yuki oka

淡路島出身/incubation& innovation manager スタ…

yuki oka

淡路島出身/incubation& innovation manager スタートアップ支援@KiP in 神戸|| 経歴:営業/知財@日系メーカー→JOCV→UK留学→無職||旅行と読書が趣味。個人的関心はDX、省人化していく社会でぼくたちはどんな仕事して生きてくのか。

マガジン

  • 海外協力隊note

    • 2,056本

    JICA海外協力隊が執筆した記事を綴るマガジンです。

  • My Weekly Review Odyssey

    毎週日曜日(目標)にその前の週の振り返りを書きます。守秘義務に抵触するものは書きません。たぶんエッセイみたいなのと、行動記録。

  • 働きながら2年以内にUSCPA全科目合格するまでの記録

    働きながら2年以内にUSCPA全科目合格するまで。 現在進行形なので予定通りいくかはわからないドキュメンタリー。 19. Jan. 2023~

  • 神戸でスタートアップ支援してる人の日記

    神戸で働く一般人の日記です。それ以上でもそれ以下でもない。

  • 頼りない便り

    その時々で思ったこと、考えたこと、見たこと。特にまとまりはない

最近の記事

結局のところ温暖化で亡くなる人は増えるのかVol.42

climateな話結局のところ、気温が暑い方が多くの人が亡くなるのか、寒い方が亡くなるのか、どうなんだという議論はちょくちょくされていて、ぼくが昔読んだマットリドレーの繁栄という本には、寒い方が人は死ぬのだから温暖化は怖くないというようなポジティブな話だったと記憶している。当時はなるほど!思ったのだけれど、昨年出版された未来省という小説では(小説だが…)、冒頭、温暖化で暑すぎて人がどんどん亡くなっていく描写から始まる。実際どうなのかというのは結構センシティブなトピックらしい。

    • Next Big ThingはBiodiversity?Vol.41

      ハイライトBiodiversity、つまりは生物多様性についての国際会議COP16 コロンビアで10/21から開かれるからか、日本語でもbiodiversityについてのニュースが増えてきたように感じる。 どんな背景があるのか正確には掴んでいるわけではないけれど、EUではbiodiversityについての何らかの法制化が議論されてきたし、クリーンなエネルギーについては一定の目処が立ったところで、緑溢れるクリーンな世界でも住んでるものがいなかったら意味ないよね的なこともあるし

      • イギリス最後の石炭火力発電を運転停止Vol.40

        ハイライト最近のインパクト強い気候変動系のニュースで言うと、タイトルの通り、イギリスが石炭火力発電を完全にやめたことだろうと思う。 もっとも、これは石炭による火力発電を停止したというだけで、火力発電自体から卒業したというわけではないことを添えておく。それでも、これは先進国初めてのことであるから”偉業”だ。 2012年の時点で、イギリスで石炭火力の発電量は全体の40%を占めていたというのだからすごい。 グラフで見ると、本当にすごい。2012年からの3年で30%以上も割合を

        • 各地にできるインキュベーション施設、京都には脱炭素拠点Vol.39

          ハイライト先日、名古屋にstation AIが正式にオープンした。何百社が入居する巨大なコワーキングスペース。フランスのstation Fオマージュ。ものすごい予算をかけていろんな施策を今年うっていた。 仙台ではソーシャルインパクト特化のインキュベーションをやろうとしている(気がするの)。 で、京都にも特化型のインキュベーション施設が建設される。来年4月1日オープン予定で。 何でもJR京都から2つほどのところの向日町駅が最寄りで、京都銀行が新しく建てるビルの3階部分、4

        結局のところ温暖化で亡くなる人は増えるのかVol.42

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        記事

          これから減る仕事、増える仕事Vol.38

          ハイライトアメリカの労働統計局からこれから10年で減る仕事、増える仕事という予測がでていておもしろいなと思ったので共有する。 まずは減る仕事から。 特徴としては、レジ打ちに始まり、経理含む事務、データ入力、銀行窓口など、いわゆる単純労働にあたるような職種が減る予測となっている。そして、それに伴い、それらの労働者を管理するマネージャーも管理する対象がいなくなるのでお役御免で減るとなっている。 上記の仕事は、要するに自動化できる分野、人である必要がない分野ということになると

