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海外協力隊note

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JICA海外協力隊が執筆した記事を綴るマガジンです。
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記事一覧

130.港町ビゼルトとアフリカ最北端を訪ねる旅

休暇第二弾は、港町ビゼルトへ行ってきました。 ビゼルトは首都チュニスの北に約60キロ、バスで1時間ほどの距離にあります。 「静かな港町」という印象で、日帰りできる距離のためか観光客も少ないです。 バスで到着した場合、中心部からは少し離れた場所にあるので、乗合タクシーを使って移動します。 旧市街(メディナ)は、入口が南西の1箇所しかありません。 まさに要塞で、中には青と白の路地が入り組んでいます。実にチュニジアらしい光景です。 アフリカ大陸最北端「アンジェラ岬」 ビ

塩梅良く、腹八分で。

ハイ、ブエナス〜 さて、先月まで柔軟剤だけで洗濯していて黄ばんだシャツやタオルを白くしようとドバドバ漂白剤と重曹をパラパラ入れていたら、色付きのシャツまでマダラになった@31です、、、 ということで、変色しちゃったシャツや穴の空いたパンツを、断捨離はじめました。(冷やし中華はじめました風に) ハイ〜。 ・中間報告会・タジェール(ワークショップ)・配属先の担当クラス・帰国まで3ヶ月 ということで、まずは中間報告会、、、 JICA海外協力隊では、だいたい活動の半期(1

129.夏は結婚の賑わい

(リズムよくクラクションと共に楽器が演奏される) チュニジアでは、普段から驚くほど気軽に車のクラクションが鳴らされるのですが(※注意よりもあいさつの意味が多い)、夏は特によく聞きます。 結婚を告げるクラクションです。 チュニジアでは、夏が結婚式のシーズンです。 6月頃から始まり、7‐8月がピークですが、欧米や日本の「ジューン・ブライド」とは由来が異なります。 結婚式の詳細はこちらに詳しいですが、街中では祝福の音楽と共に新郎新婦家族がパレードをし、車に家具や祝いものを載

去年を・昨日を守って明日何になれる?

Muli bwanji. JICA海外協力隊のしょーたです。 先日のオリンピックバスケ強化試合、アメリカvs南スーダンすごかったですね。 もはや地球代表のアメリカと下馬評最下位の南スーダンの試合、101-100逆転勝利でアメリカが何とか威厳を保ったものの、まじで南スーダンが勝ったと思った試合でした。 本戦が楽しみです。 そういえば、ザンビアに来てから1年が経過してしまったようです。 色々思うことはありますが、まあ、1年が何やねん、昨日のことや。 さて、ブヒブヒ言

【Maisya ya NZIU🇰🇪2nd】no.66

Mkochonjo〜? みなさま、こんにちは! Kyalo(チャロ)です! 今週はイベント尽くしの1週間でした! 早速振り返っていきたいと思います! ☆宿敵、連立方程式!(JUMATATU)☆ 1B⇨連立方程式の演習 1G⇨連立方程式の演習 昨年同様、やはり連立方程式の計算は子どもたちにとって鬼門。 方程式を解くのに、四則演算はもちろん、正負の足し算引き算ができないと正解に辿りつかない。 やり方はわかるのに、、、 という所からの打開策が今年も見つけられなさそう。笑 授業

128.明日は我が身の政情不安。チュニジア大統領選挙の見通し

(ザ・過積載。農村では頻繁に見かけるが、凸凹の道を飛ばすのでいつ横転してもおかしくない) ケニアやバングラデシュなど、海外協力隊の派遣国での暴動や政情不安を見ていると、「途上国で日々穏やかに暮らしていることは奇跡」だと思います。 特に、バングラデシュはテロで協力隊員を含む日本人7名が亡くなるという痛ましい事件が起きた後、ようやく昨年から再開というところでした。 しかし、これらは対岸の火事ではありません。 チュニジアのリスクは、10月に予定されている大統領選挙です。 8

モチベーションの違い👨‍🏫

『士気を下げるような行動をするな〜』 部活をやっていた時に良く顧問の先生が言っていた言葉だ。 今なら、すごい共感する言葉。 部活の時も一人手を抜く人がいると、みんなゆるい方、ゆるい方へと流れていく。 でも一人でも頑張っている姿を見ると、なぜかやらなきゃ!という気持ちになる。 人間は楽な方へ流れやすい。 ただ、厳しい環境だとしても、みんながその環境で頑張っていたりその環境が当たり前になれば辛くない。 つまり環境によってモチベーションが変わるのだ。 今、私は4つの

