風を添えて。 … もっと読む
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2019年5月の記事一覧

へぇ、こっちの人も濡れるの嫌いなんだ

隣国セントルシアに研修でいたときに気づいたことなんだけれど、こっちも折りたたみ傘が普及してる。

これは正直びっくりした。

ぼくはてっきり折りたたみ傘なんて使ってるのは日本と台湾くらいだろうと思っていたから。(他の国に雨季に旅行したことないから知らないけど)

以前、アフリカ人にけっこうな雨が降っていたけど海行こうと言われて驚いたことがあったから。彼は豪雨で一瞬でびちょちょになるのは嫌だけれど、

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小さな成功体験をどれだけ積み重ねさせてあげることができるかがポイントっぽい

小さな成功体験をどれだけ積み重ねさせてあげることができるかがポイントっぽい

今週の金曜日に他の障害者団体とBBQを企画しているようだけれど、ほんとにやるかどうかはまだわからない。調整中のまま前日を迎えている。

先月、いろいろはりきって5月の視覚障害認知キャンペーンは何をするのか、〇〇はどうか、こういうことやりたいんだけど…と、いくらか提案してみたものの「おぅ、ええんちゃうか」と言いつつ巧妙にかわされ、ぼくが企画することは諦めた。とりあえず彼らは例年どんなことをキャンペー

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お嬢さん、おたくは利益を上げちまってるからBSは必要だよ

お嬢さん、おたくは利益を上げちまってるからBSは必要だよ

デスクトップ直ったー!そしてまさかのOS最新!いぇーい!

先月、うちのPCをチェックしたときなぜだかスクリーンがうんともすんともいわなかったんだけど、直った、というか直してもらった。

先月は気づかなかったのだけれど、このデスクトップ、ずっとホコリをかぶってたわけじゃなくて、ぼくの派遣前はNOC(National Olympic Committee ぼくのボス<視覚障害者協会副会長>の本職)のオ

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ペーパーバスケットは予想通りPRに効きそうだけれどその先はどうする?

ペーパーバスケットは予想通りPRに効きそうだけれどその先はどうする?

数字は散々…先月、理想として100個、目標50個ペーパーバスケット売りたいと思っていたけれど、そもそも5つくらいしか作れてないし、1つも売れていない。路上に出てないし、なにも販促の動きをしていないからそりゃそうだろって思うんだけれど悲しい。

理想の100という数字がどこからでてきたかと言うと、ひとつ15ECドルで売るとして100個売れれば月の売上は1,500ECドル。雑誌が無料手に入れば材料費は

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あれ、誕生日ってそんなにビッグイベントだっけ?

あれ、誕生日ってそんなにビッグイベントだっけ?

LINEやFacebook、WhatsApp、Messengerでいろんな人からお祝いのメッセージをもらった。ありがたい。うれしい。だってこういうことしてくれるのって外国の女の子なんだもの。男友達からももちろんうれしいけれど。

最近やりとりしてたバンコクのお嬢さんはぼくの誕生日を入念に確認した上で何もなかったからやきもきしたりもしたけれど、それすらも楽しかった。

東京にいたときはお祝いのメッセ

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29歳になりました。

29歳になりました。

人生で初めて海外の、それもリゾートで誕生日を迎えた。

ほんとはこの週末、モスティーク島というセントビンセントの正真正銘のリゾートアイランドで気の良い友人たちと優雅に過ごす予定だった(俺もついにそんなことをするようになったかーと感慨深かった)のだけど、フライト3日前にモスティークのホテルから「ごめん、この土曜日フライトないわ。ボートもないから、自分ら来れれへんわ」と連絡を受けた。

なんじゃそりゃ

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違う違う、俺の狙いはそうじゃないんだ…

違う違う、俺の狙いはそうじゃないんだ…

相変わらず、コツコツとペーパーバスケットを作ってる。

まだ全然売れてはいないけれど、協会を訪ねてくる人を中心に認知度も上がってきて少しずつではあるけれど、「これが、〇〇が言ってたアレか!」「写真撮っていい?」「麦わら帽子も作れる?」みたいな感想もすごいねと褒めてくれたあとに言ってくれるようになってきた。

褒められるのは悪くはないけれど、これに関してはぼくびっくりするくらいうれしくない。

だっ

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海外に持ってきて良かったなぁと思うものリスト

海外に持ってきて良かったなぁと思うものリスト

以前のSIMカードのnoteの評判が思いのほかよかったので第2弾!

