てでぃ田中

2023年7月から官庁関連組織で働き始めました。ランニング、水泳、ピアノ弾き語り、ウク…

てでぃ田中

2023年7月から官庁関連組織で働き始めました。ランニング、水泳、ピアノ弾き語り、ウクレレ弾き語り。好きなアーティストは、小田和正さん、わかつきめぐみさん。

記事一覧

003「みつるとみちこ」みつる、都会に圧倒される

(なかなか文章を書く時間が作れません。細々と書いていきます。気長にお待ち下さい。あと、上の写真は現代の京都のようです。すみません。) とっても長い時間、列車に乗…

てでぃ田中
3週間前

002「みつるとみちこ」先祖代々の墓

お彼岸の墓参りの帰りに、私は寄り道をして、T市にやってきた。 母からはお寺の名前だけを聞いていた。 電車の駅を降りて、Googleマップを頼りに歩いたら、お寺はすぐ見つ…

てでぃ田中
2か月前
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001「みつるとみちこ」みつる、家を出される

田中みつるは大正10年、田中家の4番目の子として生まれた。生誕の地は、しばらくして愛知県T市になった。 田中家は田舎の農家であった。自然の豊かな土地で、みつるは、幼…

てでぃ田中
2か月前

「みつるとみちこ」プロローグ

2021年6月。当時大学生だった下の子が、大学の課題とのことで、私にインタビューをしてきた。テーマは、私の家族とのつながりについて。 インタビューを受けて、なかなか楽…

てでぃ田中
2か月前

【お知らせ】新連載、始めます。

みなさんこんにちは。「58歳の転職記」を書いていた人です。 日頃より私の記事を購読していただき、ありがとうございます。 さて、私はこれまで、「58歳の転職記」「58歳…

てでぃ田中
2か月前
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(おまけの話)はちみつ、レモン、ゆず、などが入ったホット飲料のペットボトルの飲み比べ

(生存確認代わりの、穴埋め企画。2020年3月15日にココログに載せた記事の再掲です。値段はその当時のもの。) 寒い時はあったかい飲み物が欲しくなります。 私は、体を冷…

てでぃ田中
4か月前

58歳はどう考えて転職したのか

著書を出版したら、インタビューを受けました。 そんな、うまい具合に取材依頼が飛び込んでくる、なんてことはありません。 noteなどで活躍されている「無名人インタビュ…

てでぃ田中
6か月前
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【お知らせ】2冊目の著書を出版しました。

めでたく、2冊目の著書を出版することが出来ました。 noteの連載をまとめたものですが、加筆修正しています。 1冊目はこちら。1冊目から続けて読むと話がつながると思…

てでぃ田中
6か月前
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「58歳の転職記・完結編」についてのお知らせ

いつも購読いただきありがとうございます。 連載「58歳の転職記・完結編」を楽しみにしてくださっている皆さまにお知らせがあります。 「58歳の転職記・完結編」、先…

てでぃ田中
7か月前
4

「58歳の転職記・完結編」エピローグ

新緑の美しい季節。 鉄道会社が主催するウォーキングイベントに参加しました。 と言っても、ガイドさんがいるわけではありません。 駅で地図を配布していて、期間内にその…

てでぃ田中
7か月前
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060「58歳の転職記・完結編」そろそろおしまい

平日は、朝早く家を出て電車に乗って、職場に行って働いて、夕方になったら電車に乗って帰宅して、食事してお風呂入って寝る。 毎日、毎日、繰り返し、繰り返し。 当たり前…

てでぃ田中
7か月前
18

059「58歳の転職記・完結編」答え合わせ

私は、今回の転職活動を通して、私が取った選択、正しかったのか、ずっと気になっていました。 転職の道にガイドがあったわけではありません。転職の解説本とかは読みませ…

てでぃ田中
7か月前
9

058「58歳の転職記・完結編」共済組合の職員

私を雇ってくれた団体は、…とても言えませんが、ある有名な公の組織の共済組合です。 東京のど真ん中にあります。 配属された部署は経理班契約係。 組合の各部署から、こ…

てでぃ田中
7か月前
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057「58歳の転職記・完結編」転職サイトの正しい使い方

転職を決めたことを、転職サービスのNさんに連絡しました。 Nさんはあまり良い顔をしませんでしたが、あなたが納得するのなら、と言ってくれました。 さて、私はこの機…

てでぃ田中
7か月前
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056「58歳の転職記・完結編」勝利

ハローワークの紹介で、ちょっと変わった団体の職員の求人を見つけたので、応募したところ、書類選考をパスして、面接に呼んでいただけることになりました。 事務のお仕事…

