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言語化を鍛えたい人注目! 語彙力・イメージ化・伝達能力〈語彙力とイメージ化編〉

ご無沙汰しております。
アドバイザーのこうたです。

ありがたいことに、未だにフォロワー様が増えていることに気づきまして、占い師の記事に書こうと思った内容を投稿することにしました。



1.言語化能力とは

言語化というワードは、あらゆる技術の大枠のジャンル名みたいなもの、とご認識ください。

語彙力語彙力とよく耳にすると思いますが、言語化の中に語彙力というジャなるがある、ということです。

言語化にあたって、重要な要素は無数にあります。

全部挙げたらキリがないので、本題では3つに絞りました。

なので言語化能力を鍛えるということは、この3つを鍛えることで磨かれるとご認識ください。



2.語彙力

語彙力の定義を聞かれた時、皆さんは即答できますか?

語彙力とは、言葉を理解し、適切に使用する能力を指す。これは、単語の意味や用途、文脈に応じた選択など、言語表現の幅と深さを示す指標である。語彙力が高い人は、思考を明確に表現し、他人とのコミュニケーションを円滑に行うことが可能である。 語彙力は、読書や学習、日常の会話などを通じて自然に身につくが、意識的な努力によっても向上させることができる。例えば、新しい単語を学ぶ、シノニムやアントニムを理解する、文章を書くなどの活動は語彙力を鍛えるのに有効である。また、語彙力は年齢や経験とともに増える傾向があるが、一方で、使用しない言葉は忘れてしまうこともあるため、定期的な復習や使用が重要である

https://www.weblio.jp/content/語彙力

ググった結果が↑

うーん、分かりにくい笑

上記の説明で「なるほど!」と思ったのであれば、小学生にも分かる説明に書き換えてみてください。


はい、結論をお伝えすると、『相手の理解度に合わせて調整する、表現の幅』です。

まあ↑の3行半を要約したもんだと認識してもらえれば大丈夫です。


上司、部下、同僚、子どもに対して、等しい表現で説明することは不可能だと思います。

子どもが極端な要素だと思うかもしれませんが、人の知能レベルはピンキリです。

偏差値70の学生と40の学生とでは、理解力が異なるのは分かりますよね?

社会人はこれらが混在しているのですから、極論、子どもにも説明できる解説力がないと、多くの人に伝えることはできないのです。


じゃあこの『表現の幅』がなんなのかですが…………

「分かりました」という単語を例に出してみましょう。


子どもが言ったことに対して、「分かった!」と言えば、自分が子どもの言ったことを理解したと子どもに伝わります。

友人であれば、「了解!」と伝えることが多いですよね?

では上司やクライアントに指示された時、正しい返しはなんでしょうか?

「分かりました」や「了解しました」だと不足しているのはご存知かと思います。

答えは、「承知しました」「かしこまりました」です。


または上司のお子さんに対して、「聡明なお子様ですね」と言うことはあっても、子どもに直接「君は聡明な子だね」とは言いません。

「君は賢い!」と表現を変えるはずです。



相手に合わせて表現の幅を変えていますよね?


単語だけだと敬語の勉強範囲に収まってしまうので、先ほどググった文章を子ども(小学校低学年)に対して説明する内容に書き換えてみましょう。

語彙力とは、言葉を理解し、適切に使用する能力を指す。これは、単語の意味や用途、文脈に応じた選択など、言語表現の幅と深さを示す指標である。語彙力が高い人は、思考を明確に表現し、他人とのコミュニケーションを円滑に行うことが可能である。

語彙力とは、いろんな言葉を知って、※1相手や状況に合わせて使い分ける能力のこと。これは、単語の意味や使い方をちゃんと勉強して、相手に自分の考えや気持ちをきちんと伝えるため。語彙力があると、いろんな人と楽しいおしゃべりができるようになる。

この内容で反論したいことは分かります。

2つの問題がありますね。


一つは、語彙力の意味が変わってない? です。

楽しいお喋りも間違ってはいないけど、メインは円滑なコミュニケーションであり、状況に応じた言葉選びだと今まで説明していたじゃんと。

じゃあ逆に聞きますが、小学校低学年でそのスキルを使わなければならない場面、ありますか?