エルサルバドルに来て一年。もう一年。

1週間後、エルサルバドルに来て1年になる。 先日、ひとつ前の隊次の先輩たちと合同で中間報告会があった。 報告会の形は国それぞれだが、エルサルバドルでは 全JICAボランティア、JICA関係者、大使館関係者、国際協力省、発表者の配属先、さらには発表者のホームステイの家族までもが首都のホテルに集まる。 公務で自分が主として話す一番大きな機会である。 「発表会」という名の付くものが基本的に苦手だったのだが、今回は比較的リラックスして話すことができた。この一年、授業という形で人

海外協力隊活動日誌🇩🇴353日目「サマーキャンプでワークショップが決定」

今日は学生テストの1日らしく、 ちょこちょこしかいませんでした。 朝から実験室を整理しようかと思いきや、 まさかの植物学があるそうなので、 午前中は移動届を書くことに。 カジョアレーナ、サンティアゴ、アスア、27の滝の移動届を書き、1週間前になったら調整員さんに送ります。 任国外まで国内旅行詰め込みすぎて ふふふ❤️ 行きたいところをガンガンせめれていて嬉しい。 ドミニカ共和国にきて、自ら動くがかなり大胆になった。 したいことをする、大事! ということで移動届を書

127.ハマメット(首都から近いビーチリゾート)

スースの次は、同じくビーチリゾートのハマメットにやって来ました。 実は昨年末にも来たことがあるのですが、駆け足の滞在でした。ここで少しゆっくりしてみたいと思ったのが再訪の動機です。 スースからのアクセスはあまり良くないのですが(バスの本数少&電車直通なし)、首都チュニスからは直通のバスで1時間強の好立地にあります。 1920年代から、フランスの植民地政府がリゾート地として開発に乗り出し、現在では近郊のヤスミン・ハマメットが国内有数のビーチリゾートとなっています。 ハマ

【Maisya ya NZIU🇰🇪2nd】no.65

Jambo〜? みなさま、こんにちは! Kyalo(チャロ)です! 今週はWeek9 でした!(Term2 は全部で14 weeks ある、はず) 皆さんは言語力と学力に相関があると思いますか? そんなことを考えた1週間でした、、、 早速振り返っていきましょう! ☆基本的な計算に苦しむ(JUMATATU)☆ 1B:一次方程式〜基本〜 1G:一次方程式〜応用、分数〜 この日はとにかく計算練習! やはり負の数が出てくると、正解に辿り着く人数がグッと減ります、、、 地道にやり

海外協力隊活動日誌🇩🇴349日目「カサデカンポに行ってきた!」

さて、土曜日ですが今日は校外学習のため、 朝から準備。 朝ごはんにavena con lecheを自分で初チャレンジ。 シナモンとバニラの大切さを感じたけれど、まあ、食べれる! 日本だとダイエット食に選ばれるアベーナだけど、 ここでは安さと手に入れられやすさで食べている人多し。 大学方式で、そこにクラッカーを入れて食べました。 8:00出発なので いつもより少し早めにでると、 心のゆとりからか、頭上にアボカドを発見。 こんな自然な感じにアボカドってできるのね😂 今回

126.悩ましい誤解

(スース。旧市街の日陰は猫天国) チュニジアでは、日本はもちろんのこと、アジアがよく知られていません。 ニーハオや中国語の真似事は、アラビア語で対処できる程度には慣れてきたのですが、悩ましいと思うのはこれです。 タイの「ワイ」のように、手を合わせ、軽く礼をしてくる人がたまに居ます。 どこで知ったのかは不明ですが、ニーハオと同じく「アジアだから(あるいは仏教徒だから?)共通だろう」と思われている節があります。 相手からは敬意が感じられるので、嫌に思うことはないのですが

寝てたら寝室が水没した

Muli bwanji. JICA海外協力隊のしょーたです。 3週間の時を経て配属先では学生が見られるようになりました。 とは言っても通常の学生は長期休暇で、この間に来ている学生はオンラインの学生です。実習のために短期間は来ないといけないみたいです。 久々に会う配属先の人たちがたくさん話しかけてくれて、「あ、覚えられてる。」と安堵した今日この頃です。 見ないなと思ってたら離職している人もいて、今週もこれまでお世話になってて協力的だった人が離職したと聞きました。 音