てでぃ田中
8か月前
6

055「58歳の転職記・完結編」発病、その後

バセドウ氏病については、その後、投薬治療が功を奏しています。 現在、通院の間隔が、2週間だったのが1ヶ月になり3ヶ月になり、病院で処方され飲んでいた薬の量が少し…

てでぃ田中
8か月前
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003「みつるとみちこ」みつる、都会に圧倒される

003「みつるとみちこ」みつる、都会に圧倒される

(なかなか文章を書く時間が作れません。細々と書いていきます。気長にお待ち下さい。あと、上の写真は現代の京都のようです。すみません。)

とっても長い時間、列車に乗って、ようやく京都に着いた頃には、日が傾いていた。
みつるは町の光景をみて、びっくりした。「これが、都会なの」

自分の生まれ故郷は草木の色と土の色しかなかったが、この街は色彩にあふれていた。車道はたくさんの車が走り、歩道は様々な人々がひ

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002「みつるとみちこ」先祖代々の墓

002「みつるとみちこ」先祖代々の墓

お彼岸の墓参りの帰りに、私は寄り道をして、T市にやってきた。
母からはお寺の名前だけを聞いていた。
電車の駅を降りて、Googleマップを頼りに歩いたら、お寺はすぐ見つかった。

やっと、訪れることが出来た。田中家の先祖代々の墓。
背中に、源二郎の名前があった。私のひいおじいちゃんが作ったのか。
お墓は、あまり掃除が行き届いていなかった。生けてある花はしぼんでいたし、ろうそくやお線香を備えるところ

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001「みつるとみちこ」みつる、家を出される

001「みつるとみちこ」みつる、家を出される

田中みつるは大正10年、田中家の4番目の子として生まれた。生誕の地は、しばらくして愛知県T市になった。

田中家は田舎の農家であった。自然の豊かな土地で、みつるは、幼い頃、近所の友達と、田んぼや畑、川などで遊んでいた。

兄弟仲は良く、特に一番上の姉であるみよは、いつでもみつるをかわいがってくれた。
しかし、みつるが9歳の頃、みよは田中家を出て遠いところへ行ってしまった。別れの日、みつるはただ泣き

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「みつるとみちこ」プロローグ

「みつるとみちこ」プロローグ

2021年6月。当時大学生だった下の子が、大学の課題とのことで、私にインタビューをしてきた。テーマは、私の家族とのつながりについて。
インタビューを受けて、なかなか楽しかった。
そういえば、祖父、祖母、父、母、親せきなどについて、これまで語ったことがなかったなあ。

私は、法事で、戸籍の写しを取り寄せたりして、親や、親の親に対する興味がわいた。ふるさとにあるお墓だけでなく、先祖代々の墓にもお参りし

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【お知らせ】新連載、始めます。

【お知らせ】新連載、始めます。

みなさんこんにちは。「58歳の転職記」を書いていた人です。
日頃より私の記事を購読していただき、ありがとうございます。

さて、私はこれまで、「58歳の転職記」「58歳の転職記・完結編」を書いてきました。いずれも私の実体験に基づくもので、なかなか面白い話が書けたと思います。
ひょっとすると、皆さんからは「60歳の転職記」とか「65歳の転職記」を期待されるのではないでしょうか。
しかしながら、転職な

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(おまけの話)はちみつ、レモン、ゆず、などが入ったホット飲料のペットボトルの飲み比べ

(おまけの話)はちみつ、レモン、ゆず、などが入ったホット飲料のペットボトルの飲み比べ

(生存確認代わりの、穴埋め企画。2020年3月15日にココログに載せた記事の再掲です。値段はその当時のもの。)

寒い時はあったかい飲み物が欲しくなります。
私は、体を冷やさないことは重要だと考え、自動販売機でペットボトルのホット飲料をつとめて飲むように心掛けていました。
そこで疑問に思ったことがあったので、はちみつ、レモン、ゆず、などが入ったホット飲料のペットボトルを買って飲み比べることにしまし