そもそもその前提が無意味なため、子どもの世界観に合わせて簡略化することに問題はありません。

相手の状況に合わせて変えることも、言語化能力を磨くのに必須の技術です。


2つ目が、それでもこの内容は伝わらなくね? ですね。

大半には伝わらないと思います。

つまり何が言いたいのかと言うと、語彙力だけを極限に磨いたところで、伝えるのには限界があるということです。



3.イメージ化

先ほどの問題を解消するのに役に立つのが、今回のお題。

人は話す時に、頭の中である程度イメージしています。

シチュエーションだったり、記憶の映像だったり。

それを言語化して、相手にも同じイメージをしてもらうことで、より鮮明に内容が伝わるようになるのです。


語彙力とは、いろんな言葉を知って、※1相手や状況に合わせて使い分ける能力のこと。これは、単語の意味や使い方をちゃんと勉強して、相手に自分の考えや気持ちをきちんと伝えるため。語彙力があると、いろんな人と楽しいおしゃべりができるようになる。

※1に注目してください。

「相手や状況に合わせて使い分ける能力」って、つまりどういうこと? と子どもに説明するのであれば、私ならこう伝えます。

私「友だちには『おはよう』って言うよね?」
子「うん」
私「でも先生には、『おはようございます』って言うでしょ? なんでだと思う?」
子「先生だから!」
私「うん。先生は大人だから、丁寧に挨拶しなきゃいけないからね。同じ『おはよう』の挨拶でも、人によって使い分けてるでしょ?」

こんな感じに、例えを出すのがイメージ化です。

まあ上記は別のテクニックも使っているし、これを理解したところで『語彙力』の100%の理解に繋がるわけでもありません。

しかし子どもにはこういう違いがあると分かるだけで、充分な語彙力の説明になります(この前提も大事)

子どもの場合、例えをメインに伝えたほうが分かりやすいですしね。


私の記事ではイメージ化がよく使われています。

だから分かりやすいんです笑


イメージ化とは、相手がイメージできるように具体性を高めること。
そしてそのためには、自身でも映像化できている必要があります


そしてイメージ化にもいくつかコツがあって、一番大事なのが、相手のイメージの範囲を最初から強制的に狭めることです。

先ほどの子どもの例で言うと、「大人には『おはようございます』って言うでしょ?」と伝えていない点です。

あえて「先生」を使ったのは、親や近所のおじさんには気軽に挨拶をしている可能性があるから。

だから最も「おはようございます」を使っているであろう先生に、焦点を絞ったわけです。



これとは別に、私はよく会話で、「うーん、伝えるのが難しいんだけど」と前置きをすることがあります。

これは難しいという前提を先に伝えることで、なんとなく理解できればいいやという、理解のハードルを下げるためです。

100理解しようとすれば躓きますが、50でも分かれば充分だと認識していれば、それなりに理解することができるからです。



4.語彙力を増やすコツ

まずよく耳にする、『読書』はオススメしません。

読書は取っ掛かりとしては悪くないのですが、インプットだけでは人は身につかないからです。

それに本を読むと、どうしても内容の理解に意識が集中してしまい、表現や単語を覚えることは二の次になってしまいます。

それこそ、メモをしながら読むことまでしないとなかなか身につきません。


最も重要なのがアウトプット。

そしてアウトプットに適しているのが、文章を書くことです。

小説でもnoteの記事でも構いません。

そして常に、『類語・対義語』をググることが肝要です。

(ちなみに「肝要」とは、「最も重要」の類義語です。あまり目にしないですよね?)


小説のキャラクターなら、真面目なキャラであれば難しい単語に変換する必要があるし、楽観的なら軽いワードが求められます。

noteでも内容の真面目さやターゲット層によって使い分ける必要が出てくるでしょう。

それに実際に使用すれば、嫌でも記憶されます。

人は連想記憶が最も覚えやすいのです。



そしてこれらができるようになると何が身につくかというと、相手の目線に立って考える(理解する)ことができるようになります

これはコミュニケーションにおいて、言語化においても究極の境地です。



5.終わり

いかがでしたか?

言語化とは、語彙力とは、イメージ化とはと、これらを説明できるようになるのが言語化能力です。

まずは自分の得意分野からでも構いません。

自分の知識を無知な相手に伝える技術を磨いてください。


そしてそのために最も重要なのが、次章で説明する3つ目の要素の『伝達能力』です。

実はこの記事ですでに、伝達能力の技術を披露しています。

お楽しみに〜



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