          これから減る仕事、増える仕事Vol.38

          ESGには大きな変革が必要だ!Vol.37

          ハイライトフィナンシャルタイムズ(FT)のESGは死んだ、ESGバンザイ!という記事を読んだ。端的にいうと、ESGが実際に環境に与えるインパクトを重視した人からの意見で、日本でもよくあるSDGs=貧乏節約レシピ的な、ただやってる感を出したポーズだけじゃなくてもっとちゃんと環境にポジティブなインパクトを与えるものであれよ!という主張。意訳すると。 少し前は、投資側からみたESGって全然儲からないから投資にならんじゃんダメじゃん的な意見が出ていたけれど、リターンが欲しい側と環境

          ESGには大きな変革が必要だ!Vol.37

          シンガポール出張してきたVol.36

          ハイライト1週間ほどシンガポールに出張してきた。 目的はいくつかあるのだけれど、メインはぼくたちが昨年度から設置しているシンガポール拠点をどう発展・展開させるか。 端的に言って、行って良かった。シンガポールの政府機関や現地スタートアップJETROなどいろんな人から多角的な意見を聞けた。渡航前と良くも悪くもシンガポールの印象が変わった。解像度が上がった。 まず、スタートアップへの投資環境という点でいうと、かなり厳しい。コロナバブル(2021-2022)でじゃぶじゃぶ投資され

          シンガポール出張してきたVol.36

          水素界隈に立ち込める暗雲?Vol.35

          ハイライト欧米で大きな水素プロジェクトが相次いで頓挫したというニュースがでている。アメリカとスウェーデンのプロジェクト。 アメリカのPrairie Horizon Hydrogen projectはブルー水素とアンモニアの主要施設となることを目的に推進されていたプロジェクトで、総事業費20億ドル(約3,000億円)。半分の10億ドルの国家予算が投入されていたのに、推進していたMarathon PetroleumとTC Energyは合弁を解消すると発表した。 北欧の再生エ

          水素界隈に立ち込める暗雲?Vol.35

          欧州でインパクトスタートアップへの資金流入が増えているVol.34

          ハイライトscience | businessの記事によると、欧州でサステナブル系のインパクトスタートアップへVCからの投資が増えているらしい。2019年は全体の18%だったのが、4年後の2023年は530億ユーロの内の37%がインパクトスタートアップへ出資されている。約196億ユーロ。日本円で約3兆円。 これを牽引しているのは北欧(バルト三国含む)スタートアップ。たしかに、去年スウェーデンのH2グリーンスティールが15億ユーロ調達していて、さらに今年に入ってからも47.5

          欧州でインパクトスタートアップへの資金流入が増えているVol.34

          カーボンクレジットもなかなかチャレンジングで海千山千臭がするね Vol.33

          告知本業のイベントの宣伝です。 ジェトロ及び経済産業省では、世界を舞台に活躍する起業家の輩出に向け、海外派遣プログラム「J-StarX」を運営しています。 今年度は『地域』に焦点をあてたLocal to Global Successコースを設けており、地域から世界展開を目指す起業家を強力にサポートします。 分野不問で、派遣先も北米・欧州・アジアと幅広く、起業を志す人から起業直後、またDeep tech領域のシーズを有している人などを対象としたBasicな内容となっており

          カーボンクレジットもなかなかチャレンジングで海千山千臭がするね Vol.33

          ベーシックインカムの実験いまいちだったっぽいねVol.32

          ハイライトOpenAIのリサーチ部門がアメリカの低所得層1000人の個人に3年間、毎月1,000ドルのユニバーサルベーシックインカム(UBI)を配って、どういう結果になるか実験してたやつ、3年の実証実験が終わってレポートが上がってきているけれど、少なくとも日本では全然話題になっていない。 それもそのはず、どうやらあんまり意味ないっぽいぞというのがでてしまったから。しっかりと全部を見たわけではないので、細かく見ていくと何か兆しがあるのかもしれないけれど。 そもそもこのプロジ