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58歳はどう考えて転職したのか

58歳はどう考えて転職したのか

著書を出版したら、インタビューを受けました。

そんな、うまい具合に取材依頼が飛び込んでくる、なんてことはありません。

noteなどで活躍されている「無名人インタビュー」という皆さまがおられます。希望者に日々インタビューをしておられます。

存在は昔から知っていて、noteの記事をフォローしていただいていましたので、いつか私も、と思っておりました。
著書が出版されたタイミングで、私からインタビュ

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【お知らせ】2冊目の著書を出版しました。

【お知らせ】2冊目の著書を出版しました。

めでたく、2冊目の著書を出版することが出来ました。
noteの連載をまとめたものですが、加筆修正しています。

1冊目はこちら。1冊目から続けて読むと話がつながると思います。

ご感想などお聞かせいただけるとありがたいです。よろしくお願いします。

「58歳の転職記・完結編」についてのお知らせ

「58歳の転職記・完結編」についてのお知らせ

いつも購読いただきありがとうございます。

連載「58歳の転職記・完結編」を楽しみにしてくださっている皆さまにお知らせがあります。

「58歳の転職記・完結編」、先日の「エピローグ」で、無事最終回を迎える事が出来ました。

今回も、多くの方に応援していただいたおかげで、やっとここまでたどり着きました。正直、ほっとしています。ありがとうございます。

また、Noteの連載記事を一つにまとめたものを、

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「58歳の転職記・完結編」エピローグ

「58歳の転職記・完結編」エピローグ

新緑の美しい季節。
鉄道会社が主催するウォーキングイベントに参加しました。
と言っても、ガイドさんがいるわけではありません。
駅で地図を配布していて、期間内にそのルートを進んで、中間地点でスタンプを押して、戻ってきた先のコンビニでそのスタンプを見せて、缶バッジと飲み物を貰う、というイベントです。
昼間なら、何時から始めてもいいし、何時に終わってもいいです。
10kmぐらいなので、以前はランニングで

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060「58歳の転職記・完結編」そろそろおしまい

060「58歳の転職記・完結編」そろそろおしまい

平日は、朝早く家を出て電車に乗って、職場に行って働いて、夕方になったら電車に乗って帰宅して、食事してお風呂入って寝る。
毎日、毎日、繰り返し、繰り返し。
当たり前の日々が、とてもうれしい。
無職の期間は短かったけど、いろいろ大変だった。
働ける場所があるのが、ありがたい。

転職活動は、ひとまずおしまい。
現在の仕事にありつけてまもなく、私は59歳になりました。58歳の転職は、無事着地。

現在の

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059「58歳の転職記・完結編」答え合わせ

059「58歳の転職記・完結編」答え合わせ

私は、今回の転職活動を通して、私が取った選択、正しかったのか、ずっと気になっていました。
転職の道にガイドがあったわけではありません。転職の解説本とかは読みませんでした。
選択肢を間違った可能性があります。
もし別の選択肢を選べば、もっと良いお給料が貰えたかもしれないし、もっとやりがいのある仕事にありつけたかもしれません。

そんなことを考えていたら、Facebookで、ある方が、河合薫さんの

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058「58歳の転職記・完結編」共済組合の職員

058「58歳の転職記・完結編」共済組合の職員

私を雇ってくれた団体は、…とても言えませんが、ある有名な公の組織の共済組合です。
東京のど真ん中にあります。

配属された部署は経理班契約係。
組合の各部署から、これを買ってほしいという要求が来るので、業者さんにメールして、見積もりを出してもらって、一番安い業者を選んで、発注します。
金額が高い場合などでは契約書を取り交わします。

職場環境は超アナログ。
バインダーにはさんだ書類がやってきたら、

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057「58歳の転職記・完結編」転職サイトの正しい使い方

057「58歳の転職記・完結編」転職サイトの正しい使い方

転職を決めたことを、転職サービスのNさんに連絡しました。
Nさんはあまり良い顔をしませんでしたが、あなたが納得するのなら、と言ってくれました。

さて、私はこの機会に、かねてから疑問だったことをNさんに尋ねてみました。

今回、転職サイトをいくつも活用したのですが、それらには履歴書や業務経歴書をアップロードする機能はなくて、Webサイトの所定の記入欄に職務経歴の概要を入力するようになっています。

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056「58歳の転職記・完結編」勝利

056「58歳の転職記・完結編」勝利

ハローワークの紹介で、ちょっと変わった団体の職員の求人を見つけたので、応募したところ、書類選考をパスして、面接に呼んでいただけることになりました。
事務のお仕事で、短期間の契約、継続しても最大三年、ボーナスなし、お給料も安いのですが、都内の便利なところに職場があり、なんかちょっと面白そうでした。

建物の正門、かなりものものしい警備がされています。おっかなびっくりしながら門をくぐりました。
私と同

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055「58歳の転職記・完結編」発病、その後

055「58歳の転職記・完結編」発病、その後

バセドウ氏病については、その後、投薬治療が功を奏しています。
現在、通院の間隔が、2週間だったのが1ヶ月になり3ヶ月になり、病院で処方され飲んでいた薬の量が少しづつ減っています。

現時点で振り返ってみれば、この発病は、私がこれまでやってきたことを、一度お休みして、見直してみる、そういう機会が与えられたような気がします。

精密検査の結果、私が仕事中眠くなるのは、病気のせいではありませんでした。

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