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ボトルネックが技術開発のスピードから人間が受け入れらるかに変わったVol.27

ハイライト


IVSに行ってきた。ほんとは行く予定がなくて、サイドイベントなんて全然調べてなかったから、あとから見て、あぁこれ参加したかったなと思うのが結構あった。

それで、去年は関西ブースにずっといて、ひょうご神戸のスタートアップエコシステムに興味ある人とのネットワーキングにせいをだしていて、セッションがどんなのあったかなんて気にしてなかったからか、今年は外国人というか、海外比率増えたんじゃないかと思った。

参加した人からは気のせいじゃない?去年も多かったよと言われたけれど。

せっかく行くならと、ぼくはアフリカとかグローバルサウス系のセッションにでてた。いまどうなってるのか知りたいと思ったから。

けれど、残念ながらぼくが聞きたかったような、ぼくが知らないグローバルサウスのことっていうのは何ひとつなかった。これは、ぼくがしっかり最新の情報をキャッチアップできている証拠なのか、セッション参加者のマーケット理解がほぼないだろうから、初歩の大前提から話しただけだったのかはわからない。限られた時間というのもあったけれど、もう少し深い話が聞きたかった感がある。ただ、これはnext passで出入りできるレベルで話すものではないのかもしれない。

ひとつ思ったのは、ナイジェリアの人を2人連れてきていて、その2人の英語がナイジェリアらしくないというか、クセのない英語を話す人たちで、ぼくが知ってるナイジェリア人とは違った。

外向けに話ができる人なんだなというのを察した。つまりは、このレベルの人材が現地にいるんだという点で、土壌ができてるなと。おもしろそうだなと。

あと、ぼくはSFと社会実装的なののセッションを聞いたのだけれど、タイトルの通り、社会実装のボトルネックが技術開発のスピードから人間が受け入れられるかに変わった感があると、言っていて、なるほどーと思った。

サイドイベントでグローバルアクセラレーターと話してて、資本主義の世の中で、一番頭いい人が一番お金持ってるわけじゃないじゃないですか。技術も大事なんだけれど、それよりもUI/UXなんです。と言っていて、その話ともリンクする。

その一言を聞くためにわざわざ京都へ行ったのかもしれないと思うほどに。

それ以外は普通。去年同様、各種SNSやメディアでよく見た人たちとすれ違ったりして、へぇーこんな感じの人なんだと思うなどした。


読書記録


2007年の新書だから古い本ではあるけれど、抜群におもしろい。びっくりしている。ぼくのnoteを定期的に読んでるような人は問答無用で買ってほしい。引用したいことがめちゃくちゃある。

以下、敬愛する朝倉さんのアニマルスピリッツのメルマガから転載。

ジョーゼフ・キャンベルの『千の顔をもつ英雄』を基に、リーダーシップの発展段階を旅に例えて説明した一冊。キャンベルの著作は、スティーブン・スピルバーグの「スター・ウォーズ」制作をはじめ、多くのクリエイターに影響を与えました。古今東西の英雄譚に共通する点は、主人公が最初から英雄であるわけではなく、旅に出て何かを成し遂げ、帰還した後に英雄となるという点です。 本書では、このHero's journeyの概念をリーダーシップに当てはめ、リーダーになるとはどういうことなのか、リーダーとマネジャーの違いは何かなどを平易に解説しています。

アニマルスピリッツ 朝倉

まだ2割くらいしか読んでいないのだけれど、どうやったらとかどんな人がリーダーシップを発揮できるかという問いは的を得ておらず、リーダーとは結果としてなるものだ、としている。

それが上記の引用部分にもある通り。たとえば、本書の中でもでてくる、桃太郎の話でも、桃太郎は初めから英雄だったわけではない。鬼という悪い奴がいるらしいから、なんとかしないとと義憤に駆られて旅にでて、その道中で意気投合した犬・猿・キジを従えて、鬼を倒し、帰還して英雄となっている、と。

だから、優れたリーダーはどんな人ですかという質問で、たとえばイーロンマスクだとか、孫正義だとかいろいろでてくるだろうけれど、それは何かしら派手な結果を残した姿を見てからリーダーだと認識しているわけで、その個人に迫ってリーダーの要素を抽出しようとしたところで、後付け要素がどうしてもでてくるから正しい分析ができるかは疑問だと。

いまあるプロジェクトでブランディングをイチからやろうとしてるのもあり、非常におもしろい。

What I did in week27 (6/30-7/6.2024)


  • CPA:今年全科目合格!

    • 1月、2月、3月の目標未達

    • 4-5月全負け。事実上進捗なし。

    • 6月

      • やはり、週末にまとめて勉強的なことになりがち

      • 9月にFAR試験受けたい。受ける。それに向けてがんばる。

  • 読書: 月2冊は読む

    • 今年中にブルーバックスの大学生物学の本を3冊読みたいと思っている。もっというと、ファインマン物理学も今年読みたい。

    • 1月、2月に続き3月も目標達成!