          ベーシックインカムの実験いまいちだったっぽいねVol.32

          生成AIは環境負荷がデカいのかVol.31

          ハイライトGoogleの直近の環境報告書によると、彼らの温室効果ガスの排出が2019年比で50%、昨年比で13%増になっているらしい。要因はデータセンター部門の成長とサプライチェーンが長くなってるからだとか。 そして象徴的なのが、AI部門の強化によるエネルギー需要の増大で、排出を削減するのがchallenging、つまりは難しいかもと言ってる。 生成AIが市場として爆発的に伸びてるのは誰しも知ってることだと思う。Googleも自社のAI、Geminiで検索との統合などいろ

          生成AIは環境負荷がデカいのかVol.31

          気候変動で西アフリカから漁業が消える?Vol.30

          ハイライト最近、西アフリカの話を聞いてるのもあって、西アフリカのニュースがちょくちょく目に入るようになっている。 最近でたばかりのペーパーによると、西アフリカ周辺の海域の海洋生態系が気候変動の影響で変わってきてるという。 要するに漁獲量が減ってる。それはつまり、食料安全保障の問題でもあるし、貴重なたんぱく源の仕入れの問題でもあるし、漁業従事者の雇用の問題でもある。 現在、700万人がこの地域で小規模漁業で生計を立てていると言われてて、乱獲と気候変動で漁獲高が減って、この

          気候変動で西アフリカから漁業が消える?Vol.30

          ただのインフレじゃなくて気候変動要因で食品価格は上がってるVol.29

          ハイライト日本でもインフレだ、インフレだと各所で話題になっている。 最近読んだ食品価格に関する記事で、この食品に対するインフレは一時的なものではないんだというのがへぇーと思ったので、概要を説明する。 去年だか、一昨年だかに地中海のオリーブが山火事で焼けた的なニュースをみた。そのおかげで供給が減ってるんでオリーブオイルの価格はめちゃくちゃ上がりますみたいな話だったと思う。しばらくエキストラバージンオリーブオイルは買えないかなと思った記憶がある。 つまりはぼくはそれを、一時的

          ただのインフレじゃなくて気候変動要因で食品価格は上がってるVol.29

          アフリカ経済はAIによって2030年までに2.9兆ドル押し上げられる!Vol.28

          ハイライトアフリカの起業家の話を聞いている。正確にはアフリカ人留学生の起業相談にのっている。最初の頃は、仮定に仮定の話を乗せまくっていてよくわからなくて、技術力もビジネスもいまいちでうーんどこまで本気なのかと思っていたのだけれど、何度となく課題を与えて、セッションを経て、という過程を経て、どうやら本気だとわかってきて、その熱にぼくもやられはじめている。 アフリカに行きたいなと思い始めている。その起業家の卵に誘われ始めてもいる。ちょくちょくリサーチを始めてもいる。 アフリカ

          アフリカ経済はAIによって2030年までに2.9兆ドル押し上げられる!Vol.28

          ボトルネックが技術開発のスピードから人間が受け入れらるかに変わったVol.27

          ハイライトIVSに行ってきた。ほんとは行く予定がなくて、サイドイベントなんて全然調べてなかったから、あとから見て、あぁこれ参加したかったなと思うのが結構あった。 それで、去年は関西ブースにずっといて、ひょうご神戸のスタートアップエコシステムに興味ある人とのネットワーキングにせいをだしていて、セッションがどんなのあったかなんて気にしてなかったからか、今年は外国人というか、海外比率増えたんじゃないかと思った。 参加した人からは気のせいじゃない?去年も多かったよと言われたけれど

          ボトルネックが技術開発のスピードから人間が受け入れらるかに変わったVol.27