これ持ってきて良かったーリストを公開。

途上国といっても今の時代たいがいのものは手に入るよー、品質は良くないかもだけど、安いし、何より赴任時の荷物は少ない方がいいでしょ

っという言葉を信じていた時期がぼくにもありました。

間違いではないけれど、なんだろう、そう言う人は品質に対する評価が低いんじゃないかと思うんですよね。

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くず餅を売りたいんだけど…

くず餅を売りたいんだけど…

セントビンセントに来る前にウィキペディアを眺めていたとき、「セントビンセントはクズ粉の世界最大の生産国」ですよという1文を目にした。

スーパーではたしかにくず粉(vine)はよく売ってる。こっちの人がどんな料理に使っているのかわからないけれど、くず餅など菓子にはしていないようだ。クズ粉にも種類があるようで、ここのクズ粉は菓子には向いていないのかもしない。詳しくは知らない。

この国のローカルおや

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デカいイベントがやりたい!

デカいイベントがやりたい!

結局、視覚障害認知月間なのに何もやらなさそうだ。

毎年小学校を訪問してる風だったけれど、「かつては」という話なのかもしれない。ちょっと話盛った感がある。

たぶんソーシャルファンドの支援を受けてるときのことなんだろうと思う。ファンドの支援がなくなって、ぼくが来た「今」同じような役割が求められているということだろう。

いや、ぼく1人しかいないし、コネも金もないんだから、いきなりは無理だぜ。準備で

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ネガティブが多いけれど決して悲観的なわけじゃない

ネガティブが多いけれど決して悲観的なわけじゃない

最近ネガティブな発言が多いからか、心配した人が大丈夫?とメッセージをくれるようになった。

全然精神的には問題ないと思う。まったくないというわけではないけれど、東京とか神戸で生活してたときの方がストレス高かったと思う。

とはいえ、活動が上手くいっているとは言い難いのは事実なわけだけど、これもぼくはまだそこまで悲観してなかったりする。

たしかに課題は山のようにあって、その課題の多くはぼくが経験が

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鳴り響いた鈍い銃声!嫌な予感が胸をよぎる!冷静になれよ、ミ・アミーゴ

鳴り響いた鈍い銃声!嫌な予感が胸をよぎる!冷静になれよ、ミ・アミーゴ

朝7時過ぎくらいだったかな、そろそろ朝ごはん食べようかもう少しベッドに吸い込まれたままでいようかうだうだやってる時間だった。

バーンッッ!!デカい音がした。なにかが爆発したみたいな。

そして、堰を切ったように閑静な住宅街にガヤガヤと人の声が溢れた。

銃声にしてはかなり大きかった。近いところならありえるけれど、この国での発砲ってギャング同士の抗争だし特定地区に限るはずだから、このあたりでするわ

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バスケ隊員になりたい人生だった

バスケ隊員になりたい人生だった

ぼくが来て間もないころに立ち上がって4月中旬頃から本格的にフィールドに出始めたバスケのプロジェクトが順調に進んでる。(関連noteは最下部に)

正直ぼくの想像以上。プロジェクトが成長してるというのを毎回実感できる。

ぼくが行き始めた最初の頃なんて雨降ったら子どもゼロで全然集まらなくて絶望しかなかったけれど、あれから1カ月イースター休みを挟んで4回の活動を行ってる。

その間、当初多く子どもが集

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この国の広告にやたらパフォーマンスイベントが多い理由がわかった気がした

この国の広告にやたらパフォーマンスイベントが多い理由がわかった気がした

少し長い前置きこの国にはケータイ会社というかドコモやau的なのが2社ある。

青のFlowと赤のDigicel。

どっちの方がシェアが大きいのかは知らない。そこまでは興味はない。

JICAから支給されているSIMはFlow。家のWi-FiもFlow。

それで、先日Flowからメールで、「君んとこのWi-Fiの速度10倍にしたったで!やったな!もちろんタダやで!いぇーい!」みたいなのが届いた。

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