    • 4月、5月それぞれ1冊ずつ読了

    • 6月は読了は結局なかった気がする。読んではいるので、いろんな情報に接していたという点は良しとする。

    • 10冊くらい少しずつ読んでる感じなので、読了数というKPIは正しくないのかもと思いつつ…。

  • 英語

    • Blog: 英文ブログ週1回は更新

      • nope

      • ちょっと仕事が忙しくなると書けてない。意識の外にいく。

      • 一時的が暫時、暫時が日常になってしまっている。変える。

      • わりとしっかりした量を1回1回書くことを意識していたので、少しでもいいから、アップする量を増やす方へ変える。質より量へ。

    • : 月1冊は洋書ないし英論文を読む

今週は取り立てて紹介するようなパートを読むことはできなかったように思う。あんまり印象に残っていないともいう。積読が増えてきたので、もっと読む時間を増やしたいと思う。

  • Workout / diet : 今年中に70kg代へ!

    • 1-6月。92kg→85.2kg

    • 7月85.2kg→84.6kg

      • Sun. 80 squats

      • Mon. 50squats

      • Tue. 100 squats

      • Wed. 50 squats

      • Thu. 40 squats

      • Fri. 50 squats

      • Sat. 50 squats

1週遅れで84kg代に突入。暑いから体重の減りが加速したのかな?
減る分には全然オッケーなのでうれしい。

今月は82kg代まで落としたい。-2kgを達成したい。

余談:グローバルサウスの苦難は続く


カリブの友人から、すっごいハリケーンが来てるんだよねとメッセージがきた。セントビンセントという東カリブの島国の友人から。地域的には、ここより東の海でハリケーンが生まれ、徐々に大きくなって北西へ進み、メキシコ湾やフロリダとかにぶつかる。

だから、セントビンセントにハリケーンがぶつかるなんてことは3年に1回くらいあるかどうかで、カテゴリー的にも弱めのものが多い。

だから、たいして心配もなにもしてなかったのだけれど、たまたまyoutubeでニュースがでててびっくりした。カテゴリー5だという。セントビンセントの南に位置するグレナダは壊滅的なダメージを受けたそうだ。

セントビンセントの映像もでているが、おそらくユニオン島じゃないかと思う。本島ではない感じがする。

これで思い出すのは、ドミニカにハリケーンが直撃した2017年のこと。ニュースでは死者は30人ほどと、災害慣れしているぼくたちからすると、ふーん程度なのだけれど、国民のほぼすべてが被災したということ。

そしてなにより、この時、現地では略奪も起きている。
2年くらい復興の目途が立っておらず、ぼくのようなJICAボランティアが入っていける状態ではなかった。ソフト面よりもまずハード面ということだったんだろうと思う。

それと同じことがグレナダでもこれから起こるんじゃないかと思ってしまった。

なにより、この時期というのはカリブは雨季だけれど、通常ハリケーンが来るような時期ではない。だいたい8月から9月にくるものだ。だから、ぼくのイメージにもなかったし、7月といえば、カーニバル。ぼくのカレンダーが間違っていなければ7/8はカーニバルマンデーといってセントビンセントでは国をあげてのお祭りウィークになる。

一年かけてお金貯めて豪華な衣装をつくって…ってやるカルチャーなのだけれど、できるような状況なのだろうか。

カーボンクレジットって先進国からグローバルサウスにお金が流れる仕組みですよねー的な話は以前からでていて、その通りなんだけれど、気候変動の悪い方の影響としっかりダメージを受けるのもグローバルサウスなわけで、改めて、いろいろ考えてしまった。

昔、マッド・リドレーの繁栄という本を読んだ。人類は着実に昔より発展してるし良くなってるというポジティブな事実を積み上げていく本だったと記憶している。その本の中で、気温が低くて死ぬ人はいるけれど、高くて死ぬ人はほとんどいない。だから温暖化はそんなに怖いものじゃない的なことを書いていた。当時はなるほどーと思ったものだけれど、それから10年以上経って、heat waveなんて言葉がニュースを賑わすようになって、パキスタンやインドでその熱波での死者がばんばんでるようになって、最近だとサウジアラビアでも1000人以上が亡くなるというニュースが駆け回った。

何がいいたいかというと、行き過ぎた温暖化で人は死ぬしその変化は不可逆だと。ぼくのような大海の一滴のような存在に何ができるのかというは考え続けたい。考えることはやめたくはないなと。

貧困を解決したいとか、ぼくはいったいカリブで何を見て、何を思ってわざわざイギリスへ行ったのかとか、いろいろ考えた。

冒険志向というわけではないけれど、安易な安定を求めようとしていたかもなと。

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